心にはアクセルとブレーキがあります。
何かをやりたい
と思う気持ちなんかはアクセルです。
じゃぁブレーキは?
上述のアクセルに伴うデメリットです。
ものごとには多面性があるので、メリットばかりではありません。
夢工房の活動なんかは分かりやすい例です。
クルマが好きで、レーシングカーに興味があったりしても、いざやろうと思うと二の足を踏んだりします。
そうりゃぁそうでしょう。
クルマを作るのは授業で教わる知識を使うだけでは無理ですし、相応の労力も必要です。
加えて、ただ完成して動けば良いというわけではなく、レースに使うのですから「勝つ」という使命も持っています。
楽をしたいとか、失敗をしたくないという意識が「やりたい」よりも強ければ手を出せません。
やれば絶対に楽じゃないし、必ず失敗しますから。
厄介なことに、このブレーキは潜在意識で動作します。無意識の領域ですね。
なので、日頃から強力に効き続けています。
アクセル踏まなきゃ!って分かっているのに、無意識にフルブレーキを掛けている状態です。
このブレーキの効きが強ければ、色々考えたところで、「そんなのうまくいかない」という理由付けばかり思い浮かんでしまったり、なかなか手強いのです。
でも、だからこそこういうことに熱中する意義があるのですよ。
好きなことにのめり込んで夢中になる経験を通して、失敗から学べるようになる。
これ、大事なことです。
そんな中からブレーキの正体に気付けば考え方を変えてブレーキを離すことができるようになります。
これが学びでしょう。
そのスタートは、早ければ速いほど良い。
夢工房には頻繁に卒業生達が訪れてくれるのですが、彼らの今の姿を見て、話を聞く度にそんなことを思うのです。