以前にも書きましたが、私は歴史なんて全く興味が無い少年でした。
ですが大学に来てから一時期、技術の発展について講義するような授業をやっていたことがありまして、その際に技術の歴史をちょっと勉強しました。
技術は生活のためにあるわけで、その時々の人の暮らしと対比しながら色々と調べていったわけです。それはそれは古い書籍を漁ったりして。
ここで言う技術は、いわゆる「メカ」に限りません。単純な道具から、医療や衛生なども含めた広範囲なものです。そこで実感したのは、技術によって人が死ななくなったんだな、ということです。
新生児の死亡率が低下したり、寿命が延びたりといったことです。
近年、CO2の排出を含めた環境問題が声高に叫ばれていますが、それらは生活のための技術から生じたものであって、それはここに至るまでは凄まじい人口の増加を支えてきたわけです。現に環境問題が叫ばれる一方では、人口爆発に伴う食糧難が懸案となっています。
でもやはり、何かを得れば、動じに何かを失っているわけで、そのツケが溜まっちゃったということですね。それにしても、地球環境に影響を与えるほど人間は大規模な活動をしているわけで、こりゃ凄いな、とも思います。
内容や規模こそ違うものの、これに似たような問題かつてもあって、人類はそういう問題を解決しながら現在に至っているわけで、今後果たしてどうしていくのかな、というのは大変興味深いところです。
一方で、戦争とか紛争とか、そんなことを延々と繰り返しているわけで、一体何やってんだよ、と思うわけですが、同時に人間の本質って何なんだろうなぁなんて思ったりしているわけです。これまた興味深いです。