持っていたって出せなきゃゼロ

知っているだけではダメ
それで何ができるかが問題。

これはクルマで説明すると分かりやすい。

もの凄く強力なエンジンが搭載されたクルマでも
タイヤのグリップがゼロなら
クルマは全く前に進まない。

馬力はそこそこでも
タイヤのグリップが強力で
エンジンのパフォーマンスを使い切れれば
結構速いものです。

小排気量のマシンで狭いサーキットを走ると
大排気量のマシンより速かったりします。

持てるものを
どれだけ使い切れるか

さらに言うなら
何のために
どう使うか

そういう考え方も大事です。

学力が、成績が全ての学生に
そんなことを言ったら
身も蓋も無いかもしれませんが
実際そんなものです。

持てるものを使い切る
そんなことを繰り返していくと
戦闘力が上がるのですよ。
面白くもなりますしね。

多くは、そうなる前に
入り口でつまずくと
そこでやめちゃったりすることが多いですが
まあ、そんなものです。

利己的ではうまくいかないわけ

価値の話の続きになるのですが
どういう状態が価値が無いのか
どうしたら価値を失うのか
それを考えると方向性が見えてくるのではなかろうか
というのが今回。

今の日本は、かつてに比べて利己的になっていると思います。

例えば
「お国のために」
なんて言っている人はおかしい人
って感じでしょう?

自分の事ばかり考えているのが普通。
もちろん私も人のことは言えませんが。

それが常態化してしまっているのが問題で
そうなってしまうと、なかなか気付けません。

現状はどうなっているのか?
なぜそうなってしまったのか?

これらを考えることによって
どうすべきか
が見えてくるのではなかろうか?
と思いました。

思い付くところをざっと挙げてみましょう。

1.豊かさが共同性の必要性を下げた
助け合わなくても、サービスを買えば生活できる。
すると、他者への想像力を使う場面が減る。
相手がどう思うかを考える必要が無くなるのですね。

2.競争と評価が個人単位に細分化された
学校でも会社でも
「自分の成果」
「自分の点数」
「自分の市場価値」
が強調される。
すると、価値の循環より
個人の最適化に意識が向きやすい。

3.便利さが待つ力や関わる力を弱めた
すぐ手に入る
すぐ答えが出る
すぐ評価される
これは便利で快適ですが
他者と時間をかけて構築する力とは相性が悪い。
価値の循環は、本来かなり泥臭くて遅いものです。

4.失敗や摩擦を避ける文化が強くなった
失敗を掘り返して、そこから学ぶことが成長に繋がるのに
今は失敗しないことが優先されやすい。
すると、他者とぶつかりながら価値を作るより
自分の安全圏に閉じる方が合理的に見えてしまう。
「失敗してナンボ」
「困難を打破するチャレンジが成長につながる」
という感覚とは逆方向です。

戦後の発展は、個人を貧しさや不便さから解放しました。
しかし同時に、個人を共同性からも解放しすぎた。
そういうことではないでしょうか。

自由になった。
便利になった。
快適になった。
でもその結果
「自分は何に支えられているのか」
「自分は何を返しているのか」
が見えにくくなった。

で、利己性が発動するのだけど
そうなればなるほど
求めるばかりになって
価値を発することが難しくなって

こんなに強く求めてるのに
何で手に入らないのだ!
みたいな
訳の分からないジレンマに陥るのではないでしょうか。

成長のチャンスは後悔の後に

何かをやった結果
「こんなことになるなら…」

と思うことがありますか?
まあ、誰でもあるでしょう。
これ、後悔ですね。
「失敗」という結果に対する。

チャレンジしていたら
よくある話です。

でもこれ、学びですよ。
「ああすると、こういうことが起きるのだな」
という。

で
その学びを継続しなければならないわけなのですが
メンタルタフネスだけでは
一時的に乗り越えられても
継続できません。

「こんなことになるなら…」
の後に何を繋げるか
それが問題で

恐らくそれが
失敗に打ちのめされて
チャレンジできなくなったり
同じ失敗を繰り返す人と
経験を糧にしてチャレンジできる人
の違いをつくるのではないかな
と思うのです。

「こんなことになるなら…」
の後に

「やらなきゃよかった」
はたまた
「こんなことになるなら…」
という過ぎてしまった過去の結果に執着して
思考停止して足を止めるのか

もしくは
「じゃ、次はこうする」
と決めて
改善のループを回すのか

何かをやれば
何かが起きる

それは当然。

そこから学ばず
結果にフォーカスして
後悔で終わるか

繰り返さないために
チャレンジを止めるか

でも経験から学んで
次を決めて行動できれば
次はきっと違うことが起きる。

ほら
チャンスは自分で作れるのですよ。