オンラインイベント最終日

3日間続いたオンラインでの
Formula SAEオーストラリア大会も
今日が最終日。
最後のイベントは
プレゼンテーションイベントです。

夢工房内の即席スタジオ

このイベントは
マシンの性能などは重視されず
主にマシンの販売戦略や収益性
プレゼンテーション能力などを問われます。

チームは仮想のレーシングカー開発企業
もしくは社内のレーシングカー開発部門
という設定で
販売会社や経営者に向けて
プレゼンテーションするという内容です。

ですので
マシン単体の売価や収益のみでなく
広報戦略やそのマシンを使ったイベントの企画など
を売り込んで納得させる必要があります。

英語が苦手の当チームにとっては
鬼門となるイベントの一つです。
まぁ、そんなこと言ってられないのですが。

イベント終了後 ジャッジとのコミュニケーション

また麦わら帽子かい!
ベジマイトのおまけ付き!!
イベントとは関係ありませんが
ジャッジは大変喜んでいたようです。

来年は現地で会えると良いですね。

やはり英語のヒアリングには課題が残ったようです。
他にも色々と課題が明確になったので
終了後は早速評価会を開いて
次回に向けての戦略を立てていました。

イベントの結果は12月18日に発表となるそうです。

オンラインイベント2日目

昨日に引き続き
今日はコストイベントです。

昨日も麦わら帽子を被っていましたが、これはオーストラリアで有名なホームセンターチェーンのBUNNINGSの商品です。イベント前の「掴み」ですね。この帽子、真夏のオーストラリアに行ったときは重宝します。

このイベントでは
車両の製造コストそのもの
はもちろんのこと
コスト低減のための工夫
加えて大量生産車の場合の
一般的な部品製作のための知識や
コスト低減のための知識なども審査されます。

車両の製造コストとはいっても
図面ベースで
それぞれの部品の加工や
組み付けなど
かなり細かいとことまで見る
本格的な審査内容です。

ですので
事前に車両を構成する
すべての部品の図面や
それぞれの製作コスト
組み付け工程や
それに要する時間といった
詳細かつ膨大な資料を
大会事務局に送付してあります。
細かいところで言うと
一つ一つの部品の加工方法や
エンジンオイルの量や
注入に要する時間まで
コスト算出します。

ジャッジは
事前にそれらの資料の隅々まで
目を通していて
イベントの際に評価内容を伝え
質疑応答するといった内容です。
このへんでFormula SAEが
開発のプロを育成するための
イベントだということが
お分かりいただけるかと思います。

ただ作って速ければいいってものではないのです。
まぁ、それはそれで大変なんですけどね。

でも、ジャッジは大変だろうなぁ。
本業もあるのにボランティアで
そんな大変なことをやってるのだから。
毎回頭が下がる思いです。

ちなみに当チームはコストイベントにおいては表彰台の常連で
オーストラリア大会では何度か1位も獲得しています。

今回は昨日のデザインイベントの結果を踏まえて
オンラインでの対応方法に工夫をしたようです。
コミュニケーションもだいぶ良くなった気がします。

明日は最終日
プレゼンテーションイベントです。

オンラインイベント1日目

本日は3日間続くオンライン オーストラリア大会の初日
デザインイベントでスタートです。

概要は、設計の特徴や根拠を説明するというものです。
オンライン会議ソフトのZoomを使って実施されました。

詳細はチームのfacebookを見ていただくとして…

相手の顔が見えているとはいうものの
やはりオンラインではなかなか言いたいことが伝わらないし
相手の意図がわかりにくい。

対面のコミュニケーションとは大分違って苦戦したようです。

「非言語コミュニケーション」という
ワードで検索してもらうと
かなりの件数がヒットすると思いますが
コミュニケーションで伝達されるもののうち
90%くらいは言語以外ものなんですね。
表情とか声色とか。

海外の人と電話で話すのは難しいですもんね。

で、今回の場合
いくら相手の顔が見えるといっても
やはり意思伝達は難しいようです。

傍らから見ていて思ったのは
コミュニケーションは、心を開いているかが重要で
語学力が優れているか否かがすべてではない
ということですね。
もちろん語学力は重要ですよ。
でも、それだけではダメという意味です。

心が開いていない状態だと
言いたいこともなかなか言えないし
相手の言っていることが難しく聞こえてしまう

明るくグイグイ行く学生の場合は
意思が伝わりやすいし
相手の言っていることも汲み取りやすい。

こういうことが経験できただけでも
学生達にとっては良い経験になったと思います。

イベントはこのあと2日間続きます。
明日はコストイベント
明後日はプレゼンテーションイベントです。

イベント時の様子

写真では、意思伝達を確実にするためにマスクをしておりませんが、彼らは日頃から体温測定を始め体調のチェックをまめにしており、公共交通機関を利用しないなどの感染対策を徹底して準備してきたことを申し添えておきます