今回はお陰様で無事に帰宅したわけなのですが、温暖化しているとはいえ、この時期にこんな長距離を走る人もそうそういないと思うので思い付くままに書いてみましょうか、というのが今回のネタです。
まず走行時の気温です。
スタートは埼玉を夜の0時に出て、まずは高速道路で和歌山の熊野本宮大社まで行きました。到着は7時ごろ。距離はちょうど600kmくらい。
この区間の気温は、5度前後で変化していました。
高速道路を時速100kmで走行すると、体感気温は10度ほど低くなります。
なので、体感はマイナス5度くらいでしょう。
その環境で7時間走り続ける感じです。
約、途中で止まったのは2回の給油のみ。
熊野本宮大社は山間部にあるので、そのあたりは日が出ていても気温がさらに下がって3度程度。
参拝後は、山間部を抜けて和歌山港に向かいました。
時間は8時ちょっと前に熊野本宮大社を出て、現地には10時頃。距離は120km程度。
気温は山間部では3度前後で、港に下りた時には10度を下回る程度だったと思います。
この区間は一般道で、コンディションが悪いときは凍結しているそうです。
その後、フェリーで徳島港に渡って、四国を松山市まで横断。距離は220kmほど。
期待ほど気温は上がらず、8度前後で推移していた気がします。
恐らくちょっとやそっとの防寒装備では、短時間はともかく7時間は大変厳しい。
というわけで、1 Dayチャレンジでよく使用している電熱服の出番です。
バッテリーから直接電源を取るタイプで、ジャケット、パンツ、グローブ、ブーツのインソールが電熱装備一式です。
良くある電熱服は、ジャケットやパンツの下にインナーレイヤーかミッドレイヤーとして着用するものが多いと思うのですが、それだと体の動きが拘束されて危険だと思っています。
なので使用しているのはアウターのジャケットと、オーバーパンツタイプです。
でも、もっとも外側は走行風を受けるので効率は悪いと思います。
ここは快適性と安全性(機動性)のトレードオフです。
そしてアウタータイプのメリットは、その下は普段着で良かったりするところですね。
今回は、下はジーンズで、上はTシャツと夏用のライディングシャツと言ったら良いのか、すぐに乾くヤツです。
この「すぐ乾くヤツ」は、夏は涼しくて良いのですが、冬は水分を含まないので意外と暖かいのです。
人体は思いのほか水分を放出しているので、それが停滞してしまうと冷えます。
なので、アウターに向けて水分を発散すると、皮膚の近くは乾燥した状態になって冷たさを感じないのです。
ただ、電熱装備のうち、グローブのヒーターの性能が今ひとつなのでした。
乗っているバイク、BMWのR1200RSはグリップヒーターまで付いていますが、あまり気温が低いとグリップヒーターも役に立ちません。無いよりはマシなのですが。
なので指先が冷たい。
たかが指先とバカにしてはいけません。
人の手は、表面積が広いので熱交換の効率が高いのです。
指は冷却フィンのようなものです。
手を冷やすと血液の温度が下がってしまう。
まぁこれは、熱中症の対策などに有効なのですが、冬はいただけませんね。
でも、こればかりはどうしようもありませんでした。
2日目には、松山市から宇和島の紫電改展示館に移動するわけですが、四国の南部に行くのだから気温は上がるだろうと見込んでいました。
ところが山間部で気温はマイナス1度まで下がるわけです。
まぁ寒いのは仕方ないにしても、高速道路での路面凍結ということになったら困ったことになるな、と思っていました。
幸い凍結はありませんでしたが。この間は130km程度。
そして宇和島から北上して佐田岬半島へ。
半島の区間は10度前後だったでしょうか。
あまり苦痛は感じませんでした。
距離は130km。
そして、九州に渡った後は、日中は快適。
この辺になると疲れが蓄積して記憶が多少曖昧なのですが、気温は恐らく気温は10度を超えていません。
というのも、トンネル内で気温が15度程度に上がって驚いたことが何度もあったので、驚くと言うことはそれなりの温度差があったはず。
なので一桁台の気温だったはずです。恐らく8度くらい。
最初に立ち寄った宇佐神宮まで85km。
宇佐神宮参拝中に夜になりました。
ここから途中スーパー銭湯によって、新門司のフェリーターミナルに向かう際は、気温は5~6度。
距離は84km。
3日目は横須賀港から埼玉の自宅まで130km。
気温は6度くらいから徐々に下がって3度。
以上、忘れる前に思い付くままに書き殴った感がありますが、取り急ぎ記録を残してみました。