理想はどこにある

我欲を満たすための理想を設定するのは結構ですが、そこで終わってしまったら面白くないというか、小さいのです。
広がりが無くて先が無い。

では、何を理想とすべきか?

そんなのは人それぞれなのですが、価値ある理想とは一体どんなものかというのは結構シンプルです。

それは、他から見て価値があるかどうか。
つまり、利他的なものになっているかどうかでしょう。
簡単な言い方をするなら、自分以外にどれだけの人がハッピーになるか、です。

ものを作ると良く分かるのですが、相応の審美眼を持っているのであれば、できたものに対して客観的な評価ができます。

ですが、ビギナーにありがちなのは、自分以外からどう見えるか、という視点が無くて「単にやった」とか「こうなっちゃった」みたいなことになりがちです。
せいぜい「前よりは良いよね」くらいなもの。

たぶんそれは、理想無しでやったから。

できたものが理想に対して相対的な評価がされていないので、良いも悪いも無いのです。
というか、少なくとも良くはない。

残念ながら、理想無しでは何回やっても大して変わりません。
誰も喜ばないようなことを何回やっても面白くはなりません。

恐らく最近は、そういう傾向が強くなっているような気がします。
言われたことばかりやっているから理想が必要無いのかもしれません。

学校の成績とか学歴が、仕事ができるかどうとイコールではないってのは、そういうことでもあるのでしょうね。

じゃ、どうしたらいいのか?

個人的には、シンプルだけど勇気が要るやりかたをやるしかないと思っています。
それをやってみたら道が見えるかもしれない。
ダメなら、その時はその時ですよ。

一番危険なのは、理想を人任せにしたり、責任を他に押しつけたりってことだと思っています。
それをやると、自分が無くなっちゃいますから。