気付けなければ見えない 見えないものは使えない

当たり前のものには気付きにくい
代表的なのは環境とか。

空気は我々の周囲を常に取り囲んでいるけど
全く意識できないし
重力は常に我々に働いているけど
全く意識できない

日々我々が
意識せずに享受しているもの
意識せずにやっていること、言っていること
それによって起きることも
当然ながら意識の外にあるので
意外にも
一体何が原因で何が起きてるのかすら
分からないことも多いはず。

例えば
日本は少子高齢化社会になってきて
景気も低迷してきて
困ったことになるのなら
仕事の付加価値を高めて
利益率を上げたらいい。

そのためには
独自性とか希少性がカギになるので
そこには日本人ならではのやり方を
導入して特化すればいいじゃん!?

なのですが
一体何が我々の強みなのか
これが分からなかったりする。

だって、日本人としての営みを
意識せずにやっているから
自分でも何をやっているのか良く分からない。
極端な言い方ですが。

そんな当たり前のことは
見えないし気付けない
だから利用できない。

夢工房でもこれが課題です。

過去20年以上、あれこれやってきて
色んなものが蓄積してきたのだけど
長くやればやるほど、継続したものが
自然になって、当たり前になって
見えなくなってくる。

確実にそこにあるのだけれど見えない。

見えないそれは
慣性力として常に働いているわけで
放っておいても常に働きかけている。

これが継続というもののダークサイドなのでしょうね。

一体何が強みで
一体何が惰性なのか

ちょっと深呼吸して幽体離脱して
冷静に考えないとね。

こういうのを「意識の棚卸し」とでも言うべきなのかな。

ちょうど今、資産の棚卸しをやっているのですが
夢工房には過去の資産が山ほどあって
当たり前のものが見えなくて難儀してます。