違っていれば良いわけではないけど同じで良いわけでもない

リスクを取る

守る

何に対して?
ってのもありますが
基本的な特性というか性格というか
そういうのである程度は決まる
ってのはありますよね。

別にどっちが良くて
どっちが悪い
とかって話ではありませんが。

皆と同じじゃないと嫌で
正解を追い求めるとか
同じようになりたいとか
そんな人がいたり

皆と同じでは嫌で
独自性を持ちたい
そんな人がいたりします。

集団が生存するためには
両方いてくれなくては困ります。

でも、いずれのケースでも
優位性を持ちたかったり
持ちたくなかったりと
両方がいますよね。

優位性って他と違うことです。
同じだったら優位ではありません。

ん?
皆と同じじゃないと嫌なのに
優位性を持ちたい?

そうです。
だから学生の場合は
学業成績がうんぬんってことになるのです。
たくさんの正解を知っていたり
たくさんの正解を出したりできるように。

そうしたらノーリスクで優位性を持てますね。
なるほど、そりゃぁ賢いやり方だ!

でも、皆それができたら苦労しないわけで…
というか
そんなことに魅力を感じない者もいるわけですよ。

できないから魅力を感じないのか
魅力を感じないからできないのか
まぁ、どっちでもいいですけどね。

で、ですよ
こと、ものをつくる
なんてことになった場合
特に開発とか
新しいものを生み出す
なんてことになった場合は
学業成績がいくら良いといっても
どうにもならない場合があります。
良くあります。

だって
新しいものって
世の中に無いから新しいわけで
答えが無いのですよ。

創造性が必要です。
クリエイティビティですよ!

これ、学業成績と関係ありません。

まぁ、一所懸命やるヤツは
勉強ができてクリエイティビティも持ってる
往々にしてそんなこともありますけど
イコールではありません。

というのも…

クリエイティビティってリスクなのです。

人と違うものを生み出しちゃうのだから
正解が無い世界なわけで
リスクだらけなわけですよ。

やると間違えたり失敗したりしますから。

なので、リスクを取りに行けないなら
クリエイティビティを育めません。

真面目な学生さんには酷な世界でござんす。

クリエイティビティってどうやったら伸びるのか?

それが分かったら苦労しませんね。

ただ、喜んでリスクを取りに行けて
失敗しても安心な環境は必要でしょうね。

そこには本気で取り組めるテーマがある
というのが大前提ではありますけど。

そんな環境でどうなるかは
本人次第ですけどね。

ものづくりで行こう

若い頃って
というか
学校では
と言った方が良いのかな

正解とか不正解とか
すごく二元的なものの捉え方で勉強するじゃないですか。
まぁ当たり前ですけど。

で、単位が取れるだの取れないだの
目先のことばかり見てるじゃないですか

もちろん、そんなふうにやっていると
枝葉の細かいことばかり気になるようになって

何のためにやっているとか
重要なのは何かとか
そういう根源的なところを考える必要が無くなります。

ひょっとしたら
学者さんはそういうやり方で良いのかもしれません。
領域を決めて深掘りするところに価値があるのでしょうから。

でも、エンジニアを目指す学生達が
そういうんじゃ困っちゃうでしょうね。

実践的で実戦的じゃないとね。

私は機械が好きで機械科で学びました。
出来悪かったけど。

我が東京電機大学ではないですよ。

色々と希望を持って大学に入ったものの
何か違うぞ
という違和感を拭えなくて

ある日、住んでたアパートの前で自分のバイクを整備している時に
向かいに住んでたオヤジさん世間話をした時に言ったんですよ。

「機械が好きで大学の機械科に入ったけど全然面白くなくて
これで何かできるって気がしないんですよね」

オヤジさんは言いました

「わははは!そうだろ!
そんなもんだ。
大学の勉強なんて大して役に立たねぇぞ」

これ、忘れません。
確かオヤジさんもエンジニアだったはず。

学校の勉強が全く役に立たないことはないけど
それで何かができるわけではないのですよ。
それは今も変わらない。

明確な目的があって
そのために学ぶとかってのは大事ですね。

でも、皆がそうなっているわけではない。

そもそも学生である時点で
明確なゴールを決められるような経験が
できていないことがほとんどですから。

なので、色々やる中で
見えることや気付くことがあって
それが学びに繋がる

そういう機会が必要で
そういうのって、とても重要だと思うのです。

ひと頃「ものづくり」が重視された時期がありましたが
最近ではめっきり下火になってきてます。

IT系に流行がシフトしているからかな。

でも、ハードウェアが無ければ
ソフトウェアは存在できません。

ソフトウェアが優秀でも
ハードウェアの性能が低ければ
ボトルネックになって
システムの性能は上げられません。

とは言うものの
今や先生達の世代も
あまりものを作ったことが無い世代になりつつあるのですよね。
なので、仕方ないと言えば仕方ない。

だからこそ
どうすべきか?
です。

仕方ない
じゃ済まない。

夢工房はやります。

失敗しないと成長できない

人が成長するには困難にぶち当たって
乗り越える必要がある

というのは散々ネタにしてきたことです。
まぁ、常識と言えば常識なのですが。

とはいえ
「知識や技術を得ることが成長だ」
と思っている者が多いのも事実。
特に成長過程の学生はそう思いがち。

知識や技術はもちろん重要です。

ですが、それを手に入れるのは
必要な道具を手に入れるようなもので
成長とイコールではありません。

「艱難汝を玉にす」
とも言いますね。

チャレンジすれば
艱難に遭遇するわけで
成長するには
自分から突っ込んでいって
「玉」になるしかないわけです。

なので
リスク回避志向が強かったりすると
大変もったいないことになります。

まぁ、若いうちなんて
そんなものですけどね。

なので、夢工房では
苦労しないように助けちゃう
とか
失敗しないようにやり方を教える
なんてことはしません。

さらに、失敗に対して
むやみに叱責するようなこともありません。
ベストを尽くして失敗したのであれば
そこから得られたことはあるはずですから。

学生がやることに対して
一々細かい指示を出して
失敗が起きないようにすれば
教員も楽なのですが
それでは彼らの成長は最低限になってしまいます。

それに
彼らのゴールは在学中には無くて
社会に出てからですから。

もちろん在学中に優勝!
ってなってくれれば
それは最高で
そこを目指して努力すべきです。

ベストを尽くす中で失敗しよう
絶対に成長するから!