何が欲しいの?

皆、何が欲しいのでしょう。
ボヤーッとしてますが、超大まかにはこんな感じ?

欲しいもの

  • 価値
  • 安心

欲しくないもの

  • リスク

リスクは取りたくないけど価値を増したい
とか
人と違う何かを持ちたいけどリスクは取りたくない
とか
気持ちは分からなくは無いけど
難しいですよね。

人と同じことをしたいけど優位性を持ちたい
なんてことになれば
これはもう超絶に矛盾しているわけで

でも、そういう狭間で
皆さん悩んでらっしゃるのでしょうか。

だとしたら
なんでそんな難しいことをしたがるのでしょうか。

でもまぁ、分からなくも無いかなぁ。

リスクを取るって
何かを手放すってことでしょうから。
手放すのは怖いですよね。

ま、あとは
あっちもこっちも立てようとしてるのかな。

人の能力には限界があるから
余計なものを手放しちゃって
腹を決めて何かに注力すれば
結構なことができたりするのですけどね。

でも、それこそがリスクなんだよなぁ。

人の能力とは言っても
それは人それぞれで
色々できちゃう人もいるのですけどね。

でも、そういうのに向いてないと思ったら
それなりのやり方をすれば良いと思うんだけどなぁ。

もしそれでうまく行かなくても
悩んで何もしないよりはずっとマシなはず。

もっとも
向き不向きなんて自分で決めるものだと思うけど
そうはなっていないのかな?

結局
何をやったところで
「保証」なんて無いわけ
だからこそ面白いと思うのです。

だって、最初から結果が見えてたら面白くないもんね。
そんなのやる必要無いです。

あぁ、でも安心が欲しかったりすると
そうはならないだろうなぁ。

夢工房で活動していると
色々分かって面白いです。

安心を求めて活動するとするでしょう?

すると、100%満足する成果なんて大抵は得られないもんだから
目指していた安心より低いところに落ち着くわけです。

つまり、安心するためにやると
安心できない結果になる。

やってる本人は意識していないのですが
考え方は行動に現れるわけで
それは彼らが作るものに現れて
目に見えるようになります。

そこで分かっちゃうのですよね。
何が欲しかったのかが。

たぶん、本人もビックリですよ。

で、チャレンジの意義とか価値なんかを理解するわけです。
そこからの軌道修正は難しかったりしますけどね。
自分で自分をコントロールするって結構難しいものです。
でも、だからこそ
そこには価値がある。

ここでは、そんな風にして成長していくのです。

勢いのあるヤツには敵わない

先日、卒業生が夢工房に来てくれて色々話ができました。
日々楽しく仕事できているようです。
良かった良かった!!

彼曰く

「勢いがあれば何でもうまく行きますね!」

チャンス(かもしれない)と見れば
「あ、それやります!」
で、うまくいっていて
面白そうな仕事に次々に関わることができていると。

そりゃそうだ。全くもってその通り。

大抵は、チャンス(かもしれない)ものが来た時に
「できるだろうか?」「失敗しないだろうか?」
とか
「(自分が)得するだろうか?」「(自分が)損しないだろうか?」
みたいなことを考えちゃうんですよ。
で、やるかどうかを考える。

それが普通と言えば普通なんですけどね。
でも、そんな風に損得を考えている間に
チャンスは走り去ってしまいます。

それに、勢いがあるヤツって
ちょっと躓いたくらいじゃ諦めないから
最終的にはうまく行く
というか
うまく行くまで諦めなければ
うまく行くのは当然です。

そして、チャンスに即反応できるヤツって
期待できるんですよね。

なので、チャンスがそこに集中するのは当然です。

そして、そんな風に動くヤツは
経験の数がドンドン増えていくので
パフォーマンスがグイグイ伸びていきます。

そう考えると
早く成長するためのロジックって
実に単純なのだけど
そのための理解を妨げる先入観があります。

何だと思いますか?

「それには能力が必要だ」
という思い込みです。

一見もっともらしいですが…
では、能力がある人間が
そもそも初期段階において
能力を手に入れるためにどうしていたでしょう?

経験が必要ですよね。

やらないと分からないことに囲まれた世界で経験を積むには
やるしかないのですよ。

やらないと分からないことに対して

「分かったらやろう!」

なんて考えるのはナンセンスではないですか?

「うわぁ、すげぇ!」たのめに

学校で授業で教えているお勉強
それらはツールとしては有用…かもしれません。

断言できないのは
ヘタすると
卒業すると
テストが終わると
ほとんど忘れちゃうから。

その知識を何かに使ったり活かしたり
ってことになると話は別なのですけど
覚えただけの知識なんて、そんなものです。

個人のパフォーマンスを向上させることは重要でしょう。
お勉強も頑張って下さい。

さらに

視野が狭くて利己的だったりすると
どうにもならんのですね。

夢工房で学生達を見ていると
そんなことが良く分かります。

良く考えてみましょう。

学校では個人のパフォーマンスのためのことばかりやってます。
加えて、知識に関することばかりです。

すぐに忘れちゃいそうなことを
個人レベルでやるのです。

で、次は社会に出るわけですが
そこでは…

知っていればなんとかなる
なんて仕事は無いし
個人で完結しちゃう仕事も
ほとんどありません。

特に企業でものを作るような仕事の場合
チームで力を合わせて
皆のために
お客さんのために
仕事をするのです。

個人のパフォーマンスでは勝負になりません。
だから組織があるのです。

そのためには
組織で強力なパフォーマンスを発揮できるよう
下地を作っておく必要があります。
言ってみればトレーニングですが。

なぜって、その方が絶対に面白い仕事ができるから。
なぜって、社会に出てからトレーニングなんかしてたら時間がもったいないから。

皮肉なことに
視野が狭く利己的な状態では
いくらやっても面白くなりません。

当然です。

チームで力を合わせて
個人では到底為し得ないことをやって
「うわぁ、すげぇ!」
が起きるから面白いのです。
それがチーム外からなら
なおさら嬉しいでしょう。

でも
「うわぁ、すげぇ!」
を起こすためには
壁にぶつかったり乗り越えたり
必要なことが沢山あるわけで

本人達は必死にジタバタやっているわけだけど
ふと気付くと、凄い成長をしていたりするんですよね。
本人は全く気付いていないところが、これまた面白いですけど。

そんな中で得た経験は
本やネットでは決して手に入らないし
ちょっとやそっとじゃ忘れたりしません。