戦えるのか

平和は良いことです。

個を尊重するのも良いことです。

皆で仲良くは基本です。
というか、これは我が国のコンセプトでもある。

しかし
戦えなくなっちゃうのは問題です。

学生達がエンジニアとしてやっていくなら
競争力は本人が生きていく上でも重要ですし
仕事をする上でも最重要項目の一つでしょう。

学生達のコンペティションでは
その辺が如実に現れてきます。

競争ですからね
ライバルに対する優位性をどのようにして作り上げていくのか
もしくは、作り上げていけないのか(笑)

みんなで仲良く
なんとか形になるように
なんとか間に合うように
では勝負になりません。

そんなふうにやると
その時は仲良くやって楽しいかもしれませんが
コンペティションが終わった後は
全く楽しくなくなります。

で、そういった経験を社会に出て活かそうとしても
あまり役には立たないでしょうね。

明日はエコランのもてぎ大会です。

正直なところ当チームは
やりきった感じではありません。

きっと悔しい思いをしながら
新たな発見が色々あるでしょう。

こういう活動をする中で
最も重要なものは何か
そんな発見ができることを願っています。

成長のセオリー

夢工房は今夜もフルパワーで頑張っています。

でもまぁ
さすがに2年間の自粛期間の影響は大きいですね。

学生達は、気持ちと現実のギャップに戸惑って
それを埋めるべく頑張っている感じです。

モチベーションは高いので
高い理想はあるけど
それを実現するためのスキルは
自粛期間に得られなかったので
やはり苦労はします。

どうしたら良いか分からないことだらけだし
やればうまくいかないことだらけ。

でも良いのです。
それでも頑張って欲しい。

もし、分からないから、うまくいかないから
といって
容易にハードルを下げてしまったら
得られるものは最小限になります。

頑張ってベストを尽くせば
必ず大きな何かが得られます。
その「何か」のパワーは強大で
一生有効です。

ポイントは
高いゴールをセットして
ベストを尽くすこと。

妥協して低いゴールをセットしてはいけないし

高いゴールをセットして
ダメでも良いことあるよ
とベストを尽くさないのも論外です。

さぁ、面白くなってきましたよ。

逆のアプローチはなかなか手強い…というか無理

やり方が逆だよ

言われてもなかなか分からないと思います。

最終的に目指したいもの
それを形にするために必要なことを
ブレークダウンして
今やることを決める。

ものを作ると分かりますけどね。

例えば
クルマを作るときに
構成する最小の要素から設計する
なんてことは絶対あり得ません。

「まずは素晴らしいボルトから設計だ!」

そんなことはありえない。

最終的に目指したいカタチを決めてから
それを構成する要素に分割していきます。

ビジョンを実現するために
手段を決める
ということです。

そのロジックが重要。

とにかく今できる手段をやってみて
それでどうにか…
なりませんよ。

学校での勉強って
何のためなのかは関係なく
とにかく基本からやっていきますよね。

もちろん基本は大事なのだけど
ちょっと考えて欲しいのは

それ、一体何の基本なの?
何のためなの?

ってところ。

もちろん義務教育なんかは
生活する上で最低限必要なこととか
その上の学びを得るために必要なこととか
そういう意味での基本を習得するのでしょうけど

それを過ぎたら、そこから先は
一体何のため?
というのが重要だと思います。

何のためでもないことを
一所懸命やってるってどうなんでしょうね?

何のためでもない細かいことを
几帳面に積み上げていけば
そのうちきっと何かになる…?

そんな「出来なり」でいいの?

デッカイ夢を持つと
「そんなの無理だよ」
と言われたりするかもしれないけど

実現するためには何が必要か?
と考えて
徐々にブレークダウンしていくと
結構なんとかなるもんです。

要は、考え方の構造が大事だよ
ってところかな。