人生もやはりグルグル

学生諸君には
いつも元気でやって欲しい!

ですが、学生だろうが何だろうが
メンタルの状態が低下してしまうことはあります。

いつもバリバリで
アゲアゲな人は…
普通じゃないですね。
病気が、変な薬やってるか、宇宙人でしょう。

皆さんご存じのように
大抵は定期的に
というか周期的に
上がったり下がったりします。

人間だって生き物ですからね。
自然に同期するサイクルで生きてます。

もちろん、毎日上下していますし
年単位の大きなうねりもあります。

この上下は
いつも同じように変化するのではなく
時として大きく上がったり下がったり
そんなこともあります。

自分で気付かないような変動もあるけど
時として、どうしようもないくらい
調子が悪くなることもあります。

天中殺とか
厄年とか言うじゃないですか。

アレがそうです。

人間の持つリズムというか
サイクルを可視化したものですね。
バイオリズムとか算命学とか
色々ありますが
そもそもは統計から組んだデータベースだ
と、私はそう思っています。

そういうのをオカルトっぽいと拒絶する人もいますが
そう思いたければ思えば良いし
自分の生活に利用できそうならすれば良い。
そんなの自由ですから。

面白いもので、大きく調子が悪くなる時に対しては
固有の呼び名がありますけど
調子が良い時の呼び名はないですね。

まぁ、調子が良い時は放っておいても特に問題ありませんが
調子が悪い時は、それこそ死にたくなるほど調子悪くなって
何もかもがうまく行かない時がありますからね。
深刻な方を重視しているのでしょう。
色んな説がありますけどね。

さてさて、その深刻な落ち込みに
はまってしまった時にどうするか
これは問題です。

問題なのですが
実は答えは簡単で

「そのうち上がるから大丈夫」

なのです。

下がるだけ下がってしまったら
これはサイクルなのだから
いつかは必ず上がる。

でも、その渦中にいる本人は
そうは思えないかもしれません。
そんなもんです。

ただ、「もうダメなんだ」と思ってしまって
その思いに捕らわれてしまうと
マズイ方向に行くかもしれません。
自己暗示が掛かっちゃうこともあるでしょうね。

そうそう
なので、調子悪くなってしまった時は
「今はそういう時期なんだ」
と思って、その後に上昇する時のために
準備をすると良いでしょう。
どうせ無理に上向きにしようったって
無理な時は無理です。

ちなみに、絶好調の時はどうしましょう?

ぐんぐん上がり始めたら
イケイケで行っちゃっても良いのかもしれませんが
その後は必ず停滞して
その後は低下します。
これも自然の摂理なので逃れられない。

けど、行けるところまで行っておかないと
自分のベースのポテンシャルが上がりません。
つまり成長できない。
なので、そんな時は頑張りましょう。

ただ、上がりはじめにさしかかっていることを
自分でも気付かないことが多いので
このチャンスを逃してしまうことも多いですね。
イケイケの時期なのに
今まで通り普通に過ごしてしまうとか。

なのでやはり
こういうサイクルを理解しておくことは
大変重要なのだと思っているのです。

アクションとリアクション

学生諸君には
もっと自発性が欲しい!主体的になって欲しい!

そうですか。
そうですね。
でも、なに言っちゃってんですか?
と思わないこともない。

だって学校での生活って
リアクション中心だもの。

「教育」
って聞いてイメージするのは
「言われて」
「やる」
でしょう。
実際そういうシーンばかりですが。

まぁつまり
リアクション中心の生活
ってことですよね。

20年近くリアクションの訓練してるようなものです。

大学生になると
義務教育よりはだいぶマシになりますが
それでも基本は変わらないでしょう。

大学で突然
「自発的に!」
「主体的に!」
って、急に言われたって難しいですよね。

「なんだそれ?」
ってなもんでしょう。

こんなこと言ってる自分だって
学生のことはリアクション中心だったと思います。
そもそも大学で自発的に何かやるなんて
思い付かなかったかもしれない。

まして先生からそんなの求められた記憶も無い。
…あまりにテキトーな学生だったから??

そもそも、サーキットが学校みたいなものだったから
大学で自発性なんか発揮する必要なかったのかも。

何で今回こんなことを言ってるかというと
別に堅いことが言いたいわけではないんですよ。

リアクション中心だと
面白くならないよ!

自分からアクションしていけば
思い通りになることが増えるから
もっと面白くなるよ!

と言いたいのですね。
まぁそりゃ当然なのですが。

だって、リアクション中心ということは
相手の基準に合わせて行動する
ということになるのでしょう?
けど、その「相手の基準」って見えないので
うまくいかないことが多いし
どうしたら良いか分からなくて
ストレスたまるんですよ。

一方、アクション中心にするということは
最初に「思い」があるわけで
そのための行動を取れば
うまくいけば思いが遂げられるわけで
ストレスたまらないどころか
そりゃぁ楽しいでしょう。

もちろん、そうやって
うまくいかないことも多いと思いますが
そもそも人の行動なんて
半分以上は失敗ですよ。
だったらストレスたまらない方がいいじゃん!
と思うのです。

想像力を伸ばそう

常々、人は文明や文化の発展に伴って
色々得てきたのだけど
失ったものは何だろう?
なんてことを考えてます。

自然豊かな職場にいると
自然との対話能力は失ってるんだろうな
なんて思います。
自然に対する感性ですね。

昔の人は、こんな自然に囲まれていたら
もっと色々感じていたんだろうな
と思います。

今の人は
木の葉の露に人生のはかなさを見る
とか
夕日に切なさを感じる
みたいな感性は無くなってきているのではないでしょうか。
これ、自分だけ?

まぁ、日頃使っていない
感性とか能力は低下しても不思議ではありません。
だって、普段必要ないもんね。

とはいえ、生き物として持っている
根源的な本能レベルのことは
そうそう失わないでしょう。

では、人間特有の能力は何か?

代表的なのは言語ですかね。
あとは想像力かな。
未来を予測する能力。

動物は地震を予知する
とか言いますが
あれは想像したりしているのではなく
実際に予兆を感じているのでしょうね。

人はそういうのは
そもそも持っていないのか
それとも劣化しちゃったのか

ともかく人は
時間軸を未来に向けて引き延ばして
そこで何が起きるかを想像できます。

この能力は必要なら使って磨かれるでしょうし
必要なければ使わずに劣化するでしょう。

どんな能力も、若いうちに鍛えれば
大きく伸ばせるのは自明です。

逆に、若いうちに停滞してしまったら
その後に伸ばすのは難しいかもしれません。

ずいぶん長い前振りになりましたが
20代前半って
人の人生を決定づける重要な時期だと思うのです。

その貴重な時期に
ヒーヒー言いながらものを作るって良い経験だな
と思うのです。

想像力(創造力)と行動力があって
それを実践した経験があれば
大きく人生が変わっていくはずですから。

あとは作った「もの」が自身を評価してくれます。
その「出来」が
「今のお前はこんなもんだよ」
と。

そうしたら、あとはどうしたら良いかを考えて
またやってみる。

そのうち
「あ!そうか!」
という気付きがきたりしてね。

そうすると引き出しが増えて
想像力も伸びる。

ものづくりって凄いです。