祝1周年

ブログを始めて1年経ちました。

1日も休まず記事を投稿してたのですが
正直なところ
いまだに方向性が定まってませんし
内容にしても
「こんなんでいいのかな?」
という感じで
どうにも落ち着いていませんが
でもまぁ、仕事が終わってから
夜中にちゃちゃっとやっつけてたら
そんなものでしょう。

突然始めたこのブログですが
夢工房で学生達と付き合う中で
彼らを見ていて気付くことや学ぶことって結構多くて
そういうのを何とか残しておけば
多少は誰かの役に立つこともあるのかな
なんて思ったことが始めた動機です。

そして、何かを継続したかった
というのもあります。

日頃から学生達に
「継続は大事だ」
とか言ってる割に
私が何か継続してるものって
学生から見えるものは
ほとんど無いのではないか
と思ったのです。

なので、偉そうに言ってるばかりではなく
何かしら実践しないとイカンな
と思ったのですね。

宗谷岬や佐多岬へのチャレンジも同様です。
色んな目的のための手段の一つではあったのですが
その一つに
学生に何かしら頑張っているところを見せないとな
というのがあります。

だって、夢工房で彼らに伝える技術一つとっても
本当は、色々一所懸命頑張って
できるようになったものばかりですが
学生からしてみたら
「先生なんだから、できるの当然じゃん!」
って見えているのかもしれません。

だから、何か見える形でのチャレンジが必要だったのです。

とはいえ、こんなことをやったところで
どのくらい効果があるのか。
まぁ、ゼロで無ければ多少は意味があるでしょう。

…とか思っていたら、このブログ
思いのほか見くれている人が多かったりして驚いてます。
しかも海外からのアクセスも意外と多かったりします。
ありがたいことです。
こんな駄文、多少は何かのお役に立ってますか?

1年間色々と、とりとめも無く書いてきましたが
まだまだ頭の中に整理が付いてないものが
グルグル渦巻いています。
今後、徐々に整理していきたいと思っていますので
引き続きよろしくお願いします。

悩みの根源

若い人達に
もっとハッピーになって欲しいなぁ
と思うのですが
なかなか難しいですね。

皆、色々悩んでますよ。
まぁ、それが若いって事なんでしょうけど。

何で悩むかというと
それは

大抵は
自分のことばかり考えているから
です。

自分が何かを得ることばかり考えて
そのために努力するのは良いですが
いざ、色々手に入ってしまうと
もっと色々欲しくなって
手に入らない不満を感じたり
手に入れたものを失うことが怖くなったり
自分の欲を阻害するものが目に入るようになります。

で、色々なことを恐れたり
不満を感じて文句を言ったり

それでハッピーになるかというと
ならんですよね。

不思議ですね。
不満を感じてやることの結果によって
不満が解消されないんですよ。

じゃ、何のためにそんなことするんでしょうね?

何のためかは良く分からないけど
そんな状態に陥らない方法はあります。

たとえば
「自分のことばかり考えている」
の逆をやるのはどうでしょう?

「自分のこと」
の反対は
「人のこと」

「考えてばかりいる」
の反対は
「やる」

人のためのことをやっていると
意外と悩まないものです。
嘘だと思うなら試してみたらいいです。

それにね
人のためのことをやるって
仕事の本質じゃないですか。
それによって生み出されるのが「価値」でしょう。

きれい事かもしれないけど
それは事実で
きれい事だからこそ
継続性のある価値が生み出せるんだと思います。
実行には勇気が要るでしょうけど。

きれい事じゃないことは
現実的ってことで良いのでしょうか。
それによって短期的に
お金のような価値を数値化したものを掴んで
一時的に満足したとしても
それはあまり長続きしない気がするのですが
どうなのでしょうね。

そういうことを考えていると
「技術は人なり」
という言葉が腹に落ちたりするのです。

難しいから面白い だからチャレンジするのです

なんだかんだでバイクに乗り始めてから
ずいぶん長いこと経ちます。
あと数年で40年になります。

ついこの間、バカなチャレンジに成功しましたが
給油や食事の休憩時間を除くと
15時間くらいバイクに乗ってるわけです。

自分が好きな楽しい乗り物に長時間乗ってるんだから
さぞ楽しいだろうとお思いかもしれませんが
まぁ、修行です。
ある意味楽しいという言い方もできるかもしれませんが
正直キツイですよ。
こういうのが楽しい人は変態ですね。

その間、色々考えてたりするのですが
運転以外のことを考えてると危ないので
もちろん運転のことを考えている時間がほとんどです。

で、まだまだ詰め代があるな
と思いながら
色々試してたりするんですよ。
練習しながら移動しているようなものです。

長距離の巡航とは言え
加速 減速 旋回 加速 減速 旋回…
と延々繰り返しているわけです。
その度にチマチマと色々試すのです。

さすがに1500kmも走れば
この年になっても色々気付きがあって
まだまだ伸び代があるんだなぁ
バイクっていいなぁ
なんて実感してます。

バイクに乗っていて
一番難しくて一番楽しいのは
やはりコーナリングですね。
難しいから楽しいのでしょうね。

別に高いスピードで曲がれば偉いってわけではないのです
公道ですから安全第一です。

自分が納得いくように乗れてるかどうか
ってのがとても重要。

で、今回のテーマは
腰骨の角度と丹田(腹筋)の使い方
でした。
これは減速からコーナリングにかけての
姿勢のつくり方と保持の仕方の話しなのですが。

まぁここであまり細かいことを言っても仕方ないのですが
「現役でレースやってる時に、これに気付いていたらなぁ」
なんて気付きが今頃あったりして
「たら・れば」な思いを巡らせていたりしたわけです。

と、ここまで書いて思い出したのですが
そもそも1日で長距離を走るチャレンジをしたきっかけは…

まず
学生が頑張るばかりではなく
自分も頑張らないとな
と思ったのが第一。

それと
オーストラリアの縦断に備えてのトレーニングとして
ということだったのです。

現地をのんびり走れれば別に問題はないのですが
1週間程度しかない休みの期間中に確実に走りきるためには
1日の走行距離を稼ぐ必要があって
それを可能にしておく必要があったのです。
セコい旅ですね。

大事なのはフィジカル面の耐久性はもちろんですが
もっと重要なのはメンタル面の耐久性なのです。
キツいコンディションで、メンタルが崩壊していたら
成功しません。

宗谷岬や佐多岬のチャレンジでも
大事なのは1500km走った時に
どの程度メンタルを保てているか
それが重要なところでした。

幸いなことに
走りきった途端に茫然自失
という状態にはなりませんでした。

オーストラリアに行ったら
現地では徹夜で走行するなんてことはありません。
夜はカンガルーが飛び出してきて危ないですから。

アウトバックと呼ばれる
暑くて乾燥した内陸の砂漠地帯を
毎日延々と走る必要があるのです。

計画では舗装路を行きますが
仮にオフロードを走っていれば
ガソリンか水のどちらかが切れたら死ぬ
と言われるような場所です。

舗装路でも
致命的な事故をやったら助からないでしょうね。
携帯繋がらないし
周囲数百キロの範囲に病院がない
なんてのは珍しくないですから。

前回の走行でも分かりましたが
気を抜いていたら本当に危ないです。

観光らしいことは
ほとんどできないかもしれません。
でも、それで良いのです。
現地の空気感を味わえれば満足です。
修行ですから(笑)

こんなのは人から見れば
大したチャレンジではないかもしれませんが
自分なりに挑戦し続けるのが大事だな
と思うのです。