ポジティブリストとネガティブリスト

やって良いこと
やるべきことを定めたものを
ポジティブリストと言います。

何をやるべきか
どうすべきか

学校では
そういったことは
すでに決められています。

なので、そのシステムでやる限りは
そういったことを
考えて決める能力は
あまり必要ありません。

それらを考えるのが
一番しんどいところでもあり
面白いところでもある。

対して
ネガティブリストというのもあって

そっちは
やっちゃいけないことが規定されていて
目的達成するために
そのルールさえ守れば
何をやっても良い。

レースなどはそういう世界です。

ついでに言うなら
仕事で価値を生み出す
なんてのも
そういう世界でしょう。

なので、夢工房では
コンペティションでチャレンジしているわけです。

ポジティブリストとネガティブリスト

急に
それらを入れ替えた行動をしろ
と言われても
なかなか難しいですよ。

管理する側としたら
ポジティブリストに従ってくれたら
楽チンなんですけどね。
短期的には。

中長期的に見たら
なかなかしんどいことになりますね。

教えれば教えるほど…受け身になる

現在の教育の問題点は
知識の詰め込みに重きを置きすぎ
テストの点数を上げるために暗記が重視されて

結果として
考える力や創造力が育たないことです。

出された問題を解いたところで
それは
問題を解く
という作業スキルが向上しているわけで
考えているというのとは
ちょっと違う。

「成長」はすなわち「知識量の増大」である
という価値観からこうなるのでしょう。

「知識量の増大」は
「成長」の一部ではあるでしょうけど
イコールではない。

このようなやり方を続ける限り
教えれば教えるほど
教わる側は知識を受け取ることに注力して
ますます受け身になりますよね。

だって、ヘタに余計なことを考えるより
黙って聞いて
それを覚える方が効率が良いし
その結果が評価指針だから。

よって、現在は
このようなやり方で育めないことが
圧倒的に不足しています。

当たり前ですが
それらは今のやり方を強化したところで
悪化することはあれど
改善されることはありません。

だって、内容ではなく
やり方の問題だから。

なので、まずは
今のやり方を変えなければならないのですが
たぶん授業でそれをやるのは無理です。
誰もが反対すると思います。

先生も親も
学生本人ですら。

「変える」って
勇気が必要です。
そこには何の保証も無いし。

なので夢工房は
言われたことをやる
というやり方はしません。

自分で考えて行動する
その結果をフィードバックして
ループを回していく

もちろん、それが即成果に繋がることは無いかもしれませんが
彼らが社会に出た後を考えると
それが最善だと思っています。

だって
学生のうちに覚えたことを吐き出せば
それで仕事ができる
とか
言われたことをやれば良い
なんてことは無いのですから。

とはいえ、今までの
言われたことをやればよかった
という環境から

能動的に
積極的に
というのは大きな変化なわけで
その考え方と行動を変化させるのは一苦労でしょうね。

教えれば教えるほど…

学校では学生に教えます。
学生は教わります。

言われたことをやらせる
言われたことをやる
という関係です。

学校って
そんな経験ばかりです。

で、それが上手にできれば高評価です。

評価の基準は
合っているか間違っているかのいずれかです。

うーむ。

そういうのはあっても良いかもしれないけど
そういうのしかない現状はどうなのでしょう?

何か大事なことが抜け落ちている気がする…

じゃなくて!
気がするだけじゃなくて!
抜け落ちてるんですよ。

それは何?
じゃぁ、どうしたら良いの?
ってのを日々考えています。

これ、恐らく大問題ですよ。

シリーズ化して
ボチボチ考えてみましょう。