何から学ぶか?

昨日のお誕生日会で、お師匠様の佐野彰一先生が卒業生達に言っていたこと

「失敗からしか学べないんだよ」

今まさに社会でチャレンジを続けている彼らには、必要な言葉だったと思います。

これは私も全く同意見。

「失敗しないために学ぶ」って人もいますが、どうもそれは違うな、とも思います。

だって、失敗しないために学ぶのなら、その結果はどうなる?
ゼロでしょう。
そんなの面白いの?
誰か喜ぶの?

チャレンジしたから失敗もするわけで、でも失敗した中にこそ大事なノウハウが詰まっています。

そして、時として失敗すると怒られたりするのですが、「なんで怒るのか」の中にも貴重な情報があったりします。

でも、なぜか成長過程で多くは失敗を避けることが価値観の中心に芽生えてきたりします。
失敗や怒られることは、悪いこと、ダメなこと…
何なのでしょうね、これは。
まぁ、ほぼ間違いなく環境の影響だと思いますが。

失敗にこそ貴重な情報が詰まっています。
佐野先生から聞く話だって、失敗話の中に多くの学びがあります。
果たして自分がそれほどの失敗話ができるだろうか?と自問すると、まぁそんなの無理なわけで、あぁ、まだまだだなぁ、と思うのです。



誕生日…でした

今日は、お師匠様の佐野先生と一緒に誕生日を祝っていただきました。
実際の誕生日は10月でしたが、諸々の都合で今日になりました。

3連休の初日にも関わらず、全国に散っている卒業生のうち、10名ほどが集まってくれて嬉しい限り。
皆、多くの人の役に立つ立派な仕事をしているのは素晴らしいことです。

さて、今になって思うのは、時間はあっという間に過ぎるので、やはり若いうちにやれるだけやっておくのは大事だな、ってことです。

その過程で、躊躇とか恐れがあるのは当然のこと。
チャレンジすれば失敗があるのは当たり前。
でも、その先に行けば…というか、仮に行けなくても、チャレンジした結果は、いつかきっと報われる日が来ます。

もちろんそこには保証も証拠も無いのだけど、それを信じて継続するところから価値が生まれるのでしょうね。

と、卒業生達を見て、そんなことを考えていました。

現役生2人が幹事をやってくれたのだけど、大学生が銀座のお店を予約して、場を仕切るなんて、よくやってくれました。

考え方の問題だ

世の中には凄い人がたくさんいますね。
分かりやすいところだと、イチロー氏や大谷選手あたりですかね。
凄いなぁ、と思うでしょう?
開発者とか商売をやっている人だって、凄い人はたくさんいます。

「凄い」とは言っても色々あるのですが、そんな人達に共通するのは何だろうな、と思うのです。
そこから何かしらのヒントを得て、自分の仕事に活かしたいですから。

で、そういうことを考えつつ、学生達と付き合っていると気付くことがあったりします。

ゴールを設定できるか否か
そのために必要なことを考えられるか否か
それはもちろん自分で、です。

凄い人達に共通している一つは、自律的であるかどうか。
これ、決定的に重要です。

ですが、学校の授業ではこういった考え方は教えません。
というか、それを言われて、その通りにやったところで、それは「自分で」ではありません。

当然のことながら、「言われたことをやる」が基本的な姿勢(習慣)になっている状態で、クリエイティブなことをやるのは難しいです。
言われたことをやる時点でクリエイティブでは無いし、クリエイティビティは知識の問題では無いですから。

そんなことを考えていると、かなり初期の段階に、自らの果たす役割って確定してしまうのではなかろうか?なんて思うのです。
自らの考え方によって、です。

幸いなのは、それは自分で決められることだ、ということです。