やはり技術は人次第

ひょっとして
ひょっとすると

外から無理矢理突っ込まれた教育
これは悲しい結果を生み出すのではないか

自分から好んで取りに行った学び
これは幸せな結果を生み出すのではないか

なんてことを考えることがあります。
具体的に例を挙げてどうこう言えませんし
その「結果」というのが個人的なものなのか
環境も含む他に及ぼすものなのか
そんなこともよく分かりません。

でも、無理矢理突っ込まれた何かを
有効に積極的に利用しようとは思いませんよね。

知っているけど上手に使えない
というのはあまりハッピーなことではありませんよね。

やはり理想的なのは
自分の興味に従って取りに行った何かを
自他共にハッピーになるような使い方をする
ってところですよね。

そんなことを考え始めると
良い技術とか悪い技術とか
ってことを考えますが
基本的に技術には良いも悪いもない
というのは良く言われるところ。
ただ、技術レベルの善し悪し(高低)ってのはありますけどね。

良く出る例えは
刃物でしょうか。

料理に使うも
人を殺めるのも
使う人次第。
切れない刃物は逆に危ない
なんてもの面白いところです。

兵器も同様です。
戦争に使うということは
自国民の命を守るため
ということでもあります。

自動車は、とても便利で
今や我々の生活に欠かせない道具の一つですが
自動車生誕からしばらくは
ひどい排ガスを平気でまき散らしていたわけです。

現在の視点で言えば「ひどい排ガス」なんて言えますが
当時はそれが普通なわけで
時代や周囲の環境の変化とともに
技術に対する見方が変わってくるというのもありますね。

交通事故による死者は世界的に見るとかなりのものです。
これも今後どのように変わっていくのか
大変興味深いところです。

どんなものでも結局は
時代背景や使い方次第
そういうものでトレードオフが決まってくる
そういうことでしょうね。
国民性や信仰などでも変わってくるし。

ということは
技術に関わるものは
どれくらい広い範囲のユーザーを対象とするかとか
どれくらい長期の未来を予測するか
つまり視野の広さと創造力が重要ってことなのでしょうね。

とはいえ
そういうのも絶対と言い切れないところが
難しくも面白いところだと思います。

こういうのは学校だけでなんとかなるものではなかったりするので
やはり個々人が色々工夫する必要があるってことですね。
どのような技術をどのように得るのか、形作るのか
それはやはり人次第なわけで
知識や能力だけではどうにもならんわけですね。

技術は人なり

自己肯定感の構築

何かにチャレンジする時は
「いけるぞ!」
という感覚が必要ですね。
少なくとも
「やってみないと分からないから、やる!」
といった感じかな。

「ダメかも」
と思ってたらチャレンジになりません。

「やる!」
という感覚の根底には
「きっと何とかなる」
と、自分を信じる感覚が必要です。
自信ですね。

チャレンジする気もないのに
できる気になっちゃってるのは
自信とはいいません。
「勘違い」です。

さて、自信を持つには
さらに前段に必要なことがあります。

自己肯定感です。
自分の存在や価値を肯定できる感覚ですね。
これを持っているのが一番健全です。

ですが、この自己肯定感を持つためにはどうしたら良いか
これが問題なのです。

普通は、こういう感覚を持つチャンスが無いのではないでしょうか。
内発的にそういう気持ちは湧いてくるものでしょうか。
育ってきた環境によるのかもしれませんね。

私などは、子供の頃から出来が悪くて
余計なことばかりして怒られてきたクチなので
あまり自己肯定感が強くないと思っています。
むしろコンプレックスをバネにしてきたタイプです。
いや、そうも言い切れないかな。
コンプレックスをバネにして
真っ向勝負する感じではないかもしれません。
ダメなものがあったら
それを何とかしようとせずに
別なことでカバーできないかな?
とかやるタイプですね。

なので、昔から変なことをやって驚かれることはありましたが
ストレートに褒められるようなタイプではないと思います。
これって、いわゆる実力派ではないですね。
なんてことだ。今頃気付いてしまいましたよ。

なので、自己肯定感を持っているか?
と聞かれても、素直に「はい」と言えません。
ちょっとねじ曲がっているのかもしれませんね。

さてさて
何とかこの自己肯定感を高めたいところですが
何が効くでしょうか。

まず挙げられるのは感謝されることでしょうか。

他から自分の良いところを教えてもらうことも良いですね。
これも感謝と同様で
他人が自分に対して価値を感じているということですから。

この辺は間違いないでしょう。

では、感謝されましょう!
良いところを教えてもらいましょう!
ったって無理そうですよね。
ジャイアンならイケるか?
あ、だからジャイアンは自信満々なんですね。

これ、方法があります。
やってみる気ありますか?

