チャレンジの持つ意味

机の上のお勉強によって得た知識は、実際にやらずして正解が分かる便利なもの。
ですが、それは万能ではない。

そして、極端なことを言うなら価値は無い。
それは言い過ぎかもしれないけど、知識自体に価値があって、それが全てなのであれば、人間でなくても良いわけです。
AIの方が高性能で高価値ということになります。
しかもコストも安い。

既存の知識の多くは、誰でも手に入る時代が目の前に来ています。
というか、すでにそこにいる。

我々日本人は、幼少の頃から教育の中にある「成果」と「不正解」だけを見て育ってきています。
学習は、正解を導き出すためのスキルを身に付けます。

でも、世の中は正解と不正解に割り切れるものばかりではない。
あるものごとを異なる方向から見たら、正解と不正解が入れ替わることもあります。

そもそも、これから訪れる先の見えない不確定な世の中に対して、正解やら不正解やらという既存の価値観は通用しないことが増えるでしょう。

ではどうするか?

リスクを払ってチャレンジするしかない。
もちろん、リスクに応じたリターンがあるのは当然。
それがいつになるのか、リスクに見合ったリターンなのかは当人次第といったところだとは思いますが。

でも、いずれにせよ価値はチャレンジの先にしか無い。

仕事に必要なもの その1

仕事とは、言われたことをやるもの
と思っているなら、この先は読む必要は無いと思います。

ここでは、技術系、特に開発の仕事において、良い仕事をするには何が必要か、という話をしましょう。

とは言うものの、これさえできれば完璧!という正解があるわけではありませんし、私ごときが言えることはたかがしれているのだけど、私でも言えることで、半ば社会の常識かもしれないけど、意外と学生は知らない話をしましょう。

そもそも、開発業務を経験した人と学生が話をする機会ってあまり無いのですよね。
なので、そういったことを仕事にするのであれば知っておいた方が良いことでも、なかなか知る機会が無いのが実情でしょう。

必要なことは色々ありますが、基本的には「ものづくり」ですので、ものはどうやって作られるかという基本的な知識は必要でしょう。

と言うのは簡単です。
ですが、ここに含まれることは広範にわたるものです。

まず筆頭に来そうなのが、技術的な知識でしょう。
これはいわゆる学問的なものも含みますが、完璧である必要は無いと思います。
基本的なところはソコソコ知っていれば良いかな。

重要なのは、実践知だと思います。
やらないと分からない事です。

というか、実践してみたら必要なことが分かるという言い方のほうが良いかもしれません。
ここで言う「必要なこと」には、授業で教わるような形式的な知識も含んではいますが、授業では教えられないことも含まれていて、それが実践知です。
「それは何だ?」と言われると困ります。
だって、やらないと分からない事だから。

でも、分かりやすいところを一つ挙げるなら、五感で感じるようなことかな。

例えば、設計をするのであれば、最終的なアウトプットは、図面などの設計情報や仕様なのですが、それらは一体何のためにあるかというと、製品にして使用して、要求される働きを発揮させるためにあります。

そのためには、まず製作する必要があります。

であれば、どのように製作するのかが分からなければ、それらの情報を作ることはできません。
作れもしない図面を描いたところで意味はありませんし、作り手を考慮せずに作りにくいものを設計するとロクな事になりません。
精度が出ないとかコストが上がるとか。

なので、いくら設計をするといっても、ものを作った経験が無いと良い仕事はできないと思います。
とはいえ、あらゆる製作経験を…なんていうのは非現実的なので、可能な範囲で経験を積んだら、あとはせめて現場を見て、作業者とコミュケーションを取って、実際の製作をイメージできるレベルにはなりたいものです。

そのイメージに含まれるのは、単なる形式的な知識ではなく、作り手が五感で感じるであろうものまで含まれれば、それを元により良い設計情報をつくることができるでしょう。

つづく

2025種子島遠征 10日目

今日は種子島を離れます。
乗るのは往路と同じくJAC。朝イチの9時20分の便です。

7時に宿を出て、レンタカーの燃料を満タンにして8時前に空港到着。
空港乗り捨てのレンタカーの場合は、ガソリンスタンドで「満タン証明書」なるものをもらうことを忘れずに。
空港の近くにガソリンスタンドが無くて、空港まである程度の距離を走る必要があるので、そういうのが必要なのでしょう。
ちなみに、レギュラーガソリンはリッターあたり204円でした。

空港へは一番乗り。

種子島空港、お土産が充実してたり、宇宙関連の展示があったりして、綺麗だし小さい割りには退屈しない空港だと思います。

さて、出発。

種子島から鹿児島は25分のフライトと機内アナウンスがあって、あまりに短いので聞き間違いかと思ったら、本当にすぐ着きました。

お次は羽田行きの便。11時発です。

羽田には12時35分着。
埼玉へはリムジンバスで帰るのですが、ちょっと時間があるので昼食とってブラブラしましょう。

展望デッキに行ったり…

空港の神社に行ったり…

他にもあちこちウロウロしてたのですが、気が済んだのでバスで帰ります。

で、夢工房に戻ったら報告会です。

というわけで、今回の遠征も無事に完了しました。