仕事の本質

偉そうなタイトルですね。
すみません。
でも難しい内容でも
偉そうな内容でもありません。

最近
世のため人のため
ってあまり聞かなくなりました。

そんなのは偽善的で受け入れられないのかな。

自分が食うために
やりたくないけど
我慢して
頑張ってんだよ!

って言わないとダメ?

本来、仕事とか経済活動っていうのは

自分にできないことを
誰かにやってもらって
「ありがとう」
って対価を渡す

他の人が喜ぶことを
やってあげて
「ありがとう」
って対価をもらう

ってことでしょう?
それが本質ですよね。
とてもシンプルです。

会社のような組織だって
一人じゃできないことをやるために
いろんな人が集まって
特技を活かしたり
お互いを補いながら
顧客(他人)に価値を提供していくのですよね
喜んでもらうために

「喜んでもらうなんてきれい事だ!」
なんてことはないですよ。

「わあ、いいな!」
って心が動くからものを買うのでしょう?

買ったものに満足がいけば
嬉しいでしょう?

本質はそこですよね。
人の心を動かすための
熱意と感謝
かな。

最近になって
「ユーザーエクスペリエンスのために」
とか言い始めてますよね。
より良いユーザー体験のために
ってね。
これってつまり
お客さんに喜んでもらうのが大事だ
ってことでしょう。

さてさて
夢工房では
学生がレーシングカーや模擬惑星探査機を
つくってたりします。

彼らは日頃やっていることを
「仕事」
と呼んでます。

もちろん給料みたいな報酬はもらっていません。
この活動をすることによって
将来やりたいことに近づく
就職に有利
自分の成長のため
好きなことを一所懸命やりたい
とかは
もちろんありますけどね。

彼らは
周囲の支援があって活動できてます。
なので
みんなを喜ばせないといかんのです。
そんなゴールがあれば
簡単に諦めるわけにはいかない。

当然うまくいかないことはあります。

理由は色々ありますが
多くの場合は

自分のためにやってるから
だったりします。

自分が失敗したくない
自分が傷付きたくない
自分が苦労したくない
自分が褒められたい
とかね。

こういった活動は
エキサイティングで
やりがいがありますが
当然大変です。

こんなことを
自発的に継続できているのは
人のために
と思ってやっているからだと思います。

なので
彼らにとっての仕事なんです。

応援してくれてるみんなのために勝つんだ!
と思ってたら
そう簡単に諦められませんよ。

2019年オーストラリア大会参戦時 Honda Australiaにて

海外にも応援してくれる人たちがいます
ありがたいことです

夢を持つには

私なりに思う夢についての話をしました。

夢を持つにはどうしたら良いのか
という話をするの場合の対象は
夢の無い人です
当たり前ですね。

自信がないから夢が構築できない
というケースが多い気がします。
特に真面目そうな学生に多いかな。

これに対して
ダメだとか、最近の若いもんは
とか言うつもりはありません。

だって、そういう状況を作り出しているのは
我々年長者にも一因があるわけですもんね。

なので、少しでも状況を変えられたら
と思うのです。

夢がない

これ、別に将来に対しての希望が
全くないわけではなかったりします。
大抵は何かしら
ほんのりとした希望があったりするんですよ。

でも、それを口から出せない。
なぜでしょう。

よくあるケースは
できそうもないかもしれない
からです。

いやいやいやいや!
ちょっと待った!
夢って
今できること
とか
できそうなこと
ではないですからね。

いいんですよ
今できないことでも
これからやるんだから。

ギャップが大きい方が面白いじゃん!

そういうことに対して否定する方が間違ってるんです。
できそうもないことを言った君が間違っているわけではない。

むしろ
人は口から出したことを
自動的に実行しようとするので
ドンドン言った方がいいんですよ。

で、ゴールとしての夢をセットしたら…
その後どうすべきかは回を改めて。

ここまで言っておいて何ですが
それでも
どうにも夢を持てない場合は
今できることを頑張ってやるのも良いと思います。

今まで言ってきたことと矛盾するようですが
今自分ができることを一所懸命やって
役割を果たすことも重要な価値です。

頑張ってると見えてくるものもあるかもしれません。

ロケットやレーシングカーの開発者にだってなれますよ。


じゃぁ、おまえの夢は何なのだ?
と聞かれたら
その一つは

どこかの海軍から放出された空母を手に入れて

操船技術とか
通信技術とか
地理とか
歴史とか
医療とか
国際関係とか
エンジニアリングとか
料理とか(←海の上でも良いもの食いたいから)
を学びたい若い連中と専門家を乗せて
世界中を学びながら回る学校をつくることです。

甲板ではレーシングカーが走り回り
飛行機が飛び立ち
艦内では色々つくったり講義やったり議論したり

立ち寄った港から入国したら
みんなで探検して
その土地の人と交流して
入学希望者がいたら乗船させて
不適格者は、その港でさようなら
「おまえ、ここからは自力で帰れ」

学校の名前は、そうだなぁ
The Dream Carrier
ってどうかな?

楽しそうでしょう。

こんな環境で学んだ者は世界を変えますよ!

いいですよ
バカみたいって言っても
別に気にしないから。

だれか空母ください。

人生成功の方程式

京セラ操業者の稲盛和夫氏がお考えになった
人生成功の方程式

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

ネットで検索するといろいろな解説とか
ご本人の記事などが見つかると思いますので
詳しいことは書きませんが

良いですね。
もっともだと思います。

この方程式のポイントは
掛け算でつながっているところです。

なので
ある要素が小さくても
他の要素で頑張れば
結果は大きくなる。

ある要素が大きくても
他の要素がダメなら
結果は小さくなる。

例えば

能力が多少低くても
超頑張れば
結果が出る
とか

能力が高くても
ダメな考え方をしてたら
結果はマイナスになる
とかね。

私のような変な経歴の人間には救いです(笑)
昔から出来の良い人間ではありませんでしたからね。
熱意で何とかなるなんて!

そうそう
稲盛さんもおっしゃっていますが
「利他」の心は大事です。
これ、考え方の部分に大きく影響しますね。

だって
他を利する(人のために)
ということは
価値そのものですものね。

学生が新しいマシンの参考にと
古いシートを引っ張り出してきました
昔のスポンサーさんのステッカーがたくさん貼ってありますね

次回のマシン
皆さんに喜んでもらえる成果が出せると良いな