何で勝負する? その5

おお!このシリーズも第5回です。
と言うほど大した内容ではないかもしれませんけど
まだネタがあったのでお付き合い下さい。

就活にせよ
日々の仕事をするにせよ
何かしら強みを持ってやっていきたいところです。

誰でも同じようにできることではなく
自分ならではのやり方とか
自分にしかできないこととか
そんなのが実現できたら素晴らしい!
ですよね?

さて、ではどうしましょう?

我々日本人は幼少の頃から
アレができなきゃダメ
これもできなきゃダメ
って、どうも「人並み」にされちゃう傾向があって
それに従えないと「ダメな子」
みたいな扱われ方をされがちではないでしょうか。

なもんで
他人に対して劣っているところを気にしたりしがちだし
そういうのに疲れると
しまいには「言われたらやる」
みたいなことになります。

劣っているところを何とかして
「人並み」にというのは
マイナスの部分を埋める
というようなことです。

まぁ、そういうのも大事だったりもしますが
もしそれが完璧にうまく行ったらどうなりますか?

マイナスが無い人ですか…
面白そうではない気がしますが
何か良いことあるのかな?

開発の現場にそういう人はいたかなぁ?
変な人は沢山いて
それが凄く面白かった記憶はあるけど。

マイナスが無い人なんてイメージ湧きませんね。
何かできそうな気はしません。

そうそう
やはり「何ができるか」が大事なんですよ。

なので
マイナスを埋めるか
プラスを突出させるか
という選択肢があったとしたなら
プラスを突出させるべきだと思うのです。

それはつまり
自分の強みを作るということですが
ソイツをバリバリ延ばしていった方が面白いし
きっと皆の役に立つと思います。

とはいえ、誰しも最初から強みなんて無いわけで
だったら色々とやってみましょう。

最初は、人マネでも思いつきでも良いと思うのです。
考えすぎずに動きましょう。
動きながら考えましょう。

そこから何かをピックアップしたり磨いたりしていけば
きっと面白いことになってきますよ。

学生であれば
ある程度マイナスを埋めておかないと
卒業できないので
仕方ない部分もありますが
うまくバランスを取って
強みを作っておきましょう。

その強みを使って
楽しむ時がやって来ますよ。
すぐに。

諸行無常の世の中で

私は仏教徒であるという意識はありませんが
仏教の言葉は、なぜかしっくりくるというか
納得できるというか
それが日本人であるということなのでしょうか。

さて
諸行無常とは
世の全てのものは移り変わったり消滅してしまう
というような意味ですよね。

最近の世相を見ていると
まさにその通りではないか
と思います。

ここで変化前の状態に執着すると
しんみりとしちゃったり
やるべきことを先送りしたり
足踏みしたり
ということになるのかもしれませんが

何かにチャレンジすることを決めたなら
そんなことをしている場合ではありません。

以下は仏教で言いたいことからは離れるかもしれませんが…

刻々と変化する世の中で
自ら変化していこうとするのか
変化をせずにいようとするのか

現状を自己評価して
納得いかないなら何かを変えるしかありません
変えなければそのままです。

果たして現状はどうなっていますか?

チャレンジする(している)のだから
そんな低次元に留まっているはずはないって?

しかし我々の心は難解です。

本来は
うまくいっていれば変化を嫌い
うまくいっていなければ変化を望む
と思いきや

うまくいっていなくても
変化を嫌うこともあります。
不思議です。

このままじゃダメだと分かっているけど
かといって変化はしたくなかったり

ヘタすると
現状の把握すらしなかったりします。

どうにも耐えがたい情況に身を置いたとしても
その状況には納得できず苦痛を感じていても
変えたいと思わないこともあります。

ちょっとおかしな理屈に聞こえますが
意外とこういうケースは多いというか
誰しも多少なりとも
そういう部分を持っていたりするのではないか
と思います。

現状を冷静に考えてみて
納得いっているのなら良いですが
そうでなければ点検が必要です。

意識の外にある
見えないものが足を引っ張っているのかもしれません。
無意識が求める何かとトレードオフが効いている可能性が高いです。

そいつが邪魔なら
勇気を持って捨て去りましょう。

それを断捨離と言います。
これはヨーガから来ている言葉だそうですが
執着から離れるという意味ですので
仏教にも通じるところがありますね。

何で勝負する? その4

年末も近づいてくると
学生達は就活について考えたりする機会が増えるわけで
彼らは自分のセールスポイントなどについて
真剣に考え始めたりする時期です。

特にそういう時期でなくとも
日頃から自身の強みを作るために
頑張ったり工夫したりするべきなのですけどね。

今回は、どのような分野でも重視される
コミュニケーションについていってみましょう。

一口にコミュニケーションと言いますが
どんなことが含まれているのでしょうか。
ざっと構成しているものはこんな感じでしょう。

  • 入力 <見る・聞く など>
  • 処理 <考える>
  • 出力 <言う・書く など>

これらの構成要素は
経験を積んで磨かれるものなので
とにかく「やる」ことが大事です。

具体的なスキルとして
言葉、文章などを通しての入出力は
分野を問わず重要ですし

開発や製造を志すなら
図面が描ける読めるとか
そういうことも当然重要です。

で、コミュニケーションは相手がいることなので
相手の気持ちになって考えられること
これが極めて重要なのですが
その部分を磨けるチャンスは
なかなか無かったりします。

相手には
どのように見える・聞こえる・感じるのだろう?

そして発信した情報を受け止める相手がどう思うか
これが価値の本質的な部分だと思います。

ビジネスだってコミュニケーションの一形態に過ぎないのではないでしょうか。

商品を作って発信して
客さんの心が動いて購入に繋がる。

物や情報や対価の授受によるコミュニケーションが
グルグル回っているわけですから。

学生のうちにそういう部分を磨くには
個人的には
ものを作るコンペティションなんかは
最適だろうと思っています。

現に、ウチの研究室に限らず
そういった活動をしていた学生達で
就職活動で難民化した例はほとんどありませんから。

いや、待てよ。

そもそも、そういう活動をする連中は
苦労をいとわず好きなことを頑張るわけで
そういうことができるのであれば
そもそも就活なんかで困ることは無い
ということでもありそうですね。