自然の摂理

頑張って努力して成長して
それがずっと上り調子で続いていけば良いのでしょうけど
決してそんなことは無いですね。

上がったり下がったり
調子が良いときもあれば悪いときもある。

良いときは何をやってもうまく行く気がしたり
悪いときは何をやってもうまくいきそうもなかったり。

植物が季節の移り変わりに伴って
種子から芽が出て花が咲いて実がなって葉が落ちて
そんなサイクルを繰り返しながら成長して
いつかは終わりを迎えるように

人にも成長のサイクルがあって
芽が出て花が咲いて実がなって葉が落ちて
それに該当するようなことを繰り返しながら成長して
いずれは終わる。

人によって多少の違いはあれども
たぶんそのサイクルは絶対的なものでしょう。

「葉」が落ちたというのに
「実」を求めても無理なように
今の立ち位置に不相応なものを求めても
そりゃぁうまくいきません。

そう考えると
バイオリズムなんてのは
かなり当たり前なんですね。

ちなみにバイオリズムは
20世紀初頭にオーストリアの生物学者によって提唱されたもの
とChatGPTが言っています。

バイオリズム
生きとし生けるものの持つ周期ですね。
なるほど、納得。
植物だって動物だって
周期に従って生きています。
我々人間だって同じでしょう。

でも、ひょっとして
人はそのサイクルに抗うことによって
文明の発達を手に入れたのかもしれませんね。

今の自分がサイクルのどこにいるのかが分かれば
何をすべきかが分かるわけで
それに適したアクションを取っていれば
とても自然で、そこそこうまくいくでしょう。

でも、個々の力でできることには限りがあるわけです。

それを「社会」という集団の力で
ブレークスルーすることを決めた人間の場合は
周囲の環境(社会)が
個々の持つサイクルに従うことを許さなかったりするわけで。

でも、その環境があるからこそ
一人では為し得ないことができる
というトレードオフが効いています。

だから代償として
今の自分が成長のサイクルのどこにいて
何をすべきかが分からなくなってしまって
悩み苦しむのかもしれません。

そんな気がしています。

こういう考え方
自然信仰との親和性が高い日本人なら理解しやすいと思いますが
どうでしょうか。

2023年オーストラリアツーリングに向けての話 その2

前回からの続きです。

レンタルバイク屋さんから、縦断ルートではバイクを貸せないとの連絡があり、ブリスベンかシドニーからメルボルンへの海沿いの快適なルートを勧めてくれたのだけど…

そもそも行きたいのは赤い荒野のアウトバックを貫くルートなわけです。
なので、将来の縦断に向けての参考になるルートにはできないかということで、内陸を調べてみたところ、「海から最も遠い町」エロマンガという場所を発見。
そこを経由してメルボルンに向かうルートを組み立てた結果、何と単純な縦断より長いルートになりました。縦断にエアーズロックを加えたほどではないけど。

アウトバックに入ったり出たりといった前回のルート

現地を走ったのは7日間で、総走行距離は約3,700km、1日の平均走行距離は530km弱といったところでした。

当初の希望通り縦断というわけにはいかなかったけど、乾燥している40度越えの環境を900kmほど走るとどうなるかなど、アウトバックの舗装路を走る経験はできました。
これで今後のオーストラリアツーリングでの限界の見極めと、プランニングのための基本的な経験はできたと思います。

このツーリングから帰国したのは2020年の1月です。その直後にコロナ騒ぎが起きて今日に至るのですが、実はその間にオーストラリア横断を企んでいて、飛行機やバイクの予約までしたものの、結局コロナは収まらずにキャンセルとなったのでした。

そして今年の夏に予定しているメルボルンからダーウィンまでのツーリング。
これをどんなふうに決めていったのか、それを自身でも改めて確認してみたいと思って記事にしてみました。

このルートでの距離は約4,300kmです。
ちなみに、ロサンゼルスからニューヨークまでのアメリカ大陸横断をすると約4,500kmです。

本当はアデレードからエアーズロックに寄ってダーウィンまでの3,600kmを予定していたのですが、アデレードのレンタルバイクの営業所が閉鎖してしまったそうで、メルボルンからの出発に変更したら700kmのプラスとなりました。
ちなみに、エアーズロックに寄らなければ500km短くなります。

前述の横断計画では、東のシドニーから西のパースまで横断してやろうと思っていたのです。そのルートは4,000kmなので、今回は図らずも横断より長い縦断ルートになったわけです。

今回の計画の実行までは半年ありますが、すでに全ての移動手段を確保済みです。
今年は旅行者の動きがかなりアクティブになると予想しています。うかうかしていると肝心なところの移動ができないなんてことにもなりかねません。
成田から台湾経由でメルボルンまでの往復の飛行機、バイクの手配、ダーウィンからメルボルンまでの国内線と、主要部分は全て予約完了。
8月のオーストラリアは、もっとも観光客が多いそうなので、宿の空き具合も気になるところではありますが、これはこれからボチボチ決めていきましょう。場合によっては行き当たりばったりになる可能性もあるのかな。

