2025種子島遠征 2日目

今日は機体の調整日。
機体自体は形になってきており、制御レベルのテストは進んでいますので、ここで実走行のテストをしたいところ。

ですが、あいにくの雨です。霧まで出てたりして。
日中の気温は17度前後ですが、湿度は80%以上で、かなり暖かく感じます。

確か以前も種子島に入ってから大会直前まで雨で、こんな感じだったような…

というわけで、今日は一日宿にこもりっきり。食事は3食コンビニです。
ちなみに、ここ南種子にはコンビニが1軒しかありませんが、そこは異常に食べ物が充実しています。
とはいえ、最近は宇宙関係の人はもちろん、工事業者が大勢来ているので、早めに行かないと売り切れちゃいそうな感じです。

予報では明日も午後まで雨。夕方ごろに雨は上がるようなので、テスト走行できるかもしれません。

2025種子島遠征 出発

今日はスペースプロジェクトの種子島遠征に出発します。
例年であればクルマで羽田空港まで行くのですが、今回は高速バスで空港まで。
空港の駐車料金は高いので、かなり節約になりますね。

今回の遠征メンバーはお馴染みのコータロー。
この春に卒業する彼にとっては最後の遠征です。

空港に着きました。
結構混んでます。

今日は雨模様。
気温は10度程度で肌寒いです。
去年同様JALの便でまずは鹿児島へ。

雲の上に出ちゃえば曇りも雨も関係ないわけで。
今日は揺れるとのことだったけど、大したことはありませんでした。いたって快適。

2時間程度で鹿児島空港に到着しました。
バイクだと17時間かかるのに飛行機だと一瞬ですね。
気温は21度程度。暖かいのだろうけど、ターミナル内だとよく分かりません。

ここからは小型のターボプロップ機で種子島に渡ります。
JALではなくJACの運行。日本エアコミューターです。
所要時間は40分程度。
悪天候のため種子島からの便が遅れているようで、出発が30分くらい遅れるようです。
なお、遅れて出発する我々が乗る便も、天候が悪ければ着陸できずに引き返す可能性があるとのこと。
盛り上がってきました!

でも無事に到着。
多少は揺れたけど、特に問題なし。

レンタカーを借りたら、空港があるここ、中種子(なかたね)から、宿やイベント会場があるのは南種子(みなみたね)に移動です。20分くらいですね。

途中、桜が咲いてました。
ソメイヨシノではなさそう。
この時期に種子島に来ると、桜のシーズンの終盤です。

宿に着きました。
昭和な感じでしょう?
こういう部屋で、トイレ風呂共同ってのがこの辺は多いです。
ロケット関係者の定宿ですね。

さて、今日から水曜までの3日間は事前準備です。
特に今日と明日は雨なので、コータローは朝から晩まで宿にこもって機体の仕上げにかかりっきりなるでしょう。
その後、水曜あたりからはテスト走行に入るかと思います。。

CanSatを振り返って

模擬惑星探査機CanSat、振り返ってみれば、初めて種子島ロケットコンテストに出場したのは2014年。
それから10年も経つのですね。

アメリカの砂漠で開催されるARLISS(アーリス)が、より厳しい環境なのは言うまでもなくて、こっちは2011年から出場しているので、かれこれ13年。

単に高いところから機体を落として、ゴールまで自律制御で走行させる、とは言っても、やってみなければ分からないことは山ほどありました。

ハードルを越えたら、次のハードルが現れて、越えても越えても納得いくところにはなかなか到達できません。

でも、チャレンジってそういうものでしょう。
それを体験できるということ自体が貴重な経験です。

夢、戦略、技術とその継承、チームワーク、問題解決能力、チャレンジングスピリット
未来を切り開くために必要なことは全てここにありました。
Formula SAEも同様ですけどね。

まだまだ行きますよ!