チャンスの正体

チャンスの正体は「単なるできごと」です。
本質的には良いとか悪いとかはありません。

その「単なるできごと」がどう見えるかは
その見方、考え方で変わります。

面倒な負荷と見えるか
単なるできごとと見えるか
まさに字のごとくチャンスと見えるか

これ、知識の有無とか知能とかとは関係ありません。

マインドやメンタル、そして価値観の問題です。

人は見たいものしか見えない
と言います。

つまり、見たいように見えるということですが
見たい・見たくない
の判断は、意識ではなく、無意識によって決まります。
つまり深層心理によるものです。

つまり日頃の習慣によって、反射的に判断されていることがほとんどでしょう。

ある人にとっては、「これは良い経験になるぞ!」というできごとでも
別のある人にとっては、「これは負荷が高くてリスクが大きいな」と見えたりします。

ある特定の出来事が、人によって「良いもの」だったり「辛く困難なこと」だったりするということです。

これは、その人が何を求めていて、何に重きを置いているのかによって判断が決まる、まさに価値観によるものと言って良いでしょう。

チャンスが来るとか来ないとかというのは自分次第ということです。
つまり自分で決められるということです。

実はチャンスとなり得るものに日々遭遇しているにもかかわらず、見逃しているだけだったりします。

ポジティブ思考の人がうまくいくなんてのは、こんなことが理由だったりもします。
見ること・聞くこと・起きること、全てがチャンスだと思えれば、トライの母数が増えるので、自ずと成功の数も増えますから。

あと、トライの数が増えるなら、結果がどうあれ経験の数は増えるわけで、未来に使える「引き出しの数」が増えるわけです。
なので、やればやるほど未来が明るくなる。

ついでに言うなら、ツイてるとか、ツイてないとかも似たようなところがありますね。

夢とその実現について

夢のあるワクワクすることを実現するのは大変だったりします。
その過程には大抵困難があるから。

その「困難」は、今のままの自分ではできないことです。
今のままでは届かない。それが夢でしょう。

今のままで届いてしまったら、それはどう考えても夢ではないですよね。

で、そのままじゃダメだから、「困難」をクリアできる自分に変化する必要があるわけです。

が!

ひょっとして、その困難にフォーカスして、夢が無いってことにしてしまうケースは多いのではないかな。
そうすれば困難に向き合わなくて済むから。
そういう人にとっては、夢ってのはワクワクするものではなく、単なる負荷に感じる対象なのかもしれません。
そんな気がするのですが、どうなのでしょう。

もしそうなら、良いとか悪いとか、優れてるとか劣ってるとかじゃなくて、「困難」に対する価値観が問題です。

困難はネガティブで悪いことだ、と思っていたら、そりゃぁ避けたくもなるでしょう。
そして、それが優先事項になっていたらなおさらです。

でも、困難を乗り越えることこそが成長だ、と考えられれば、決して悪いことではない。
まぁ、実際そうなのですが。

そもそも、フォーカスするところにも問題があって、途中にある困難ではなく、達成したいゴールにこそフォーカスすべきなのですよ。

そう考えれば、途中に多少の困難があろうと、それは過程に存在するマイルストーンであり、成長のために必要なものであるわけで、だいぶ感じ方が変わってきますよね。

そして、ゴールは途中のマイルストーンによって構成されるものではありません。
ゴールを設定すると、マイルストーンが設定できるのです。

考え方って大事です。

資質の話

資質とはなんぞや

辞書を引くと、生まれつきの性質とか才能とか、「生まれもっての…」というニュアンスです。
でもそうなると、そこに自分の意思が介入する余地は無さそうです。

じゃぁ、資質は作れない?
どうでしょうね。

資質はどんな働きをするのか?

性質やら才能やらというのなら、無意識のレベルを構成しているのは間違いないわけで
ちょっと分かりにくいけど、無意識のレベルの「考え方」みたいなものでしょう。

無意識レベルに落とし込まれた価値観によって、直観的な判断が行動に繋がる状態と言ったら良いのかもしれない。

これが、遭遇したものごとに対して、反射的に対応できる、といったような感じで、仕事に対して自然に発揮されれば、「資質がある」と言われる状態になるでしょう。

なので、そのような状態になるのであれば、本当の意味での「生まれついての」ということでなくても良いのではないかなと思うのです。

そもそもの「資質」は習慣や環境によって形作られるものでしょうから、同じく習慣や環境で修正が効くはずです。
だって、訓練とかトレーニングって呼ばれるものは、そういうものですから。

考えなくてもできるようになる
そのためにやるのが訓練やトレーニングです。

考え方と行動を変えて、それを習慣化すればOKでしょう。

カギになるのは知能やら知識ではなく、望む行動を駆動するパワーや決断力でしょう。