夢を持つには

私なりに思う夢についての話をしました。

夢を持つにはどうしたら良いのか
という話をするの場合の対象は
夢の無い人です
当たり前ですね。

自信がないから夢が構築できない
というケースが多い気がします。
特に真面目そうな学生に多いかな。

これに対して
ダメだとか、最近の若いもんは
とか言うつもりはありません。

だって、そういう状況を作り出しているのは
我々年長者にも一因があるわけですもんね。

なので、少しでも状況を変えられたら
と思うのです。

夢がない

これ、別に将来に対しての希望が
全くないわけではなかったりします。
大抵は何かしら
ほんのりとした希望があったりするんですよ。

でも、それを口から出せない。
なぜでしょう。

よくあるケースは
できそうもないかもしれない
からです。

いやいやいやいや!
ちょっと待った!
夢って
今できること
とか
できそうなこと
ではないですからね。

いいんですよ
今できないことでも
これからやるんだから。

ギャップが大きい方が面白いじゃん!

そういうことに対して否定する方が間違ってるんです。
できそうもないことを言った君が間違っているわけではない。

むしろ
人は口から出したことを
自動的に実行しようとするので
ドンドン言った方がいいんですよ。

で、ゴールとしての夢をセットしたら…
その後どうすべきかは回を改めて。

ここまで言っておいて何ですが
それでも
どうにも夢を持てない場合は
今できることを頑張ってやるのも良いと思います。

今まで言ってきたことと矛盾するようですが
今自分ができることを一所懸命やって
役割を果たすことも重要な価値です。

頑張ってると見えてくるものもあるかもしれません。

ロケットやレーシングカーの開発者にだってなれますよ。


じゃぁ、おまえの夢は何なのだ?
と聞かれたら
その一つは

どこかの海軍から放出された空母を手に入れて

操船技術とか
通信技術とか
地理とか
歴史とか
医療とか
国際関係とか
エンジニアリングとか
料理とか(←海の上でも良いもの食いたいから)
を学びたい若い連中と専門家を乗せて
世界中を学びながら回る学校をつくることです。

甲板ではレーシングカーが走り回り
飛行機が飛び立ち
艦内では色々つくったり講義やったり議論したり

立ち寄った港から入国したら
みんなで探検して
その土地の人と交流して
入学希望者がいたら乗船させて
不適格者は、その港でさようなら
「おまえ、ここからは自力で帰れ」

学校の名前は、そうだなぁ
The Dream Carrier
ってどうかな?

楽しそうでしょう。

こんな環境で学んだ者は世界を変えますよ!

いいですよ
バカみたいって言っても
別に気にしないから。

だれか空母ください。

人生成功の方程式

京セラ操業者の稲盛和夫氏がお考えになった
人生成功の方程式

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

ネットで検索するといろいろな解説とか
ご本人の記事などが見つかると思いますので
詳しいことは書きませんが

良いですね。
もっともだと思います。

この方程式のポイントは
掛け算でつながっているところです。

なので
ある要素が小さくても
他の要素で頑張れば
結果は大きくなる。

ある要素が大きくても
他の要素がダメなら
結果は小さくなる。

例えば

能力が多少低くても
超頑張れば
結果が出る
とか

能力が高くても
ダメな考え方をしてたら
結果はマイナスになる
とかね。

私のような変な経歴の人間には救いです(笑)
昔から出来の良い人間ではありませんでしたからね。
熱意で何とかなるなんて!

そうそう
稲盛さんもおっしゃっていますが
「利他」の心は大事です。
これ、考え方の部分に大きく影響しますね。

だって
他を利する(人のために)
ということは
価値そのものですものね。

学生が新しいマシンの参考にと
古いシートを引っ張り出してきました
昔のスポンサーさんのステッカーがたくさん貼ってありますね

次回のマシン
皆さんに喜んでもらえる成果が出せると良いな

夢の正体

今回は夢についてのお話しです。

学生達には
デッカイ夢を持って
ガンガン行って欲しいものです。

他人は変えられない
と分かってはいますが
何とかきっかけを作れないかと
日々考えています。

もう何年も前になりますが
とある講習会での講演を終えて
ホテルの部屋でテレビをつけたら
マーティン・ルーサー・キング牧師の記録映像の
「私には夢がある」
と言うシーンが流れていました。

ワシントンのリンカーン記念堂の前で行われた演説で
“I Have a Dream”というシーンです。

この時
「あ!そうか!」
って気付いたんです。

夢はギャップだ!

今は満たされていないという現状を認識して
それに対する将来の理想を描いて
そのギャップが夢。
そういうことだ!

若いコに
「ハングリー精神が足らん!」
とか言ったところで
腹減ってないヤツに
「腹空かせろ!」
と言ってるようなもんで無理なんです。

もうおなかいっぱいのヤツに
「もっと食え!」
と言っても
それは拷問でしょう。

夢はギャップなのです。

今の暮らしのままでも
別に死ぬわけでなし
不便でもない。

むしろ世の中に楽しいことは
すでにたくさんあるので
それに満足していたほうが無難

欲求が無いわけでもないけど
それを口にしたところで
周囲からは
現状に対して比較されて
ギャップが大きければ
「そんなのできるわけない」
と言われ

目の前の小さい
「現実的」と言われることを
コツコツやること「だけ」を推奨される。

それができたら次へ
それができたら次へ…

この
先が見えない
どこに向かっているか分からないトンネル状態で
「ハングリーになれ!」
ですよ。

ギャップなんか見えません。

ヘタすると
失敗が許されない空気感のおまけ付きだったりするし
無難な「現実的」なことを言うと褒められたりもする。

そりゃ無理だわ。

でも同情はしない。

だって
どうするかは本人が決められることだから。
それが「自由」というヤツでしょう。

リスクを負わずにいい思いしたい
そう思うのも自由ですが
そんな虫のいい話はありません。

リスクを取りながらチャレンジするなら
ぜひ応援させてほしい。
それこそが価値だと思うから。

東京電機大学のFormula SAEやCanSatは
大学がお膳立てしたアクティビティではありません。
「やらされ感」が出てしまったら夢にならないので。

自分達の夢をどうセットするかはメンバーの自由です。

デッカイ夢を持って現実とのギャップをつくりましょう