2025初詣 3日目

本日は、夜までずっと船内で過ごします。
ヒマです。でも、それが良い。

今回の船室はステートAツインという個室。広いです。
ツインベッドで洗面台とトイレ付き。

今回は復路のみ長距離フェリーなので、ちょっと贅沢してみました。
一人静かに過ごす時間は貴重なのです。

インサイドにお部屋なので残念ながら窓無し…と思ったら…

窓あるじゃん!と思ったら…

船体中央部の吹き抜け?

まぁ、無いよりはかなり気分が違うし昼間は明るいので、良いアイデアだと思います。
この吹き抜けに面した各部屋には同様の窓があるのですが、相互に覗けないような配置になっています。工夫してますね。

テレビもあります。
地上波は陸が近ければ入るでしょうけど、BS放送なんかは航海を通して受信状況が良いはずです。たぶん見ないけど。
あ、でも現在位置の表示は見るでしょうね。アレは便利です。

紀伊半島付近はやはり多少荒れるようです。
今回も結構揺れました。

ちなみに、携帯の電波は船と陸の距離によって、入ったり入らなかったりします。
なので、陸側の舷側は携帯を使う人に人気です。

朝昼晩と、食事は船内。
多くのフェリーのレストランは、いわゆるバイキング形式が多いですが、東京九州フェリーはタブレットで注文すると料理を持ってきてくれます。

会計は、自分で伝票を機械でスキャンして支払うセルフレジです。何と多くの船では不可能なクレジットカード決済も可能です。ハイテクです。

一般の食堂の他に、グリルと呼ばれる貴族のための食堂があります。
予約をしておけばコース料理が楽しめます。

途中、夕陽が見られたり、富士山が見えたりしますが、時速50キロで進む高速船なので、外に出られるのは船尾のデッキだけだったりします。ここなら直接風を受けませんから。

予定の20時45分よりちょっと早く横須賀到着後。その後は陸路を走るだけ。
家までざっと130km。気温は6度くらいからどんどん下がっていきます。

で、帰宅したら1486km。気温は3度。
よく走りました。

2025初詣 2日目

宿の方がバイクが汚れないように、そして盗難防止のためにブルーシートを掛けてくれました。

さて、今日は帰路に就く日です。
もちろんフェリーで。

乗るのは先日利用した東京九州フェリーなので、四国から九州に渡って夜中の出港に合わせて新門司のフェリーターミナルに行きます。
さて、それまでどうしましょうか?

とりあえず、宿を出たら同じ愛媛県の南宇和郡にある紫電改を見に行きましょう。
1月2日でも空いているはず。

で、2時間ほどかけて着きました。
宇和島、風光明媚で良い所です。
途中、山間部の走行時に気温がマイナスになったのは驚き。路面凍結してたらどうしようと思いながら高速を走ってました。なんと今回の最低気温は四国の南部だったのでした。

日本にある唯一の紫電改。
製造は川西航空機。今の新明和工業です。
ちなみに、新明和工業には卒業生が2名ほどお世話になっています。

この機体は海中に数十年没していたものを引き上げてレストアしたそうです。
館内の部品の展示などは、かなり詳細まで解説されていて大変興味深かったです。

アメリカのバージニア州にあるスミソニアン国立航空宇宙博物館の別館、ウドバーハジーセンターにあるのは見たことがあります。
これはその時の写真。

上を覆っている翼は、広島に原爆を落としたエノラゲイです。

同じくアメリカのオハイオ州のデイトンにある、国立アメリカ空軍博物館にも紫電改があるそうです。ここは凄く規模が大きいそうなので、そのうち行ってみたいですね。

その後は、愛媛県の佐田岬半島の先端にある三崎港に移動して、国道九四フェリーで大分県の佐賀関港に渡ります。
このフェリー、国道197号の海上区間なのだそうです。
四国から九州までの最短航路の31kmを70分で移動可能。

九州に渡ったら、宇佐神宮に行ってみました。
ここはまるで竜宮城でした。
かなり賑わってました。華やかさは熊野本宮大社と対照的。

ここは二礼四拍手一礼なのですね。出雲大社と一緒です。

その後、門司に向かいましが、出航まで時間があるのでスーパー銭湯で時間を潰して、新門司フェリーターミナルに到着。

今回の船は、前回と違ってちょっと大きい。
この寒い中、意外とバイクが多くてビックリ。
四国に渡るフェリーには私だけ。九州渡るフェリーには私の他に一人だけだったのに。

前回乗った「それいゆ」の定員268名に対して、今回の「すずらん」は590名で、倍以上乗れます。
「それいゆ」は新造船としてこの航路に就航しましたが、「すずらん」は、新日本海フェリーが敦賀~苫小牧東港で使っている船です。
東京九州フェリーと新日本海フェリーって、同じSHKグループに属している会社で、どうやら繁忙期は新門司~横須賀航路に投入されるようですね。

この船は共用部分も広くて快適。前回同様、大浴場に露天風呂もサウナもあるし、小さなシアターもあります。
この動くホテルに、ほぼ1日乗ることになります。フェリー好きにはたまりませんね。
クルーズ船の旅を楽しんでいるような方から見たらセコイ旅かもしれませんが、良いのです。バイクと船の両方が楽しめるのですから私にとっては、とても贅沢なのです。

今回の部屋。
またしても個室です。個室は良いです。今回頑張ったご褒美です。

船は日付が変わる直前、23時55分に新門司を出港。
横須賀に着くのは、明日の1月3日の20時45分です。

2025初詣 出発

皆さん明けましておめでとうございます。

昨年の初詣は、宮崎県にある神武天皇ゆかりの狭野神社に行きました。
今年は和歌山県の熊野本宮大社に行きます。
有名な熊野古道のところです。とはいえ、その辺は行ったことが無いので全く詳しくありませんが。

行きはバイクで自走です。
日付が変わって夜中の12時に出発。
寒いです。
何でそんな時間に出発するのでしょう。
修行だからです。

この時期にこれだけの長距離を走るのは初体験です。
一体何が起きるのかお楽しみ。

最初のピットストップは、200km少々走った新東名の静岡サービスエリア。
ここで給油と小休止。

気温は5度前後。
正月の深夜、道は空いているかと思いきや、結構車は多いです。

次の給油は御在所サービスエリア。出発してからここまで約400km。
この次の安濃サービスエリアのガソリンスタンドが7時オープンなので、一つ手前で給油しておきます。
ここから熊野本宮大社までは200km。燃料は100kmくらい余裕があるので大丈夫でしょう。

熊野本宮大社に着きました。出発してからここまで約600kmです。

熊野本宮大社は、意外とこじんまりとしてました。
質実剛健といった感じ。

初詣を済ませたら、まだまだ西に向かいます。
紀伊半島の東側に回り込んで、和歌山港から四国の徳島港まで南海フェリーで渡ります。10時35分出航で乗船時間は2時間5分ほど。

上陸後は、愛媛の松山市まで約200kmの移動。

道後温泉の中心地から少し離れている松山城の近くのビジネスホテルに到着。

今日はここに泊まります。
出発から16時間30分、距離はおおよそ900km。よく走りました。
約1年のブランクからのリハビリとしては上出来でしょう。