自己肯定感 こういうことか?

自己肯定感について、イチローさんは気持ち悪いと言います。
方や、「自己肯定感は大事だ」と言う人もいます。

どちらも正解かもしれません。
と言うのも、自己肯定感の「肯定」って、「何に対して?」という比較の結果だからです。

なので、比較の対象が何かによって、その意味合いが大分変わってくるでしょうね
というのが今日のお話しです。

何の比較対象も持たず、現状を肯定しちゃうってのは、確かに気持ち悪い感じがします。

比較対象が他人であった場合、その相手や、比較する内容によって結果は大分変わってくるわけですが、現状の自分のポジションに対して不安に思っている場合は、自分以上のパフォーマンスを持つ相手と比べます。
だって、その格差が不安の原因だから。

さらに、何を物差しにして評価するのかというのも問題で、すでに相手が持っている物差しで評価するのは良くある話。

これ、どういうことかというと、他人の持っている優位性とか特徴的なパフォーマンスなんてのは、当然目立つわけですが、大抵の場合、それはその当人が得意としていることです。

その目立つことに注目した後に
「あれ?自分はどうなんだろう?」
となって、比較が始まるわけですが、すでに他人が優位性を持っているフィールドで勝負しようってことになると、やる前から不利なのは当たり前であって、そんな自分を肯定できるレベルにしようなんてのは難しいでしょう。

そして、レベルの高い人なんて世の中を見ればいくらでもいるわけで、どんなに頑張ったところで相対的に自分が低い位置にいることになるでしょう。

とまぁ、そんなこともありますけど、こんなこともあります。

比較対象が、自分が設定した内的な目標だった場合、理想が高くて同時にモチベーションが高い人だと
「まだまだ満足いかん!」
と言った状態が続くでしょう。

そんな人からすると、そういう状態を肯定できちゃうって
「気持ち悪い」
となるでしょうね。

あと、モチベーションが維持できていない状態で、高いレベルの他人とか、高い内的な目標と比較しちゃうと、どうにもこうにもならない苦しい状態になるかもしれません。

そんな時は、昨日の自分と比べるといいのですよ。
そして意識して、一歩いっぽやっていれば、昨日の自分は上回れるでしょう。

それを毎日繰り返していたら、そうれはもう大したものになりますから。

そういうやり方であれば
継続できている現状を肯定しながら、まだまだ成長できる自分の到達点に対しては満足できていない
といった状態が続けられるかもしれません。

さて、あなたはどんな風にやってみますか?