あなたが他に感謝したり
褒めたりするんですよ。
それをやりまくってください。

他に対してやろうとしないことを
欲しがるなんて虫が良いですよ。
世の中ギブアンドテイクです。

お店に行ったら、お客のあなたが
「ありがとうございます!」
って言うんです。
外食して、美味しかったら
「これ、うまいですね~!」
って言うんです。

そうやって周囲を喜ばせましょう。
そのうちきっとあなたに何かが返ってきますよ。

難しくないでしょう?

これ、嘘だと思うなら
自分の周囲を見てみてください。

他に感謝を伝えることができる人の方が
自己肯定感が強い生き方をしていませんか?
自信を持っていそうではないですか?
ジャイアンぽいか?ってことではないですよ。

ちなみに、美味しいもの食べて
「クッソうまい!」
とか言っちゃダメです。
そんな言葉使ったら、本当の料理人なら喜びません。
それに、あなたの人生がクソみたいになります。

そんなことないだろうって?
なりますよ。
あなたの発した言葉にふさわしいように
あなたは成長していくんですから
言葉の通りになります。

なのでネガティブなワードには気を付けましょう。
ポジティブワードで行きましょう!

夢工房では、技術的な知識や経験だけでは不十分で
チャレンジするスピリットがなければ
話にならないと思っています。

でも、そのスピリットを得るには
自己肯定感が必要だ
というところまで遡ってきました。

これはチームで取り組めば
メンバー相互の相乗効果で良くなっていくはずです。
こんなことも日々工夫しています。

技術は人なり
です。

そうなって当然…な状況を作れば良いのだ

バイクはハンドルを切って曲がるのではないですよ
というお話をしました。

どうするかというのは
人によってイメージが違うと思うのですが
私の場合は
曲がるために
バイクが曲がる状況を作ってあげて
そこへ導く
というような感じで捉えています。

バイクが曲がりたくなるようにしてあげる
みたいな感じですかね。

クルマは
ハンドル切って
えいっ!
って感じかもしれませんが
ちゃんと曲がるためには
ある程度の条件が必要です。
各輪にちゃんと荷重が掛かっているとか。

乗っている人は
自分で曲げてる
って思うかもしれませんが
それは曲がる状況を作っているだけ
という言い方もできるかと思います。

バイクは200kg超えてきますし
ものによっては300kg超え
クルマも同様ですよね。
1トン超えとかって話ですから。

これを人力で何とかしようったって
そうそううまくいきませんよ。

なので、思ったように動く状況を作っているだけ。

学習も一緒だと思うのです。

目的があって
知りたいとか、やりたいと思う
その状況があるからこそ
入ってくるわけで

そういうの無しで
知識のみを得るって
実は難しいこと
というか
無理があると思うんですよ。

中には理由無しで学べるとか
学びそのものが楽しいとか
そういった人もいるとは思いますが
恐らく大多数はそんなことはないでしょう。

学生と仕事の話をすると
「収入が…」
という話になったりしますけど
「金くれ~!金くれ~!」
といっている人にあげる人はいないわけで
そんなにお金が欲しいなら
お金が入ってくる価値と仕組みを作りなさいよ
そういう状況を作りなさいよ
という話です。

チームで何かをしているときも同様で
リーダーが
「こうしろ!」
と言っても限界があって
メンバー各人が共通の方向を向いて
「こうしたい!」
となるような状況が必要です。

状況状況言いましたが
その状況を作る元は
感情ですね。

バイクに乗ってて
「曲がるのかな~?」
なんて思ってたら
曲がるための状況は作れません。

「曲がる!」
と思うからこそ作れるのです。

結局、精神論なのか?
そうかもね。