問題提起なら良いのでしょうけど…
学校に限った話ではないかもしれませんが
問題を提示した時点で
「これが問題だ。やれ!」
になっちゃって
言われたからやる
みたいになっちゃうのですよね。
ただ、それが習慣化していると
「そんなもんだ」と思うでしょうけど
言われてやる
は
言われたらやる
になりかねなくて
言われないとやらない
に転化しがち
そうなっちゃうと、なかなか取り返しが付きません。
だって、楽だし、そもそも本人に自覚が無いから
変えようが無かったりします。
なので学校教育は
自発性が無くても知識を突っ込んでくれる
という利便性の高さはあるけど
自発性を要さないシステムになっているわけで
そんな環境で過ごしてきた学生に対して
「自発性を持て」
とか
何を無茶なこと言ってんだか
という状態になりがち。
そもそも学校の教育観って
教育とは
一方的に知識を伝達するものだ
一方的に受け取り覚えるものだ
となっているでしょう。
義務教育課程の一部は仕方ないのかもしれないけど
学校で問題を提示するスタイルだけで継続するって
思いのほか危険なのではないかな
と思っているのです。
学生達が、自分で問題を作ったり見つけたりするのが大事なわけで
能動的にそれができるのは
好きなことをやっている過程でしょう。
そんな気付きを得られるのも
夢工房の学生達を見ていたからでしょうね。