本を読もう

前にも投稿したかもしれませんが
そもそも私はそんなに本を読む方ではありませんでした。
学生達と付き合うようになってから
急激に読書量が増えたと思います。

最近は、8冊の本を同時に読んだりしています。
もちろん、いっぺんにではなく
同時進行で順繰りに、ってことですが。
というのも、興味のある本を入手しちゃうと
今読んでいる一冊を読了してから…というのが我慢できないんですよ。
時間がもったいないってのもあるし。
特に今年は、どうにもうまく行かない年なので
来年に向けて吸収する時期にすると決めているのです。

実は、複数の本を同時に読むのはそんなに難しいことではありません。
だって、学生なんて一日に複数の授業を細切れに受けて
それを毎日繰り返しているでしょう?
「続きはまた来週!」
みたいな感じで、一週間も時間を空けたりして。
それに比べれば、どうってことはありません。

本を読むことで色々な知識やノウハウを知る
というか
他人の経験を知ることによって
自分の経験を擬似的に拡張できる
(正確には、知識を拡張する…ということですが)
これ、凄いことだぞ
とつくづく思います。

素敵な経験、壮絶な経験
他人の色々な経験を
自分に取り込んで擬似的に拡張できるんですから。

本のような記録媒体が無かったら
自分の一生を掛けて
自分でやってみた分の経験しか得られないですものね。

それを、時間や地域を飛び越えて
色々知ることができるなんて凄いでしょう?

でも、色々知って満足するか
それだけでは満足できなくて
やらずにはいられなくなるかは自分次第ですね。

知って満足しちゃっても、それはそれでも良いのでしょう。

でも、色々知ってて覚えている凄さは
できる凄さには敵わないわけで
個人的には、できる凄さに興味が湧きます。
だって、知ってる凄さじゃ
自分は大したレベルにはなれないと分かっているから(笑)

それにね
知ってるだけじゃ、何にもなっていないんですよ。
頭の中にあるだけで
他人からは見えないし
見えないんじゃ面白くないでしょう?

だったら、何かできる方が面白いですよね。
自分も周囲も。

本で色々知っちゃうと
色々やりたくなっちゃうのですが
何も知った通りのことをやる必要は無いですよね。

凄いことをやった人の本を読んで
「こんなことできねーよ!」
なんて思う必要は無いのです。
(これ、やりたくない言い訳で
つまらない人生のスタートです)

ビギナーならレベルの低いことからでも良いのかもしれないし
そんなんじゃ我慢できないなら自分なりにベストを尽くしてみれば良い。
同じなのが嫌ならアレンジしてみれば良いし
ストーリーの中から参考になるものをピックアップして
まったく違うことをやる参考にしても良いわけです。

よーし!来年はやるぞ!!

あ、今年もやりますけどね。

困難に遭遇した時は試されているのですよ

困難に遭遇した時どうするべきか
こういったことは事の渦中にいるときには
それどころじゃなかったりするので
平常時にに考えておかないとね。

困難に遭遇するとどうなるか。

視野が狭まり
一点に意識が集中する

意識が集中する先は
困難そのものです。

でも残念なことに
困難にどんなに集中しても
困難は消え去ることはありません。

この時に大事なことを忘れていることが多い

なぜそれをやっていたか?
何のためにやっていたか?

例えば、何か作業をしていて
「あっ!やっちまった!」
となった時
注視している点は「やっちまった」結果によって起きたこと
その見ている視野の中に原因があれば良いのだけど
そこにあるのは結果に過ぎない。

要は視野の範囲内に答えは無いってことです。
見えている「結果」は大いにヒントにはなりますが。

原因は過去にあるので目には見えない。
例えば、考え方であるとか、やり方であるとか
まぁ、大抵はその辺が原因だったりするのだけど。

で、これを利用して
未来に向かってリカバリーしなければいけないんだけど…

これが見えないとどうなるか
イライラするかガッカリするか
もしくは思考停止してしまうか。
いずれにしてもネガティブな思考に入っていくことが多い。

やっちまったら視野が狭まりがちですが
本当は逆に視野を広げて
未来に向かって考えないといかんのです。

ネガティブな思考に入っちゃうと
良いアイデアは出てこないので
本当はトラブルを楽しめると良いのですよ。
「おお!試されてるぞ!」って。
楽しければアイデア出るでしょう?

難しいかもしれませんね。
でもこれは結構大事なことですよ。

発射角度と推進力がカギですよ

大抵の学校では勉強の物差しで学生を評価しますよね。
主にテストの点数とか取得単位数が評価対象です。

でも、その評価は価値の可能性の一つに過ぎません。

そうそう。
数値化できるパフォーマンスは大事かもしれませんが
もっと大事なのは可能性だと思うのです。

だって、本格的に成長して価値を生み出していくのは
社会に出てからですから。

何が言いたいかというと
要は「勢い」が大事だということです。

在学中に何がどこまでできたか
それはもちろん重要で
そのために頑張って欲しいのですが
是非とも在学中に魂が燃えるようなことを
何か一つでも良いのでやってみて欲しいのです。
もちろん学校の中にあることだけじゃなくても良いので。

すると何が良いかというと
社会に出る瞬間の勢いが違ってくるのです。

例えば、人の成長をグラフで表すとすると
卒業というボーダーを超えるときに
その傾きが急な角度に変化しているように
ということです。
その角度が「可能性」だ
という感じかな。

どんなに高性能なロケットで
高い位置の発射台から打ち上げても
射出角度が浅かったり
推進力が不十分だと
高度は出せません。

発射台の位置が低くても
射出角度が立ち上がっていて
推進力が十分なら
ボチボチ高度が出せますよ。

大事なのは、社会に向けて打ち上げた後ですからね。
学校はそのための準備に過ぎません。
発射台を作っているようなものです。

あとは、20代前半の時期って
その人のやり方を形作る重要な時期で
在学中なら、それをどのようにしようと本人の自由です。

なので、在学中に色々試して
自分のやり方の基礎の部分を作れると良いですね。

人によってもやり方は様々だと思いますが
あまり考えすぎずに
とにかく色々頑張ってみるのが良いと思います。
在学期間なんて考えてたらすぐ終わっちゃいますからね。

未来に向けてドカンと打ち上げましょう!