人の死と、それにまつわる諸々

先週の土曜日の未明、父親が死去しました。
以前から寝たきりで覚悟はできていたので、精神的なショックはさほどでもないのですが、いざ亡くなるとなると、やはり色々と大変です。
昨日は通夜を、今日は葬儀を何とか終えることができました。
まだまだ細かいことは残ってはいますが、大きなイベントは終了です。
そこで思ったことを、ちょっとだけ。

この数日、まさにドタバタだったわけですが、一際感銘を受けたのは、葬儀社の方の仕事ぶりです。
心遣いとクオリティ、スピードなど、見習うところが多々ありました。
人の死に関わる、とてもセンシティブでシビアな仕事を、高いレベルでやり遂げることがマストですから。
彼らは常にプロ中のプロでなくてはならないわけです。
この「常に」は24時間体制ということですから恐れ入ります。

そんな学びがあったのは大変な収穫だったわけですが、やはり人はいつ死ぬか分からないわけで、死んでしまえば数日のうちに小さな壺に収まってお終いだ、ということを改めて実感できた、これも大きな収穫でした。
諸行無常のこの世で、どう生きるべきか。

人の死というのは、究極のネガティブなイベントという印象を持たれがちですが、そこから学べることは実に多い。
目を閉じて、耳を塞いで、思考が止まってしまったら、そこから学べることは無くなってしまいます。