このままでは終われん

夢工房では…

レーシングカーを作って海外大会で戦う
Formula SAE Project

模擬惑星探査機を作って国内外の大会に出場する
Space Project

燃費競技車を作って世界最高の燃費を狙う
理工学部自動車部

これら3つのチームが活動しています。
厳密に言うと、この他にも…

プロフェッショナルなレーシングチーム
Team NOBBYと一緒に
鈴鹿8時間耐久ロードレースに出てみたりしています。

他にもコソコソ色々やっていたりしますけどね。

これらは全てコンペティションなのですが
最近は、もうちょっとソフトな路線というか
作り手の好奇心を満たしながら
作ったものが人の役に立つとか

何か面白いことができるといいな
なんて思っています。

ウチのプロジェクト活動では
カーボンファイバーを使った成形とか
各種金属加工とか
画像認識とかAIとか
色々やっているので
そういった技術があれば
大抵のものは作れちゃうわけです。

問題は
今のメンバーが手を広げていくのは
キャパシティ的に難しいので
そういうことをやりたい学生がいるかどうか。

チャレンジを楽しみながら本気で
ものづくりをしたい学生が
果たしてどれだけいるか
かな。

新入生は
大学に行けば、きっと何か作れるようになるはず!
面白いことができるはず!
と期待して入学したりするのだけど

授業で言われたことをやっているだけで
何かを作れるようになる訳は無くて
学年が上がるにつれて徐々に諦めていく
ってのがよくあるケース。

そういうの見てられないので何とかしたいし
大学を盛り上げたいってのもあるのです。

本気でチャレンジすると
かなりのことができちゃうわけで
そういう楽しみを分かって欲しいなぁ
なんて思う今日この頃。

この企画、どうやって転がしていこうかな?
継続的に考えてみましょう。

OJTって知ってるかい?

オージェーティ
社会人なら当然のように知っています。
On the Job Training
のことで
仕事しながら学びましょう
ってことです。

会社に入ると、各種研修がありますが
そこで基本的なことをみっちりやって
職場に出たら、すぐに仕事ができるように…

なんてなるわけないのですよ。
残念でした。

特に、技術や技能、専門的な知識は
事前の研修でマスターするなんて無理です。

そもそも、すぐに実践で使わない膨大な知識を
まずは覚えておいて
現場に行ったら即座に使う
なんてできません。

「あー、何かやったきがするなぁ」
となれば良い方で
知識と現実がなかなか結びつきません。

なので、仕事をしながら学ぶのです。

ちなみに業務から離れてやる研修などは
Off the Job Training
頭文字だとOJTと一緒になっちゃうので
Off-JT(オフジェイティ)
と呼びます。

新人研修なんかは、スキルが求められる本来の業務外でやるので
どちらかというとOff JTですね。

仕事をしながら学ぶ場合
必要性を感じながら調べて・知って・やって
ということになるので
凄く身に付きます。

「やる」ところまでやると
体が覚えますしね。

それはもうOff-JTは到底敵わない
というか
使い分けが重要だと思うのです。

OJTで基本を学んで
不足を感じたら事後にOff-JTで補う。

これで良いと思います。

この時、不足を感じているということは
自身が欲しているということなので
知識の入り方が違ってきます。

所詮、欲していない知識なんてのは
大して身に付かないのですよ。

ものづくり教育が盛り上がっていた頃は
大学も、まさにこのやり方だったのですけどね。
まずはやってみる、って。

そうすれば、座学の知識だって
自分にとって必要なものだ
って実感できたのでしょうけど。

まぁ、面倒だったのでしょうね。
学生も先生も。

面倒なことにこそ価値があるのにね。

で、先送りした「面倒」は
誰が解決してくれるのでしょうね。

じゃぁ、学校の学びもOJTにしたら良いんじゃないかって?

その通りなんですよ。

なので夢工房はOJT100%です。
知識も 技も 心も OJT!

早くやったら良いことあるよ

早くやっても良いこと無い?

学校ではそうなりがちじゃないですか?
例えば、宿題を早くやっても
別に良いことが起きるわけではない。
締切に間に合えば良い。

でしょう?

まぁ、かつて自分がそうだったのですけどね。

学校では…
効率よくやること
少ない弾数を撃って
命中率が高ければ良い

ではないと思うのです。

そんなことやっていたら
撃つタイミングも
「労力最小の遅いタイミングが良い」
ってことになっちゃって

「できるだけ余計なことをしないで
要求された最低限のレベルを満たす」
そんなことになっちゃうでしょう。

それ、経験豊富なプロのやり方です。
プロは良いものを早くリリースした方が勝ちですから
そういったやり方をする必要があります。

なぜそういったやり方ができるかというと
豊富な経験を持っているからです。

なので、学生のうちは
いかに多くの経験を積むかが大事。

「知る」(特に文字にできるようなこと)というのは
本来は経験による結果の一部分に過ぎなくて

「知っている」からといって
「できる」わけではありません。
特に、ものづくりは。

さらに言うなら
うまくいくためのこと
うまくいかないであろうこと
それらの両方を知っていると良いと思います。

なので、無駄な失敗というのはありません。

というわけで
成長過程では経験の数が大事なので
効率とか何とか言う前に
いかに多くの弾数を撃てるかが大事になるのです。

とまぁ、これは
エキスパートに囲まれた職場で
経験が無く劣った自分が、いかにまともな成果を出せるか
と考えた末に、やってみたことでもあるのですけどね。

どうせ経験の無い自分が一所懸命考えたって
最初からはうまくいかないのだから
早めにやって、何がダメなのか分かれば
そこから変えていけば良いじゃん!
それなら何とかなりそうじゃん!

という経験に基づいたやり方です。
お陰で面白く仕事できました。

優秀な人は、そうはやらんかもしれないけど。
ダメかもしれない恥ずかしい成果を出す
なんてできないでしょうから。

優秀じゃなくて良かった(笑)