卒業式前日 2024年 卒業記念行事

明日は当大学の卒業式。
というわけで、前日の今日は恒例の卒業記念行事です。

内容はいつも通り、昼食は神田のそばの老舗、「かんだやぶそば」からスタート。

次に九段下に移動して、現役生達と合流したら、靖国神社参拝。
最近は現役生達も途中合流するのが恒例になってきました。

参拝の後は、同敷地内の博物館、遊就館を見学。

ここで現役生達とお別れしたら、再度神田に戻って…

鳥すき焼きの「ぼたん」で、私のお師匠様、佐野先生にご足労頂いて会食。

佐野先生、何かとイベントに参加してくださるのでありがたい限りです。
F1をはじめ、日本の自動車産業の強烈な立ち上がりの時期を創成したお一人と話ができるのですから、エンジニアとして巣立っていく卒業生には、貴重な機会になったことでしょう。

明日は日本武道館で卒業式です。

正解とか不正解とか 4

「正解」を出すのが価値あること

今の日本の学校での価値観はそうでしょう。

これ、結構危ないと思うのです。

「正解」って、すでに分かっている古いものでしょう?
それに従っていたところで新しい価値は創造できません。

だって、新しい価値って正解は無いから。
さらに言うなら、未来は不確定で、これから作るものなので、正解は無い。

環境に合わせて最適化
なんてのはあるでしょうけど、学校で言う「正解」とは違いますよね。

「正解」を出さねばならない
と思っていたら、「正解」意外は「不正解」なわけで
不正解を出したくない
と思ったら、やらないことが一番確実です。

でも、そうすると
失敗という恐怖を避けたい
という恐怖による動機付けによって
武器を持てずに丸腰になる
という新たな恐怖が発生することになります。

結局のところ実社会では
何が正解かなんて分からなくて
むしろそれは作り出すことなのでしょう。

それは「発明」だ、なんて大げさなことは言いませんが。

なので
好きなことを頑張ってやってみて
それを価値が生じるまで継続する

そんな姿勢が大事なんじゃなかろうか
と思うのです。

「そうすれば絶対に価値が創造できるのだ!」

なんてことは言いませんが、少なくとも価値が生み出されるプロセスなんかを調べてみれば、往々にしてそういうことになっているってことが分かると思います。
「正解」というわけではありませんが、ある程度の前提条件みたいなものはあるわけで、まぁそういうことなのでしょうね。

CanSatを振り返って

模擬惑星探査機CanSat、振り返ってみれば、初めて種子島ロケットコンテストに出場したのは2014年。
それから10年も経つのですね。

アメリカの砂漠で開催されるARLISS(アーリス)が、より厳しい環境なのは言うまでもなくて、こっちは2011年から出場しているので、かれこれ13年。

単に高いところから機体を落として、ゴールまで自律制御で走行させる、とは言っても、やってみなければ分からないことは山ほどありました。

ハードルを越えたら、次のハードルが現れて、越えても越えても納得いくところにはなかなか到達できません。

でも、チャレンジってそういうものでしょう。
それを体験できるということ自体が貴重な経験です。

夢、戦略、技術とその継承、チームワーク、問題解決能力、チャレンジングスピリット
未来を切り開くために必要なことは全てここにありました。
Formula SAEも同様ですけどね。

まだまだ行きますよ!