次はこれについて考えてみましょう。
・幸福な子供とは
学校が好き、親と話が出来る、友人がいるとか
「子供とは」という表現になっているのは
「学生」とか「生徒」とか
学校で学ぶ者ってことでしょうね。
大学生は子供ではありませんが
社会に出て自立しておらず
親に依存しているということでは
「子供」という見方をしても良いのかもしれません。
学校が…親が…友人が…
そう。
結局、楽しさも悩みも
大抵は人間関係が根源にあったりします。
それがうまくいっていれば楽しいでしょう。
特に、自分が相手の役に立っていて
相手が喜んでくれるなら、なおさら。
やりたいことができて嬉しくて
それが相手の役に立って喜んでもらえて
そのリアクションで嬉しくなる
というようなループができると良いのですけどね。
なにもその場で相手が喜ばなくても
明るい未来が感じられれば良いのでしょうけど。
でもやはり、継続のためには
誰かしら相手が必要でしょう。
さらに
チームで力を合わせて何かをやる
ということになれば
表面的な友人関係を超える人間関係の構築に繋がるわけで
将来仕事をしていく上で重要なことでもあります。
そんなわけで
好きなことを一所懸命にやるのは
幸福感の源泉となり得ます。
大学なんてのは
基本的に自ら望んで行くのだから
そこで好きなことを一所懸命やるべきなのです。
が!
そうはなっていませんね。
学校教育は
教員側は、「やらせるものだ」
学生側は、「やらされるものだ」
ということになりがちです。
もちろんいずれも「外的動機によって…」と付きます。
そういう状況で
好きになって一所懸命…
というのは無理そうです。
学校で好きなことができているのか?
学校が好きになれるか?
これは学校側、学生側
双方にとっての課題です。
学生が金払ってるんだから
それは学校側の課題だろうって?
いやいや
学校側が一方的に準備するって時点で
「やらせる」
になっちゃって
楽しくなくなっちゃって
本末転倒、振り出しに戻る
です。
今の授業の形態と評価のシステムでは
どうも無理っぽいですね。当面は。
とはいえ、それらが変わる保証も無いし
それまで何もしないってのもどうかと思うので
当面は有志が自力で何とかしていくしかない
と思っています。