何のために?

「何をしたいの?」
と尋ねるのは気まずいでしょうか。

「何のためにそれをやってるの?」
でも良いですが。

これは他人ではなく
自分自身に聞いてみても良いのですが。

別に
誰もが目的意識を持つべき
とは言いませんが

意外なことに、何かのゴールを目指すべき人も
「何のために?」が抜け落ちていることがあったりします。

気を抜くと、ついつい忘れちゃう
ってところでしょうか。

この「何のために?」に基づいて行動していれば
かなりの確率でゴールに到達できます。

誰しも何かしらストイックに取り組んだ経験があるでしょうから
これは誰もが分かっていることだと思うのです。

そもそも、ゴールに到達するためのことばかりやっていれば
うまくいくのは当然なのですけどね。

ただ、それを持続するのが難しくて
そういったやり方というか
そういう気持ちを発動する頻度を上げるのも面倒。

なので、多くの人はそんな風にはやりません。

多くは
うまくいくように
よりも
面倒を避けたい
と思う気持ちが強いのです。

たとえその結果、より面倒なことになったとしても。

というわけで、人の心は難しいなぁ
と思うのです。


望むものを手に入れるには

頑張ってるのに
なかなか思い通りにならないのはなぜなのか?

一つは、相応のリソースの投入をしないから。

この場合のリソースは
自分の持っている資源です。

労力とか時間とかお金とか…
精神的なものも含み
自分がハンドリングできる全てのものから
何をどれだけ投入するのか
それは自分で決めているはず。

「相応」ってのがポイントで
恐らく、自分が思っている適切な量より多く必要です。

次に、時間の問題。

やってみて、一発でうまく行く
なんてことは、なかなか無いものです。

逆に、うまくいっちゃったら
それは大して価値が無いものなのかもしれません。

大抵は、やってみて、リファインして…
改善の結果、何とかなる
というような感じでしょう。

で、なかなかうまく行かない領域から
何とかなる領域は
見えそうで見えない

なので、先が見えなくて諦める
なんてこともよくある話。

ひょっとしたら
壁を破るまで、薄皮一枚だったかもしれないのに。

というわけで
諦めずに継続するのは大事なのです。

そして最後に
それをどれくらい望んでいるのか

要はプライオリティ(優先順位)の問題です。

やはり、何よりも望むものであれば
相応の努力はするわけで
そういったものは実現しやすいのは当然です。

と、ごく当たり前のことを言ってみましたが
これができれば苦労しないんですよね。

でも、難しい理屈ではありませんので
やってみれば、ある程度はできるはず。
継続していれば、徐々に成果が上がるはず。

いきなり100点!
みたいなわけにはいかないので
諦めないことが重要なのですが…

それにはやはり、好きなことじゃないとね。

面倒なことをやって目立つと…?

言ったことをやらせる
それは大事だったりします。

言われたことをやる
それも大事だったりします。

言われてもいないことをやる
はどうでしょう?

かつて学校では「余計なことするな」
とよく怒られたものです。

最近はそういうシーンは見かけなくなりましたね。
言われてもいないことをやる者はいないから。

そんなことをやったら目立っちゃうから
大抵はやりません。

本当に面白いことって
大抵は面倒なんですけどね。

目立っちゃうことに対する恐怖や
それによって起こる面倒なことを避けたい
という価値観は
きっと環境が作ったものでしょうね。
それを受け入れて継続しているのは自分自身ですが。

周囲と同化して
カメレオンみたいに平穏無事にやり過ごす
そんな習慣が身についていませんか?

でも、興味深いことに
就活の時期になると
他との違いが欲しくなって
色々探し始めます。

探したって無いものは無いのです。
そういうのは作るものだから。

一体なぜこうなっているのか?
目立っちゃうことを避けるという行動原理派なんだろう?

何か尖ったものを持っている者が
得をしないどころか損をする?
そうは思っていないだろうから…

尖ったものを持つまでのプロセスにリスクを払いたくない
そんなところかな。

そんな価値観を持つ環境になっているからでしょうね。

目立っちゃうことに対する恐怖や
それによって起こる面倒なことを避けたい

そんな価値観を持つことによる行動を繰り返せば
習慣になっちゃうのは当然なのだけど…

面倒なことをやってくれて
目立ってる人

それ、仕事がうまくいってる人のことなんですが…。