ただやるだけじゃダメなんだけど

まずは達成したいゴールの設定ありきですが、そのためにどうするかが問題です。
どのような姿勢で、どのくらいやるかってところですかね。

大して出来が良い学生でなかった経験からすると、無意識にリミットを設けてしまうのが、こういう時のありがちな問題だと思っています。

どういうことかというと、言われたことをやる経験ばかりだと、自動的に最低限を狙っちゃうようになってしまうということです。
それはまるで、テストで赤点取らなきゃいいや、みたいな感じです。

もちろん、好きなことなら話は別なのかもしれませんし、そうなら良いのですが。
習慣の力ってのは強力で、身に付いてしまうと意識にも上ってこないのが厄介なところ。

あとは、元気に前向きに、勇気をもってやれば結果が違ってくるとか、そういうことも大事なのですが、そういったことを実感できる機会もなかなか無かったりしますよね。

そして、大きなことをやるときには当然ですが、周囲を巻き込んでいくことの重要性とか、そんなことも経験するチャンスがあまり無かったりもします。

一昔前の人間なら、色々やっていく中でそういったことの重要性に気付けるような環境があった気もしますが、最近では難しいのだろうな、と思っています。

誰しも小さいころに何かに夢中になる経験はあると思いますが、その時に
「そんなことばかりやってないで…」
と言われた経験があるでしょう。
他人と同じことができるように、多くを測る物差しの目盛りで測れるように。

その夢中になることから学べる大事なことって大きかったはずなのですが、もし、そのチャンスを掴めずに時が過ぎてしまったとしたら、それはとても残念なことです。

果たしてそれは、時が過ぎてしまってからも掴みなおすことができるのでしょうか。
それはきっと自分次第だと思っているのですが、どうなのでしょうね。

理屈・理論では動けない

人は理屈とか理論、公式では動けません。
法律やルール、常識などに縛られていたりもしますが、それによって動くわけでもありません。

では、何によって動いているかといったら、やはり自分の「心」に従っているということになるかと思うのです。

だって、理屈やルールに従って、なんでもキッチリできるわけじゃないでしょう。
いくら理屈通りでも、やりたくないものはうまくいきませんし、ルールに従えないことだってあるでしょう。ここでは、それが良いとか悪いとかという話をするつもりではありませんが。

結局、行動を決めるのは各人がどう思っているかということです。

なので、国や組織、個人の行く末とか、そういったところを理想に近づけていくには、同意できたり信じることができるゴールが必要で、それに対して「どう思っているのか」というのがとても重要になるかと思うのです。
だって、どう思っているかが行動につながって、それによって結果が決まるのですから。

我々の心が何をするかを決めている、未来を決めているということになりますね。

そんなことを考えていると、一人の学生がやりたいこと、やるべきことを一所懸命やるというのは、実はとても大事なことなんだよなぁ、と思うのです。
その成果が及ぼす効果は、本人が思っている以上に広範に影響を及ぼすはずですしね。

そういったことがうまくいかなかったりする理由などは、調べたり考えたりすれば色々出てくるかと思うのです。でも、大事なのは「ではどうするか?」です。
これも答えなんて無いでしょうから、やはりトライアンドエラーで模索するしかないのでしょうね。これまた理屈じゃないってことですね。

夢を叶えるのは不快だ

何を言ってんのやら?
というタイトルですが、こういうことです。

自分の成長とか、夢を叶えるとか、そういうのって端的に言うと「今の自分ではなくなる」ってことなわけですよね。
だって、今の自分のままでは、成長していることにはならないし、夢が叶った状態ではないから。

ということは、当然ながら今の自分からの変化が必要なわけですが、ここが厄介なところで、人は変化しない方が楽ちんなのですよね。つまり快適。
でも、複数の選択肢があるときに楽ちんな方を選ぶと、間違いなく成長や夢からは遠ざかるわけです。

その逆をやろうってのは、なかなか難しい話だったりするのかもしれません。
だって、快適な状態から脱する必要があって、大抵は何かしら不安や不快な感覚を伴うから。
でも、そうすれば間違いなく現状から離脱できます。

これ、超シンプルだけど、実行は難しいですよね。
「実際やってみて、うまくいかなかったらどうすんだよ」とか、「じゃぁ何をやったらいいのだ?」みたいなことになるでしょう。

「うまくいかない」というリスクを払うことを恐れる気持ちはわからなくないけど、じゃぁ、今がうまくいってる状態なんですか?それを維持するのがいいですか?と考えると、現状維持もリスクだと気付くかもしれません。
というか、現状維持こそが最も大きなリスクだとも思いますが。

「なにをやったらいいか」については、答えは簡単で、好きなことをやったら良いと思います。
まぁ、単に好きなことというか、自分がやるべきだと思ったことというか。
そういったことじゃないと、変化に伴う不安とか不快を乗り越えられないし、一所懸命できないのは当然で、最も成果が出せるはずだから。

と、そこまで分かったところで、これはちょっとなぁ、と思うのは、せっかく現状維持から一歩踏み出して、好きなことをやる入口に手がかかっているとき、中途半端なことをやってしまうこと。

それは時間の無駄になるし、その結果うまくいかなかったことによって、「やっぱり好きなことなんてやってもうまくいかないんだ」なんて思ってしまうかもしれないから。
まぁ、何もしないよりはマシかと思うけど。

というわけで、チャレンジの過程で、苦しいとか大変だとか辛いなんて思うことがあるだろうけど、それは間違ってはいないということ。
それを信じて乗り越えるのが成長で、そのためには好きなことをやるってのは、とても重要なのですよ。
というのが今回言いたかったことです。