やり方を考えてますか?

「自分はこうする」
というコンセプトを確立するのって
凄く大事なことだと思うのです。
そういうのを「スタイル」
とも呼ぶのでしょうけど。

これ、前職でつくづく思ったことです。
仕事の仕方なんて人それぞれで
自分はどう仕事をすべきか?
ってのを試して
それを楽しんでいたものです。

そういうのを獲得するプロセスは
いわゆるロールモデルの真似をすることから始まっても良いと思うし
むやみに色々試しても良いと思います。

大事なのは、自分で考えてやってみて
自分のやり方を形作っていくこと。

当然ですが
人から言われたことをやっているだけでは
オリジナリティなんて無くて
価値は発生しません。

先生が…
親が…
ネットで…
普通は…

なんてことを理由にしていたら
そりゃぁ楽だろうよ
とは思います。

が、それでは自分が無いですね。

そんなの自分の人生とは言いにくくて
他の誰かの人生みたいじゃないですか。

まぁ別に、どんな人生を送ろうと
それは個人の自由なのですが
そんなんじゃ面白くないなぁ
と思います。

やっぱり面白くしていかないとね。
同じ苦労するなら
その中でしたいものです。

何よりも大事なこと

これは簡単。
「やること」
です。
何度もネタにしていますけどね。

学生の場合、ここに余計なことがつきます。

「正解」を「やる」
と。

これは
答案用紙に正解を書く
みたいなことで
つまり、正解をアウトプットするということです。

これは、不正解は書けない
ということでもあり
不正解はアウトプットできない
ということであり
正解以外はアウトプットできない
ということです。

これ、一見良さそうです。
でも、致命的です。

どういうことか?

やったことがないことにチャレンジする
なんてことにともなって
アイデアを出す
とかいうことになると
何が起きるか分からないけど
最終的には、望むことや、最適なことを起こさなければならない。

そういう状態では
やってみないと分からないからやる
とか
ダメかもしれないアイデアを出す
なんてことが必要になるわけですが

困ったことに、それらは正解とは限らないし
むしろ、ダメな結果から最適化していくようなことになります。

そこで
正解じゃないからでアウトプットできない
なんてことになると、全く前に進めません。

進めないどころか
始まる前に終わってる
みたいな状態です。

お勉強ばかりして
チャレンジした経験が不充分だと、多くはこうなります。

チャレンジって、リスクを取ることが前提になっているので
安心・安全を追求した価値観だとチャレンジはできません。

開発などに携わるのであれば
価値観をひっくり返す必要があります。

考えすぎて「やる」ための時間が無くなるより
考えが不充分で失敗する方が百倍マシです。
その経験を未来にフィードバックするのであれば。

そんな経験のためのフィールドが夢工房なのですよ。
ま、本人が望まない限りは何も起きないのですけどね。

一体何が大事だったのか

仕事をする上で大事だったのは何だったのだろう?
なんてことを、よく考えるのですが…

具体的に「これだ!」みたいのは無い
というか、簡単には明確化できないのですよ。

そういうピンポイントの要素のようなものではなく
もっとこう、点ではなく、面のような…というか
明文化しにくいものがあったのは確かです。

だってね、そんな簡単に明文化できたら
それを明らかにして共有して
誰だってそれをやれば良いわけで
そうじゃないから苦労するわけで
その中に価値の源泉が隠れているのです。

なので、夢工房の学生達には実践を通じて
大事なことを獲得しているわけです。

とは言うものの
何とか大事なものをひねり出して見えるようにできないかな
と、日々色々考えたり、思い出そうとしたりしています。
それがこのブログ。

正直なところ、実体験に勝るものは無いので
果たして文章でどこまで表現できるか
というのが課題ではありますが。

せっかく前職でエンジニアをやってたのだから
その辺をもうちょっと真剣に考えて
可能なところは明文化にチャレンジしてみるべきだよなぁ
なんて改めて思っているのです。