始まりは やはり「逆」

1年生の考え方は、どうにも毎年「逆」なのです。

このブログで「考え方が逆」で検索してもらうと
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子供の頃に、やりたいことをやっていたりすると
「何のために」に向かって考えたり、やったりできるのでしょうけど

やはり何をするかを指示されたり
環境の影響で、やることを受動的に決定されたり
そんな風に成長してくると仕方がないとは思うのですが

やはりゴールを定めて
「何のため?」を明確化して
そのためのことをやる
という経験が無さそうです。

そうなると…
小さいところから考え始めちゃったり
既存のものに合わせて、やることを決めたり
そんな風だから
最低限のところをターゲットにしたり
ってことになります。

こんなこと言ってる私だって
振り返ってみれば、そういう経験ばかりでした。

学ぶ科目や内容が変わろうが
基本的なスタイルは、ずっと昔から変わっていないのでしょうね。

多くの日本人は歳を重ねるごとに
好きなこと
大きなこと
未来のこと

そんなことを恥ずかしげもなく
目指しちゃったり
語っちゃったり
そんなことができない環境で成長していきます。

それを誰かから言われることもあるでしょうし
そんな空気感になっていくこともあるでしょう。
(これ、興味深いので、そのうちネタにしましょう)

それをひっくり返すパッションが、勇気があれば
面白いことになってきます。

そのためには、やはり「面白さ」でしょうね。

やはり、どう面白くしていくかがカギだ。

スタートはこんな感じ

この春から入ってきた1年生、頑張ってます。

高校時代に、どれだけコロナ禍の影響を受けたかが
モチベーションやコミュニケーション能力に
大きな影響を与えている気がします。

今年の1年生は、主に中学時代に強烈な自粛を強いられました。
反面、高校時代は平常化したようです。

そういう意味では、昨年の1年生(今の2年生)は気の毒だな
と思うのです。
自粛期間からのリカバリーが不充分なまま、大学に入ったので
夢工房のような、自発性とかアウトプットが必要な活動に馴染むのは
かなり難しかったのではないかな。

でも、彼らは彼らで、そういった経験から
何かしら活かせるものはあるはずで
ぜひ何か気付きを得て欲しいとも思うのです。

さて、夢工房にやってきた今年の1年生は
早速、考えたり手を動かしたり、行動を開始しています。

ここでは、教員の私からまず指示をして…
なんてことはしません。

やるべきテーマは、この部屋に来た瞬間からあるし
それをやるために集まっているのだから

まずは考えてもらって
それを聞かせてもらって
アドバイスをする

そんな流れです。

その対話の中から
彼らは欲するものを得ていく。

どうせね
欲してもいないものを
「重要だから」
とか言われて与えられたところで
どうせ大して役に立たないし
そんなものは発展していかないのですよ。

求めよ
さらば与えられん

何もしないで、クレクレ言うのは論外なので
どう求めるかってのが問題でもありますけどね。

変化には衝撃が必要

「刺激」と言っても良いですね。

一所にとどまって、安定を求めたい
そういう人もいるでしょう。

けど、夢工房に足を運ぶ学生は、そういうタイプではありません。

今年も多くの1年生が夢工房での活動を開始しましたが
彼らはそれぞれ夢を持っています。

言い方を変えれば、現状では満足していないということです。

で、ここで得られるのは何かというと
いわゆる「普通」に対する変化です。

恐らく夢工房での考え方ややり方は
彼らが今まで「普通」と思ってきたことに対して
全く逆だったりします。

そのギャップは、彼らにとっては衝撃でしょう。

でも、理想はそのギャップの先にある。

乗り越えたいと思えるギャップ
受け止めたいと思える衝撃

それがあれば変化できます。
彼らに与えられた限られた時間で
理想的に変化(成長)するには
衝撃が必要だということです。