変わりゆく世界秩序 に対して

最近は世界情勢が荒れてきていて、ニュースを見るのが憂鬱です。
なので、あまり見ないことにして、やるべき事に集中することにしましょうかね。

これを言ったのはピーター・ドラッカーだったかな?レイ・ダリオ?
忘れちゃったけど、本を読んでいて「おっ?」と思ったメモ。

  • 次の新しい成長サイクルのためには独創性が必要
  • 成長し切ると生産性の低いものを楽しむようになる そして退廃的になる
  • 継承した者は戦いに慣れておらず、贅沢に浸って楽な暮らしに慣れており、困難に対してさらに脆弱になる
  • 成長を持続するためには困難な決定が必要

うむむ。まさに近年に当てはまりますね。
時代は繰り返されるって言いますから、こういうことを必要とする時期は周期的に回ってくるわけです。

ですが、この啓示は同時にヒントも与えてくれています。

まず、独創性ですね。
これはいつの世も重要なことですが、この局面では決定的に重要となるでしょうね。
ですが、若者達の独創性を育む環境はどれだけあるでしょうか?
言われたことをやっていても独創性は育まれません。
うん、夢工房では常に必要なこと。

生産性向上に関しては、未来のエンジニアを育成する夢工房の使命ですので、これは継続してさらにプッシュすべき項目です。
我々夢工房にとっての退廃的とは、新規性が無く、焼き直しが増えるとか、どこかの真似をするといったことかな。

次の「戦い」云々ですが、我々にとってはレースであり技術的な競争力です。
学生達にとっては、エンジニアとしての競争力で、それは独自性かつ優位性のある武器を身に付けるってことになるでしょう。

最後の「困難な決定」です。
これは学生達にとっては、リスクを取って腹を決めろってことになるのでしょうね。

あら?
これ、今まで通りの夢工房の課題ですね!

まぁ、それをハードにプッシしなさい!ということでOKでしょう。


イケる気持ちになっていなければ何も起きない…のだが

言われたことをやっていれば何とかなるか?
何ともならないでしょう。

何も起こせないなら何も起きません。
他人が起こしたものに乗っかるくらいならできるかも。

でも、それでも良いのかもしれない。
乗っかる人も必要です。

それはそれとして…

何かを「やるぞー!」と、イケる気持ちになっていれば良いのですが、そうじゃ無い場合はどうしたら良いでしょうね?
いわゆるモチベーションが上がらない状態。

うーん…

私は教員なので、学生をイケる気持ちにしてあげたいのですが、そういう気持ちを持つのは本人なわけで、他人がどうこうできることでは無い気がします。

とは言うものの、自分にはそんな時はどうしているかなぁ。

正直なところ、あまり気にしてないのですよね。
自分がやるべき事が決まっていれば、それについて考えるのは当たり前なわけで、そういうことを考え続けていれば、いずれ何か思い付いちゃったりするわけですよ。

たぶん、そういうことを考え続けていると、そのためのことが深層心理に定着して、普段見るものや手に取るものは、そのためのことに収束していくし、行動もしかり。
なので、あまりモチベーションに関しては悩んだ覚えがありません。

ただこれは、やりたいことをやっているからという前提があると思います。

やりたいことを「やりたくてやっている」から。

これ、当たり前のようなのですが、そうでもなかったりします。

やりたいことを「やらされるようにやっている」
となっているケースもあるから。

まさか?
と思いますか?

そういうケース、意外と多いですよ。
恐らく環境から来る習慣なのだと思いますけどね。
やりたいことなのに、自然と手を抜きたくなったりしていたら要注意。

自分の好きなことにどれだけ執着できるかってのは大事なことです。

こうすればうまくいく 14

大事なルーティーンとシーケンスとロジックです。
PDCAサイクルなども有効なのですが、それとは別にこんなのを考えてみました。
特に学生のような成長期には大事なことだと思います。
まさに「こうすればうまくいく」です。

自分で考えて自分で決めること
ちゃんと自分で考えてますか?
誰かに言われて反応しているだけではないですか?
だとしたら面白くならないので、この後の工程もうまく行きません。
完璧じゃ無くても良いし、小さな事でも良いので、まずは自分で考えて自分で決めてみる。
ここからスタートです。
でも、時間をかけてはいけません。

決めたらすぐに行動すること
「あとでやる」は、「今はやらない」ということです。
完璧じゃ無くても良いのです。すぐに動きましょう。
止まっている大きな岩を転がして、スピードを上げるのは大変です。
まずはちょっとでも良いので動かしましょう。
一度動いてしまえば、加速するのも方向転換するのも、それほど大変ではありません。
「あとでやる」ということは、残された時間が少ない環境で、急激に動かして、必要なスピードに加速し、望ましい方向に向けるという多くのことをいっぺんに、しかも正確にやる必要があるということです。
それは凄く面倒で、大きな労力を要します。
というか、無理です。

結果を受け止めること
うまく行かないときは、結果を直視したくないかもしれませんが、そこには大事なヒントが隠されています。
次はもっとうまくやれば良いのです。
でも、結果をしっかり受け止めないと活用できません。
うつむいて落ち込んでいる暇はありません。そんなことをしても何も良くなりませんから。
この結果を活かして次の行動を決めましょう。

最後に
最終的にうまくいくようにしたいなら、早めに叩き台を作って結果を出して、叩きまくれば良いのです。その回数を増やしましょう。
つまり、スピードを重視して、このループを回しまくれば結果は良くなっていきます。

おまけ

不十分な結果が出るとき
大抵そんな時は「仕事を終わらせよう」と思っていることが多い。
やらされている意識だとそうなる。
「終わらせる」の何が悪いのか?

締め切りまでに宿題を提出するのと違って、仕事の品質は最後のブラッシュアップにかかっています。
終わっただけでは価値は最低限、というか、ほとんど無価値です。

形になるタイミングをデッドライン(締め切り)にセットすると、ブラッシュアップはできない。それはつまり「良いものではない」ままで終わるということです。
いかに「良くする」かが大事。
その工程を最後に入れることを考えていますか?