2024種子島遠征 第4日 テスト走行・受付・機体審査

朝からトラブル発生。
今回の機体は様々なセンサーを使って高速走行での直進安定性を得ているのですが、そのために必要なセンサーの一つ、地磁気センサーが動作しません。

午前中かけて地磁気センサー抜きでも動作する仕様に設定して、昼にJAXAの宇宙センターへ。

早速動作テストをしたのですが、GPSの位置情報がうまく取得できません。
なぜかイベントのフィールドでは位置情報が取得できないけど、隣の敷地に移動したら取得できるという不思議な状態。
妨害電波が出てる…??まさかね。

ちょっと不思議な状態ですが、とりあえず受付登録と機体審査を済ませるべく、種子島南端にある宇宙センターから南種子町の審査会場へ移動。

機体の設計などに関しては、事前に書類審査を済ませているので、会場では機体の重量と大きさを測ります。
一発合格でした。

ここでは去年から活動を開始した本大学メインキャンパスの千住のメンバーと再会。
彼らも一発合格でした。

その後は宿でトラブルシュート。

宿のごく近所にテスト走行できそうな広場があったのを今さら発見したので、夜はここでテスト走行。

明日は技術発表会のプレゼンです。

2024種子島遠征 第3日 機体整備

今日も機体整備日です。

ハードウェアは細部の調整。

絶縁フィルムで覆われた内部基板。
の右にある試験用の白い基板から下に生えている電線の先にある黒い小さな箱の右にある箱が今回新規投入のAI用カメラ。

昼過ぎにJAXAの宇宙センターにやって参りました。
ちょうど雨が止んでます。

気温は15度前後で、決して暖かくは感じませんが、関東に比べればずっと気温は高いですね。
ちなみに、こちらはちょうど桜が散りきったところ。例年に比べてちょっと早いです。
田植えが始まっていたのは例年通り。

走行テスト開始

…したのですが…

走りはするものの、制御がうまく働いていません。
雨がポツポツ来て風も強くなったので、宿に撤収してトラブルシュート。

どうも新しく投入したGPSのユニットがうまく動いていなかったようです。
現地に来てから新しいのに切り換えたとのことですが、そういうのって出発前に信頼性を確認してから使用すべきなんですよね。

向上心があるからこそ、土壇場でスケベ心が出ちゃうものなのですが…
まぁ、これも勉強です。
というか、これこそが勉強です。

明日は午後に受付と機体の審査がありますが、午前中はテスト走行できそうです。

というわけで、種子島に来て3日目も部屋の布団は畳まれたままってことですかね。

2024種子島遠征 第2日 機体整備

昨日、種子島に着いたときからポツポツ雨が振り出しましたが、今日は朝から振りっぱなしでした。
とはいえ、チームは宿で機体整備をしているので、特に問題はありません。

今回も基本設計は従来通りの四輪駆動で、機体はもちろんカーボンファイバー製ですが、新たに作り直しました。

今回の目玉の一つ、AIを使った画像認識システム。
AIは今回が初挑戦ですが、今までのテストは概ね順調。
今回で、これまでのアピールポイントだったカーボンの強靱な体に加え、知能と目玉を手に入れたことになります。

そして、今回から無線システムもグレードアップ。
指向性の八木アンテナは、ツノダクンの手作り。
これで機体の方向を探りつつ、詳細な情報を入手しようという作戦です。
もちろん、種子島はフィールドが狭いので機体を目視できるのですが、アメリカのイベントに向けての先行研究という位置付けです。
なのでアンテナは、やや小ぶりに作ってあります。

こんな感じで作業してます。
手前にいるのはカーボン部品をはじめとするハードウェア担当のリッキー。
そしておなじみのコータローと、市場の国いるのがツノダクン。

今日で二日目なのですが、布団は綺麗に折りたたまれたまま…ということは…うん、頑張ってますね。

コータロー曰く、「明日からはテスト走行はじめます」とのこと。
期待しましょう。

天気が良かったらイベント会場となる「世界一美しいロケット発射場」JAXA種子島宇宙センターに行ってみましょう。