教育という名のモンスターの首に鈴を

このブログでは色々言っていますが
やり方や価値観は様々なので
全ての人に当てはまるわけではないのは百も承知です。

世の中には色んな人がいて
それぞれ色んなやり方をしています。

狭い領域を深く掘る人

浅く広い領域に手を付ける人

積極的にアクションしていく人

受け止めたことを真面目にこなす人

色んなタイプがありますが
どれも必要です。
色んな人がいて世の中は回るのです。

なので、どれが正解ということはありません。

危険なのは多様性が無くなってしまうことです。

学校で「言われたことをやる」という訓練を受けて
その姿勢に終始してしまうと
最大限にうまくいって
「指示されて狭い領域を深く掘る人」
となるでしょうけど
そのバリエーションとして
「指示されたけど狭い領域を深く掘りきれない人」

「そもそも指示に従えない人」
なんかになっちゃったりします。
その本人が言ってるんだから間違いないです(笑)

人を育てるには環境が大事
ということで
やはりものごとに対するアプローチの
自由度を上げる必要があるのではないかと思うのです。
まぁ、学校とか授業のあり方の話ですが。

もっと自分発で色々できるチャンスがあるとか
もちろん、その結果としてうまくいかなかったりするでしょうけど
そのリカバリーにチャレンジする機会があるとか

色んな特性を持った者が集まって
その持ち味を活かせるような経験をさせるとか

そんな経験をしながら
本人達は自分の成長戦略を組み立てていけると思うのです。

学校なんかは、もっと多様化してもいいような気がしますけどね。

親子共々、余計なトライをせずに、既存の知識を得たいのであれば
それ専門の学校を作ってガッチリやればいいじゃないですか。
それで気が済むなら。(嫌な言い方ですね)
あ、それは既存の学校ですね。

とにかく色々チャレンジしたいなら
そういうことをバリバリやれる学校があってもいい気がします。
(「やらされる」じゃないですよ)

学生達を見ていると思うんですよ…

やたらと何でも知ってる雑学の帝王みたいのがいたりするけど
実際にトライする機会が少なすぎて
知識が活かせないとか

マインドがオープンで前向きなんだけど
その使い道がないとか

手先は器用なんだけど
そのスキルを役立てたり
コミュニケーションのスキルを磨くチャンスがないとか

もっと環境のバリーションがあるといいのでしょうね。
このままじゃイカンだろうなぁという気がします。

夢工房には色んなチャンスがあるけど
クルマ関係ばかりだし
色んな意味でハードルが高い気もします。

そもそもこの環境は
パッションに溢れた学生達が集まって
そこに私みたいな教員が力を貸す
という形でスタートしています。

それがいつの間にやら
研究室とかプロジェクト活動とか
そういうことになっていったわけで
なかなかレアな進化のしかたです。

今どきそんなふうに学生達が集まる
なんていうのは、あまりないのでしょうか。

既存の学校のやり方を変えるとか
新たに学校を作るとか
そもそも環境ができてしまえば
やるしかないということになるのでしょうけど
そりゃ勇気要るでしょうね。

仮にそんな学校ができたとしても
そこに我が子を行かせたいと思う
勇気がある親御さんはそうそういないでしょうし
子供もしかりでしょう。

ワクワクしない学校で
ワクワクする未来をつくる人間をつくれるのでしょうか?
あ、これは単品のネタとして別の機会に。

何にせよ、このままじゃイカンでしょうから
やり方はともかく
誰が猫の首に鈴を付けるんだい?
という話なんだと思います。

だって皆、似たようなこと考えてるんでしょう?

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