効率の功罪2

効率の向上自体は
悪いことでは無いばかりか
技術の発展とは切り離せず
重要で歓迎すべきことです。

なので学校では
効率良く高効率に欠かせないことを教えます。

が!
教わる方は、その価値は十分理解していないことがほとんど。

当然です。
その手段(知識)だけを教わるからです。
何に対して何が良いのか分かりません。

大工仕事を知らない人に
ノミやカンナを渡しても
どうしたら良いか分からないでしょう。

そんな状態で
何のために理解し
覚える必要があるのかというと
それは
試験に合格するためです。

なので動機としてはちょっと弱い。
試験という一時的なもののためだから。

本当に大事なのは
彼ら自身が効率を向上したいと思うこと。

必要なのは
そう思うための経験でしょう。

そんなことを考えていると
好きな事をとにかくやってみる
という経験が必要なことが理解できます。

もっと効率良くやりたい
もっと良くしたい
と思えるから。

効率良く高効率に欠かせないことを
試験という一時的なことのために習得すると
実用的な知識として残らず

結果として
効率の悪い経験となってしまうのではなかろうか
なんて思うのです。

効率の功罪

効率の良い教育を受けた結果どうなるか

それは
ものを作ったりすると良く分かります。
もちろん、言われたことをやる前提での
ものづくりではありません。
ちょっと思い付く範囲で書いてみましょう。

やったことがないけど
自分がつくりたいものを作る
とか
つくるべきものを考えて作る
とか
想像(創造)力を要するものづくりにおいてという前提です。

効率の良い教育の結果
余計なことをやった経験が少ないので
いわゆる「引き出し」が無い状態になります。

それはまあ仕方ない。
だって経験が無いのだから。

で、そこからどうするか?

色々アイデアを出してみる
とか
色々試してみる…
とはなりません。

なんで?

本人も気付いていないことが多いのですが
恐らく正解じゃないかもしれないからです。

アイデアやトライは
正解である保証はありません。

さらに
多くのアイデアを出すことができません。
発想の初歩段階から視野を狭めて
一つだけ考える
とかになりがち。

発想の初期段階においては
色々と想定して
最初は視野を広げないといけないのだけど

多くの手数を打って
その中から相対的に良いものを選択する
ということにはなりません。

それは効率が悪いからでしょうね。

色々考えて試してみる
つまり
間違えているかもしれないけどやってみるというのは
彼らにはとても難しいこと。

というか
そんな間が方ややり方は
否定されたり禁止されたりするだろうから
思いもよらないことでしょう。

なんか愚痴を言っているようで気持ちよくないですが
問題を解決するために
まずは問題を明確化せねば
というのが今回です。

こりゃまた続いちゃうかも。

主体性の育み方7

今回のお話しのゴールはこれです。

自分でゴールをセットして
チャレンジできるようになるべし

そして、それを妨げているのはこんなこと。

他から与えられた目的や動機に対して
正解とか不正解とかやっていると
不正解とか失敗を避けたくなる。
「正解の外に出る力」は育ちにくい。

そして
本人が考える前に
望む前に
差し出してしまう
レールを牽いてしまう

それは主体性を失うためのトレーニングでもあるし
やればやるほと失敗を恐れて
失敗すらしないようにするために
チャレンジできなくなる。

いわゆる
ノートライ・ノーエラー
が起きがち。

もちろん
目的と手段の入れ替えが起きるとか
ゴールの設定ができなくなるとか
そういうことにもなります。

ではどうしましょう?

主体性を育むためには
こんな循環が必要なのではないかと考えます。

興味・好奇心
面白そう、やってみたい
まずはココから

自分で選ぶ
自分でそれが決める
小さなことでも

分からなくても
失敗しても
暫定で動く

実際にやってみる
成功も失敗も経験する
経験の数を重視する

どんな結果でも
発見があるはずで
自分の行動が
「何かを変えた」
という実感を得る

もっとやってみたい
次の挑戦を自ら考えて
新たな興味と自己決定で循環する

そういうことができる環境が必要でしょう。

今年の2月に行ったニュージーランドの
とある高校の校長先生が言っていた
「大事なのは学びとスリルなのよ」
という言葉が実に的を射ていると思いました。

この場合の「学び」は
Learnであって
Studyではありません。

自ら決めてチャレンジして
経験を身に付けていく
そういうことです。

リスクを自らコントロールして
楽しみながらスリルと上手に付き合っていく
そういうことでしょう。

このネタはこの辺にしておきましょう。
何か思い付いたらまた書きますけどね。