「便利な世の中」は実は面倒なのか?

今後の世の中は今より一層
環境やら効率やらを向上させて行く方向ですね。

しかし、人の生き方に関して言えば
効率を追求するとあまり良いことはないかもしれません。

自分から提供するものを最低限にしておきながら
最大限のものを得ようとしてたりして

そんな効率の良い生き方
ついついやってしまうものです。

最小のアウトプットで
最小のリスクで
最大のゲインを得ようと…
しちゃいますよね!?

横文字並べてみましたが、つまり
「いろいろめんどくせー」
なわけですよ。

でも気持ちは分かります。
誰しもそんな経験はあるものですし

世の中色々便利になっているはずなのに
職場も学校も家庭も
導入されたシステムに手間を掛けなきゃいけない

スマホなんて最たるもので
便利な道具なんだけど
色々できるので色々やらなきゃいけない
今や電話としても機能はオマケみたいなもの?
「スマホ」の「ホ」はオマケなのか?
じゃ「スマ」か!?

財布を見てみましょう。
ナントカポイントカードとか
会員証とかクーポンとか
本当に必要がどうか分からないけど一応持ってる
みたいなものを運ぶための分厚い長財布
お金を入れる機能は果たして主役なのか?

とか考えるのも面白いものですが
かつて、そういう便利なものが無かった頃に比べて
シンプルになってない気がしますね。

若い学生が成長していく過程においては
やるべきことが沢山ある割には
何をどうしたら良いのか良く分からない状態なわけで
そんな中で手数を最低限にしてしまう気持ちも分かります。

でも、その気持ちが大きくなっていくと
長い時間を掛けた割には
得られることは最低限になってしまい
それこそ時間の無駄遣いになりかねません。

というわけで
夢工房の学生は、かなりめんどくさいことを日々やってます。
こういうことからしか学べないことは沢山ありますので。
そういう意味では
面倒なことが沢山ある今がチャンス
とも言えます。

彼らの凄いところは
そんなふうにめんどくさいことをこなしながら
常にポジティブであるところでしょうか。
よくやるわ。
と思いつつ見守っています。

とはいえ、ふと思うことがあります。

昔々の大昔から
こんなにめんどくさいことが沢山あったのでしょうか?と。

どうでも良い(と思ってしまう)ことが
沢山ありすぎるんじゃないの?と。

誰だって好きなことは一所懸命やるわけですが
世の中色々ありすぎて
どうでも良いと思ってしまいたいほど色々ありすぎて
大事なことが見えにくくなっているのかもしれませんね。

まぁ、極端なことを言ってしまえば
そんな状態でも
自分が重要だと信じたことでブチ抜けてしまえば
大抵は何とかなっちゃうと思うんですけどね。

ということは、考え方次第でやり方は
かなりシンプルにできるのかもしれません。

余計なことは、可能な限りノイズとして処理して
視野に入れなければ良いのです。

それができたら苦労しない?
そうですね。
勇気が要るでしょうね。

いや、必要なのは修行か(笑)

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