コロナ禍からのリカバリー…は、まだ続く2

これは推測ではあるけど、恐らくそれほど外れてはいないだろうと思います。

一つは、「変えたくない」という感情の強化。
もう一つは、リスク回避の強化です。
「変えたくない」という感情はリスク回避から来ているのでしょうから、結局はリスク回避ってことなのかな。

一応言っておきますが、これらは学生に対する愚痴ではありません。
自分を含め、周囲の環境から感じていることなので。

さて、この「変えたくない」についてですが、恐らく以前にも記事にしたのではないかな。

今日生きているのは、昨日の行動があったからで、それを変えなければ今日も明日も生き続けられる可能性が高い
という生存本能的なところに根ざした感情なのですよね。有名な話ですが。

当然といえば当然なのですが、コロナのパンデミックという命が掛かるような状態で、そういった感情が強化されてしまう人がいるのはある意味当然でしょうね。
それは学生のような若者よりもむしろ、教員のような年長者の方が強いでしょうけど、いずれにせよその影響は若年者にも及びますので、全体に伝播するでしょう。

そしてリスク回避です。
これはコロナ改善からあった傾向というか、学校なんて常にそういう傾向なのでしょうけど、コロナ禍での生活によって、思考や行動が強化されたってことでしょうね。まぁ、それも当たり前の話ですが。

で、「変えたくない」とリスク回避が合体して強化されてるぞ、と思うのです。

この二つ、とても相性が良くて、合体して威力を発揮すると、何もかもが全く面白くなくなります。
だってゴールは「安心」であって「喜び」ではないから。
そして本能に根ざすことなので、恐らく本人には何が起きているか認識できないでしょう。

変えたくない、余計な事をやりたくない、それが強化されているので、その反対の行き詰まりを感じている人も一定数いるわけで、社会で起きていることをよーく見てみると…見付かりますよ、そういう人。

で、あなたはどちらの側にいたいですか?今はチャンスなのだってことに気付いていますか?という話なのです。