「逆をいく」の真意…の一つ

他と同じものでは当然ながら独自性は無い。
なので競争力となりにくく、価値となりにくい。

当たり前のことなのだけど、そういったことは学校では教えません。

独自性を持たれたら面倒だからでしょう。
皆に同じことをさせたら効率上がりますから。
そりゃそうですよね。

なので授業も、その成果を測る試験も、皆で同じことをやって、結果を単一の尺度で評価する。

その効率の高さと引き換えに、独自性とか希少性を失う。
ついでに主体性とか自律性とか、大事なものも失う。
何事もトレードオフですから。

でも社会に出ると、急に独自性や優位性を価値として提供することになるわけで、そりゃ困っちゃいますよね。

学生のうちは皆と同じことを求められて、それを16年とか継続するわけでガッチリ習慣化されています。
が、社会に出ると競合と異なるもの、より優れたものを創造しなければならない。

これ、我が国の教育の現場において顕著ですが、多かれ少なかれ他国にも見受けられます。
ただやはり日本はその傾向が強いかな。

しかし、そういった素養を伸ばす機会は学校にはほとんどありません。

既存の学校の価値観で言うと

「みんなやってんの?
じゃぁオレはソレじゃなくてもいいじゃん
違うことで勝負しよう」

という発想は面倒でリスクでさえあります。
評価されないどころか、怒られちゃったりします。

皆がやってるなら別のことを
面倒ならなおさら

大事なことは逆方向にあったりする。
それは、価値を形づくる考え方の一つ。

夢工房はそうありたい。

仕事選びに思う

日々思うのですよ。
今の日本は、面白くもないことをやらせすぎじゃないかって。

好きでもない面白くもないことをやらされて、うまく行くわけ無いじゃんか、と思います。
せいぜいマイナスが発生することを最小限にするのがオチでしょう。

面白くもないことをやって、成果を出せる人もいるでしょうけど、それはそれで凄いと思います。
けど、そうなりたいと思わないな。

就職先を選ぶ際に、将来性がある業界なのかとか、給料とか福利厚生とか、そんなのを決め手にするケース、凄く多いんじゃないかと思います。
そこで自分が何をもらえるのか、ってのが決め手なのでしょう。

そうじゃなくて、そこで自分が何を提供できるようになりたいかが重要なのですけどね。
それこそが夢の実現だし、自分が価値を提供する前にもらうことを考えてるって、何かおかしい気がするのですよ。
順番が逆では無いか?と。

好きなことをやるといっても、給料とか待遇とか将来性とかが気になる?

経験から言うと、そんなの気にしてたら自身の将来性が無くなっちゃうのではないかなと思う。
というか、今まで色々仕事をしてきて、それこそこんな給料じゃ食っていけないとか、命の危険があるとか、そんなこともあったけど、好きなことをやってきて、それらの経験で無駄になったものは無いと思っています。
全て役に立っている。
なので、全く後悔はありません。

順当で無難な道を選んでいたら、将来的に役に立つ武器を得られるチャンスは最低限になってしまっただろうと思います。

就職先の将来性なんてのも、好き勝手やってきた者からすると、そんなことを考えるのはナンセンス。

だって、将来性が見通せる仕事なんてのは、すでにうまくいっている先行者がいるわけだし、うまく行くことが分かっている仕事はいずれ必ず衰退する。
それを選ぶのは戦略的に敗北しているじゃないかと思ってしまうのです。

だったら、流行っているいないにかかわらず、好きなことなら頑張れるので、ムチャクチャやりまくれば、うまくいっちゃう可能性はある。

いや、そもそも今まで盛り上がった業界って、盛り上がる前は盛り上がってないわけで、そういうことをやりたいって他人に言ったら
「なんでそんな変なことやるの?」
「そんなの誰もやってないからやめとけ」
と言われたはず。

夢も無いのに何十年も同じ仕事を続けられるってのは凄いな、と思ってしまう。
ま、続けられなくて離職率が上がっているのでしょうけどね。

そんなものですよ。

アイデアと知識の関係

アイデアを形にするために必要なのが知識やスキル。

とはいうものの、基本的な知識ってのは大事です。
国語とか算数、理科、社会なんてのはそういうものです。

で、その辺を一通り手に入れたあたりで、ボチボチ行きたい方向へ来ましょうか、ってことで、実用的な知識とかスキルを手に入れ始まるわけで。

その「行きたい方向」の先にあるのが、ゴールですね。
そこで夢を実現するために必要なのがアイデア。

そして、アイデアを形にするために必要なのが、知識とかスキルってわけです。
そう、ここが重要で、知識とかスキルはアイデアを形にするために「必要」なのです。

必要だと思うからこそ、それらを吸収できるわけで、その順番が逆では形にならない。
アイデアが出る状態、必要性を感じることが重要。

知識さえあればアイデアが出るのかというと、大抵はそんなことはありません。

目的も無しに得た知識をどう使うか?
それによって何ができるか?
そんな風に悩む人が多い気がするけど

本当は順番が逆で
欲するもののためにどのような知識が必要か?
どうやってそれらを手に入れるか?
そんな風に考えて工夫することが大事なのですね。

で、まずはやってみる。

やればやるほど、やらないと分からないことが得られる
何が足りないか分かる。
そんなものです。

やってみもせんで何が分かる

まさにその通り。