キミが手に入れるべきことは?

現場で仕事をしているとき
何が大事だと思っていただろう?

少なくとも
計算ができるとか
公式や定理を覚えているとか
プレゼン能力とか
そういった何かしらの知識とか
小手先のスキルでは無かったよなぁ
と思うのです。

もちろん、そういったものは
役には立ちますけどね。

もうっとこう、プリミティブというか
根源的なものが役に立っていました。

熱意や勇気や行動力
そういったものは
もちろん大事でした。

知識よりも
むしろそれらが基本です。

そういうのを発動しないとチャレンジできません。

仕事ってチャレンジですから。

動機も大事です。
何によってスイッチが入るか。
というか、入れるか。
何のためにやるのか。

知識とかスキルとかってのは
必要に応じて手に入れるものだ
と思ってましたし
実際そうしていました。

だって、学校で学んだ知識は
そのまま仕事に使えなかったから。

もちろん無意味ではありません。
色々知っていた方が良いのです。

でも、教科書の知識を現実世界の事象に適用するのって
意外と難しいのですよ。

だって、学校で学んでいるとき
その知識が何に使えるか分からないままでしょう。
何となくは理解できていても
具体的に使う経験はしないわけだから。

そういう意味で
学校の知識は役に立たない。

知識は、何かをやるために必要な
道具みたいなものですが

使ったことがない道具なんて
いきなり上手に使うことなんてできませんよ。

なので、まず大事なのは
知識以前に根源的なもの。
心の原動力みたいなものです。

あと、もう一つ大事なこと。

問題に直面して危機感を持ったとき
思考停止に陥るか否か
その程度は?
です。

仕事をしていれば
何かしらトラブルは起きるわけで
必ずピンチがやってきます。

その時にどうするか?
これが大事。

そういうのは経験を積んで
延ばしていくものであって
授業では学べません。

ちょっと乱暴な言い方ですが
学校で得た知識だけで仕事はできないから
早いとこ学校なんて卒業して
現場で学ぶに越したことは無いと思います。

で、学校では
何かにチャレンジしつつ
熱意や勇気や行動力とともに
必要だと思った知識や技術を
手に入れていけば良いでしょう。

それらは社会に出ても
そのまま使えますし
根源的に重要な要素は
若いうちにしか身に付きませんから。

OJTって知ってるかい?

オージェーティ
社会人なら当然のように知っています。
On the Job Training
のことで
仕事しながら学びましょう
ってことです。

会社に入ると、各種研修がありますが
そこで基本的なことをみっちりやって
職場に出たら、すぐに仕事ができるように…

なんてなるわけないのですよ。
残念でした。

特に、技術や技能、専門的な知識は
事前の研修でマスターするなんて無理です。

そもそも、すぐに実践で使わない膨大な知識を
まずは覚えておいて
現場に行ったら即座に使う
なんてできません。

「あー、何かやったきがするなぁ」
となれば良い方で
知識と現実がなかなか結びつきません。

なので、仕事をしながら学ぶのです。

ちなみに業務から離れてやる研修などは
Off the Job Training
頭文字だとOJTと一緒になっちゃうので
Off-JT(オフジェイティ)
と呼びます。

新人研修なんかは、スキルが求められる本来の業務外でやるので
どちらかというとOff JTですね。

仕事をしながら学ぶ場合
必要性を感じながら調べて・知って・やって
ということになるので
凄く身に付きます。

「やる」ところまでやると
体が覚えますしね。

それはもうOff-JTは到底敵わない
というか
使い分けが重要だと思うのです。

OJTで基本を学んで
不足を感じたら事後にOff-JTで補う。

これで良いと思います。

この時、不足を感じているということは
自身が欲しているということなので
知識の入り方が違ってきます。

所詮、欲していない知識なんてのは
大して身に付かないのですよ。

ものづくり教育が盛り上がっていた頃は
大学も、まさにこのやり方だったのですけどね。
まずはやってみる、って。

そうすれば、座学の知識だって
自分にとって必要なものだ
って実感できたのでしょうけど。

まぁ、面倒だったのでしょうね。
学生も先生も。

面倒なことにこそ価値があるのにね。

で、先送りした「面倒」は
誰が解決してくれるのでしょうね。

じゃぁ、学校の学びもOJTにしたら良いんじゃないかって?

その通りなんですよ。

なので夢工房はOJT100%です。
知識も 技も 心も OJT!

早くやったら良いことあるよ

早くやっても良いこと無い?

学校ではそうなりがちじゃないですか?
例えば、宿題を早くやっても
別に良いことが起きるわけではない。
締切に間に合えば良い。

でしょう?

まぁ、かつて自分がそうだったのですけどね。

学校では…
効率よくやること
少ない弾数を撃って
命中率が高ければ良い

ではないと思うのです。

そんなことやっていたら
撃つタイミングも
「労力最小の遅いタイミングが良い」
ってことになっちゃって

「できるだけ余計なことをしないで
要求された最低限のレベルを満たす」
そんなことになっちゃうでしょう。

それ、経験豊富なプロのやり方です。
プロは良いものを早くリリースした方が勝ちですから
そういったやり方をする必要があります。

なぜそういったやり方ができるかというと
豊富な経験を持っているからです。

なので、学生のうちは
いかに多くの経験を積むかが大事。

「知る」(特に文字にできるようなこと)というのは
本来は経験による結果の一部分に過ぎなくて

「知っている」からといって
「できる」わけではありません。
特に、ものづくりは。

さらに言うなら
うまくいくためのこと
うまくいかないであろうこと
それらの両方を知っていると良いと思います。

なので、無駄な失敗というのはありません。

というわけで
成長過程では経験の数が大事なので
効率とか何とか言う前に
いかに多くの弾数を撃てるかが大事になるのです。

とまぁ、これは
エキスパートに囲まれた職場で
経験が無く劣った自分が、いかにまともな成果を出せるか
と考えた末に、やってみたことでもあるのですけどね。

どうせ経験の無い自分が一所懸命考えたって
最初からはうまくいかないのだから
早めにやって、何がダメなのか分かれば
そこから変えていけば良いじゃん!
それなら何とかなりそうじゃん!

という経験に基づいたやり方です。
お陰で面白く仕事できました。

優秀な人は、そうはやらんかもしれないけど。
ダメかもしれない恥ずかしい成果を出す
なんてできないでしょうから。

優秀じゃなくて良かった(笑)