昨日の記事では、今回のオーストラリアは散々な結果となるといったような内容を書きました。
今までのチームの歴史から考えた理想像と、コロナ禍の自粛によるダメージを受けた現状のギャップがあまりに大きいと感じています。
恐らく、周囲の期待に対するギャップも大きいでしょう。
開発の初期段階でそのシーズンの内容がほぼ決まっていますので、これは今さらどうにもならないこと。
とはいえ、準備も含め、遠征ではベストを尽くすべきです。
学生達にしてみれば、3年に及ぶ何もできない期間によって、本来得られる機会を逃し、自分の意に反した状況に置かれたということで、チームの歴史がどうこう言っていられる状況では無かったでしょう。
この状況に至るには様々な原因があることが分かっていました。それは学生達のみならず、アドバイザーの私にも。
で、今はどういう心境なのかというと…
もう腹が決まっていて、今後に向けて今回の遠征の経験をどう活かすか、といったところに目が向いています。
色々な問題や原因を頭で理解はしていたのですが、どうも腹落ちしていなかったということを自覚してきたのが最近のことです。
頭では分かっているけどできない状況だったと言ったら良いのでしょうか。
今まで色々ありましたが、底を打ってしまえばあとは上がるだけです。
ある意味、我々のコロナ禍がやっと終わったと言って良いのかもしれません。
学生達のモチベーションが高い状態で遠征に望めれば、世界的にもレベルの高いオーストラリア大会で様々な経験をして、価値観のレベルを大幅に上げてくるはずです。
そういう意味では、我々の来シーズンはすでに始まっているということになります。
この状況を支えてくれて、彼らにチャンスを与えてくれている関係者やスポンサーの皆さんには感謝するばかりです。
ところでこの状態、これは恐らく我々だけの問題では無く、かなり広範囲に同様の状態になっているようです。
他チームの学生達も、きっと苦労が多いことでしょう。
彼らも何とか現状を克服してくれることを祈っています。