さて、オーストラリア大陸縦断はどんな感じでしょうか?
実はだいたい分かっているつもりでいます。

たぶんこうです。

これは前回のオーストラリアツーリングの写真ですが、きっとこんな感じに違いありません。

中央を上下に貫くスチュアート・ハイウェイには100~200kmの間隔で現れるロードハウス(ガソリンポンプがある食堂、宿が付随していることもある)や、時として小さな町。
他は、ずっと赤い荒野のはず。
給油も休憩も場所は限られているし、単調な道を延々と走るのも結構タフなのです。

実行は冬の8月なので、真夏の年末ほどは厳しいコンディションではないでしょうが、冬のオーストラリアは経験が無いので、一体どうなっているのか興味津々です。
南の方はもちろん寒いのでしょうけど、一体どの程度なのか?
北に向かえば熱帯の気候になるのだけど、移動に伴ってどのように変化していくのか?

現地にいられる時間も余裕があるわけではないので、単調でタフな移動を着実に繰り返す…変なツーリングだけど、こんな機会はそうそうありませんね。

一応、最後に言っておきますが、私の専門は自動車なわけで、こういった極端なコンディションでの移動は、もの凄く学ぶことが多いのです。

ChatGPTに思う ついに来たか?

最近、AIチャットボットの”ChatGPT”が話題になっていますね。
皆さん、試してみましたか?

小説やプログラムのソースコード作成など
結構凄いことができます。
大学のレポート作成なんかにも利用されて問題だとか。
検索エンジン各社も、このAIチャットボットのテクノロジーの獲得に躍起になっているようです。

なんだか良く分からない人はぜひ試してみましょう。
”ChatGPT”で検索すれば、情報は手に入ります…というほど大げさで難しいことじゃありません。
単なるテキストチャットで、相手がAIなだけです。

ちょっと試してみましたが、結構面白いですよ。
本当に色々なことに答えてくれます。
日本語で聞けば日本語で答えてくれますし。
でも、海外の情報について聞くと、時には英語で答えますね。

技術的なこととか、皆さんの趣味にまつわる諸々とか
それこそ哲学的なこととか
もう何でもです。

これ、インターネット上の情報をリソースとして、AIが最適な答えを構成するってことですよね。
私はその辺は素人なので、あまり詳しいことは分かりませんが。

多少のラグこそあれ、リアルタイムで返事を返してきます。
処理速度も凄いと思いますが、恐らく毎日莫大に増加していくネット上の情報を元に、どんどん賢くなっていくのではないでしょうか。

試しに、ちょっとレアなケースの自動車のメカニカルなトラブルの原因について聞いてみたのですが、なかなか適切な返答をしてきて驚きました。
日本語で聞いたら英語で返してきやがりましたが。
これは間違いなく使えます。

要は、すでにある情報を利用することに関しては、ムチャクチャ凄い能力を持っているわけです。世界規模の脳ミソを持ったロボットだと思って良いのでしょうね。

最近、実際にAIが弁護士の代わりをやるとかで問題になったとか何とか、というのも分かります。アメリカだったかな?弁護士会が大反対で、当事者を脅迫までしたとか何とか。

これ、産業革命の時と同じですね。
リボン織りだったか、靴下織りだったかの機械を作ったら、労働者が仕事を奪われることを恐れて、機械を壊して発明者を殺しちゃうとか。

自動車の初期の頃もありました。
イギリスの街中では、自動車は危険なものだから、赤い旗を持った先導車の後を着いてノロノロ走らなければならない「赤旗法」なんてのがありました。
これは自動車の台頭を恐れた馬車の組合の政治力によるものでした。

で、今回は便利なツールのご紹介というわけではなく、こういうのが登場するとどうなるかというのがちょっぴり見えてきましたよ。というお話しです。

冒頭に書いたように、大学のレポートとかプログラムのソースコードなんか楽勝なわけですから、これからは、そういうレベルの問題はジャンジャンAIにやらせればいいじゃん!という世界に突入することがほぼ確定ですね。

なので、単に言われたことを覚える・やるというのが学習ですよ、そういうのが上手にできるのが優秀なんですよ、という世界がついに終焉を迎える時が来たのかもしれません。

「AIなんてまだまだだよ」なんて言ってられませんよ。

「3Dプリンターなんて使えないよ」(実用性無いよ という意味)
と言っていた人が結構いましたが、今はどうでしょう?
バリバリ実用されています。

もちろん、AIにせよ、3Dプリンターにせよ、万能なわけではありません。
得意な領域と不得意な領域があります。

今回話題にしているAIについて言うなら、ヤツらはすでにある情報を元に適切な解を構成するのが得意なわけです。

ということは、その逆は苦手なんですね。
この世に無いもの。未来のこと。

つまりクリエイティビティを要することや、未来のゴールを設定することです。
あとは心に関することですね。
そういうものこそが人間の仕事になるはずです。

AIにできることは、どんどん高度化しつつ低コスト化していくでしょう。
そういう情報の入手や構成は簡単になっていって、価値が低下するということです。
でも、我々はそれを利用して、もう一歩先に進むことができます。
そして、マシンにできないことは希少化して価値が高まっていくのでしょうね。

それが嫌ならChatGPTと勝負してな!
ってとこですかね。

なんか見えてきたでしょう?