思いは実現する 3

前回の記事から1年。
再び同じことを考えています。
というか、しょっちゅう考えている事です。

外的動機で動いていると
自分の「思い」を発動する必要は無いわけですが

夢を実現しようと思ったら
この「思い」の発動がカギで
実にクリティカルなわけです。

裏を返せば
強い「思い」を発動できれば
大抵の事はできちゃうと思っています。

そのタイミングが問題で重要なのですが
いつでもどこでも発動できる事が理想でしょう。
なかなかそうもいかないかもしれませんけどね。

でも、全然そんなことできないかというと
そうでもありません。

多くの人はポテンシャルは持っているけど
うまくコントロールできていないだけ。

例えば
宿題を締切直前に慌ててやるとか
テスト前の一夜漬けとか
動機は外的だけど
「やらなきゃ!」
という強い思いは発動できているのです。
それで行動もできている。

ただ、それを自分の意思で自由に発動できない
と思っているのが問題
というか、とても残念。

外的動機で動く事に慣れてしまっているからでしょうね。

外部から
やらせればやらせるほど
そうなるだろうし

外部が
やってあげればあげるほど
そこから抜け出せなくなる。

そういう状況では
自分の思いを発動しなくて済むので当然ですが。

というわけで
夢工房では「思い」を大事にしています。

結局ワクワクしないとダメなんだね

授業では、学生に外的動機で勉強させます。
そうじゃない人もいるけど
そういうのは稀ですね。

どうなっているかというと
仕組みや構造、ルールなどによって
やらなければならない
ということになっています。

学生にしてみれば
「やらされる」ってことになるのでしょう。

きっと昔々はそうではなかったのでしょう。
学校に行ける人が限られていた時代は
学びたい人が、自発的に学ぶ場所であったはず。

でも今は、それこそ誰でも学校に行き
多くが大学に行きます。当たり前のように。

そして、大学の学部では飽き足らず
大学院への進学が当たり前な状態にシフトしようとしています。

これは、教育のインフレが起きている
ということになるのでしょうか。

最終学歴云々などというのは
最近はあまり重視されない
というか、これからますます重視されなくなる
のではないかと思っています。

まぁ、「当たり前のこと」に
価値があるはずは無いですから
学歴が「当たり前」になっちゃえば
当然と言えば当然なのですが。


学歴がどうとか、何を知っているかとか
そんなことより
結局、その人が何ができるかが問題だ
というふうになっていくでしょう。

いや、もうなりつつある。

最近、「学校が面白くない」
という話を聞く機会がありました。
夢工房の話ではなく
小学生、中学生とか、よその大学に入学した子たちからです。

昔は、学校が面白くなくて、行きたくないって子は
いじめの問題とか、勉強できないからとか
そんな理由が多かったような気がします。

でも、話を聞いた彼らは違ってました。
人一倍鋭い感性をや個性を持っていたりするのです。
で、「面白くない」のです。

学校で学んでも
感性をや個性を発揮する機会は無いし
自分がワクワクするような
未来に繋がっている気がしない。
そういうことです。

言われた事を単に学ぶなら
むしろ感性や個性なんて無い方が良いのです。

言われた事をやるだけなら
誰だって良いのですから。

学校は、若い子たちに
自発性や、自律性を求めたりしますが
そういうものがワクワクする未来に
繋がっている事が実感できるような
仕組みや構造になっていません。

とはいえ、学校という大きな組織は
そう簡単に変われないでしょう。

夢工房は、やりますよ。
夢のために、やる。

小さな成功体験とは言いますが

「小さな成功体験を…」
同意はできるのだけど
ずっと違和感を感じていました。

確かに小さな成功は
小さな自身を生みますし
その後の動機にもなり得ます。

なのに、どこが悪いんだ?
と言われれば
別に悪くはないので否定はしません。
そうしたい人は、そうすれば良いのですが…

そういうの嫌なんですよ。
正確には
そういうのばかりじゃ嫌。

良いとか悪いとかの問題じゃなく
そういうのばかりじゃ面白くないんです。
もっと大きなチャレンジをして欲しい。

だって、やればできるんだから。
本人がそれに気付いていないだけです。

地道にやっていくのは大事です。

でも、小さな成功体験を積み重ねていくと
大きな成功になるわけではありません。

常に小さなゴールをセットしていると
大きなゴールをセットできなくなるし

大きなゴールをセットしないと
そのために必要な思考が手に入りません。
例えば
達成に必要なものを逆算して想像するとか。

そして
小さな成功そのものから学べることは
実はそれほど無いのです。

「成功」の前には
「チャレンジ」があるはずで
仮に労せずに成功したところで
そこから何が学べるのか?
どれだけ成長するのか?

そう
失敗が必要です。
絶対に。

そしてその後の
「で、どうすんの?」
の中に、やった人にしか分からない
教科書にできない学びがあります。

そんな学びを沢山含んだ
良質な失敗をして
大きなゴールに到達して欲しいのです。