変化には衝撃が必要

「刺激」と言っても良いですね。

一所にとどまって、安定を求めたい
そういう人もいるでしょう。

けど、夢工房に足を運ぶ学生は、そういうタイプではありません。

今年も多くの1年生が夢工房での活動を開始しましたが
彼らはそれぞれ夢を持っています。

言い方を変えれば、現状では満足していないということです。

で、ここで得られるのは何かというと
いわゆる「普通」に対する変化です。

恐らく夢工房での考え方ややり方は
彼らが今まで「普通」と思ってきたことに対して
全く逆だったりします。

そのギャップは、彼らにとっては衝撃でしょう。

でも、理想はそのギャップの先にある。

乗り越えたいと思えるギャップ
受け止めたいと思える衝撃

それがあれば変化できます。
彼らに与えられた限られた時間で
理想的に変化(成長)するには
衝撃が必要だということです。

価値観が未来を決める

価値観については何度か書いてきました。

やはり判断や行動の根源には価値観があって
それに基づいた損得勘定のようなものが働いています。

自分にとって、何が損で、何が得なのか
本当に欲しいものは何なのか
自分にとっての価値とは何なのか

それは人それぞれでしょうけど

もし、普通でないことを望んでいるなら
普通の価値観を持っていたら実現できません。

普通の価値観による普通の行動は
普通の結果をもたらします。
当然です。

普通の価値観で
ハードにプッシュしたらどうなるでしょう。
凄く普通になるかもしれませんね。よく分かりませんが。

一応言っておきますが、たぶんこれは優劣の話ではありません。

さて、タイトルを「価値観が未来を決める」としちゃいましたが
「価値観がゴールを決める」という側面もあって
「ゴールが価値観を決める」という側面もあると思っています。

つまり、「ゴール」と「価値観」は、相互に影響を与えていて
その辺をいじり回していると、グルグルとループしながら
グングン上昇していくことがあるなぁ
なんて考えているのです。

あ、これはリスクを払うことを承知で考えられる場合です。
リスクを回避する方向で考えると…

グルグルとループしながら
どんどん下降していっちゃうのではないかな。
たぶん水平飛行をしたいのだろうけど
実はそれは凄く難しいことですから。

飛行機やクルマなどでは、風などの影響などを
「外乱」と呼びますが

外乱って読めませんからね。
風なんかは目に見えない。
その読めないものを相手に安定させようなんてのは
はっきり言って無理でしょう。

ちょっと専門チックな話になりますが
中立状態で安定させるって
制御的には難しいことなんですよ。

どちらかに振ってしまった方が制御はしやすいのです。
人も同じでしょう。

頭が良い人の弱点を突く基本戦略

そもそも、「頭が良い」って何なの?
という話もあるのですが…

いわゆる「頭が良い人」って、色々考えるのが得意な人ですよね。
そんな人には弱点があります。
それは…

チャレンジする際に
リスクについて考えすぎてしまうこと
です。

本人にとって、それは当然のことなのでしょうけど
それはつまり、失敗についてフォーカスするということで
残念なことに
失敗にフォーカスすると、それは
高確率で実現してしまいます。

その理由は、無意識は良いとか悪いとか、損とか得とか
そういうものを判断できないので
ご主人様(本人)が失敗について考えていると

「OK!任せとけ!
オマエ、そこに行きたいんだな!」

と、それを実現するために動き始めるのです。

この一連の流れによって得られた望まない結果によって
リスクのもたらす悪影響に、強力な説得力が付加されます。
「失敗はダメなことだ!」
と強力な印象が得られるから。

すると、ますますリスクを避けたくなって
ますますリスクにフォーカスするようになります。

なので言いたい。

馬鹿になれ
と。

これ、どういうことかというと
勇気を持とうよ
ということなのですが

残念なことに頭の良い人は
「馬鹿」と呼ばれるリスクを嫌います。

そう
馬鹿野郎は、彼らにできないことで勝負できる可能性があるのです。

何も他人の物差しで勝負する必要はありません。
自分の物差しを作れば、それは
個性とか独自性と呼ばれます。

それを優位性にできるかどうかは自分次第。

それはリスクが大きいって?

それは良かったですね。
そこには価値があるかもしれないってことです。