教育って何だ? 本当はダメじゃなかったりするんじゃないの?

東京電機大学は、単なる学力で言うなら中堅といったところでしょうか。
なので、基礎科目が得意で大好き!という学生は多くありません。
ウチは技術の学校なのですから、実践力を求めている学生が多くて、実際に技術を武器に社会で活躍している卒業生は多いのです。

で、そんなこんなで就職は良いです。今のところは。とはいえ、気を抜いたり手を抜いたりはできません。

ちなみに「技術」はモノに結びつくものです。技(ワザ)やら術(ジュツ)やらです。
もちろん「知っている」ことは重要ですが、知っているだけであれば、それは「知識」です。

一般的に、学校で勉強ができないとダメだという評価を受けるけど、本当にダメなわけではなかったりもします。
ある特定のものに対して特定の条件下で力を発揮できないだけだったりして、そういうのは別におかしなことではないですね。

実際のものづくりでは、「知る」「考える」ってところから、それを元に形にする「やる」「つくる」というプロセスまで、はたまたそれを「試す」とか「評価する」とか「改善する」とか、一連の流れがあるわけです。しかも解答はありません。
もし、それらのうちのどれかが得意だったりするのなら、それで突き抜けちゃえば良いのです。

そして、実際に目的のある最終形態がゴールとして設定されているなら、そのために必要なことに対して一所懸命になれたりするのも良くある話です。

いくら技術系の学校で学ぶとは言っても。多くの場合は目的が曖昧なままで、非常に限定的なフィールドで限定的なことをやっているだけだったりして、その動機付けが十分じゃない状態での尺度で能力を測って、その結果をもってダメってのはどうなのかな?と思います。

そもそも数字の評価って、現場に出たらそれほど意味無いよな、とも思うのですが。