プロセスを構成するもの

細かいことを言えば色々あるのでしょうけど、できるだけシンプルにいってみましょう。

現状には満足していないから、やる。
そのプロセスはどうあるべきでしょうか?

ただし、どうやるべきかの詳細は、その目的によって色々でしょうから、細かいところは語りません。基本的な考え方や姿勢のお話しです。

ここでは、クリエイティブなものづくりを前提に話を進めます。

現状には満足していないならば大事なのは変化です。
そして変化に必要なのは行動です。

もちろん行動の前には思考が必要ですが、知識で何とかしようとするのは違うぞ、と言うことです。

気をつけて欲しいのは、今やろうとしているのは、あらかじめ正解が隠された学校のお勉強のようなことでは無く、価値ある新しいことをやろうとしているという点です。
調べたり計算したりしたら、答えが出る、といったことではないのです。

もし、そういったことでどうすべきかが分かるのであれば、そんなのはあなたがやる必要はありません。
すでにある答えに従って行動するなら、それはクリエイティブではありません。
従属する行動が好きな誰かや、お勉強ができる誰かに任せた方が良いのです。

あなたがやるべきことは、やらないと分からないことです。
どうやるするかは自由で、正解は無い。
やってみて、初めて何かが分かる。

分かれば先に進める可能性がありますが
進めないかもしれません。
つまり、リスクを取らなければならないわけです。

これをチャレンジといいます。

それを成果が出るまでやめずに続ける必要があります。

一応、当たり前のことを言っておきますが、やってみてダメなら、やり方を変える必要があるのですよ。
ダメなことは何回やったってダメですから。

良い成果を得るためのことって、恐らく誤解されていますが、知能指数や学力や、そういったことも大事なのかもしれませんが、それ以前というか、それ以外というか、こういうことです。

あきらめずにやる
すぐやる
ダメなら変える

一個ずつ説明しましょうか。

あきらめずにやる
どうしたら良いか分からないのに、最初からうまく行くはずはありません、
なので、あきらめずに継続する必要があります。
何度もやった末にモノになったことは、他人がやっても簡単にはできないことである可能性が高い。つまり価値があるってことです。

すぐやる
すぐやらないということは、やることを先送りしています。これは、今は「やらない」ことを決定しているのです。自分に「やらない」と言ってしまったのですから、たぶん後でもやりません。
それに先送りしたら、やる時間が無くなるのです。
思い付いたらすぐやるのは、思いのほか大事なのです。なぜかというと、思い付いてすぐなら、やることは最小限なのでうまくいきやすいのですよ。
そんな小さなことでも、うまくいっちゃったら楽しいわけで、それは行動の燃料になるのです。コレ大事。

ダメなら変える
やってみてうまくいかないやり方は、何度やってもダメです。
でも、人は変えることが苦手で、意識しなければ変えられません。

うまくいかない人って、何回もやりたくないとか、やっていることを変えたくないとか、そういったことが前提になっていることが多いのです。
つまりこういう願望(=プロセス)になっているということです。

今のやり方のまま、一発で決めたい

気持ちは分かりますが、一度自身から幽体離脱して、そんなことを言っている自分を見てみて下さい。
「お前、バカなのか?」と言いたくなるでしょう。

それに、そのやり方でできちゃったことなんて、誰がやってもできるわけで、そもそも価値が無いでしょう。

でも、そのやり方でうまくいくのが頭の良い人で、自分はそんな人になりたいけどなれないというジレンマがうんぬん…

いやいや、そんなの頭がいい人だって無理ですよ。
偉人伝を読んでみましょう。

あきらめずにやる
すぐやる
ダメなら変える

このプロセスを継続できれば、大抵のことはうまくいくってことに気付くと思います。

そのためには継続するための理由やら動機やらが必要で、一番良いのは好きなことを夢中でやるってことなんですけどね。

あと、チャレンジするとか、失敗したりして労力を使うとかがリスクにカウントされているのかもしれませんが、ちょっと考えてみて下さい。

あなたはどれだけものが欲しいのですか?何のためにチャレンジするのですか?
その大きさに比べて、今から払おうとしているリスクの大きさはどうですか?

将来のありたい自分のビジョンに比べたら、若い今は大したものを持っていないのではないですか?
だったら、いずれにせよ、今払おうとしているリスクは大したものではないかもしれませんね。

その今払おうとしているリスクは「原因」となり、「結果」を形づくります。
あなたが欲しい未来にとって、相応しい大きさでしょうか?
そんなことを考えてみても面白いかもしれません。

成果が欲しけりゃ原因が必要

成功したけりゃ成果が欲しい

そりゃ当然なのでしょうけど、そう思ったところで、いきなり成果を掴める方法なんて無いわけで、そのための何が必要かといったら、当然ながら成果の前にあるもの…それはプロセスです。

「原因と結果の法則」ってのがまさにコレ。
そもそも原因が確定したら、それに準じた結果が出るのは当然で、そんなの「法則」と言うまでもない気がしますが、そう言った方が何やら不思議な感じがして面白いし、印象に残りやすいですね。

ま、それはそれとして、望む結果があるとき、直接的にその結果を掴もうとしがちですが、そもそもそんなのは無理なのです。お買い物じゃないのだから。

ならば、望む結果が起きるための原因を作れば良いだけで、それがうまくいけば良い結果が起きるのは当然ってことになります。

そのために大事なのは、結果の上流にある「プロセス」です。
成果、結果は、プロセスによって作られるのですから。

で、プロセスを構成するのは一体何か?
それらをどうしたら良いのか?

それがこの後のお話しです。

成果かプロセスか

皆成功したいのですよね。
うまくいくと良いですね。

では、一体どうしたら良いのか?
うまくいくってのは、一体何なのでしょうね?
私は仕事柄、そんなことばかり考えています。

ゴールを目指すのだから、欲しいのは結果だよなぁ

なんて思うのですが、どうもその辺がピンとこないというか、違和感を感じていたのです。

ゴールとか結果とか、そこに価値を見出すのは分かるけど、結果や成果は他に手渡すべきものだよな、と。
そもそも結果や成果は手渡すからこそ価値があるわけで、手渡してしまったら、それで役目は終わり。他に手渡すべきものは手元に残ってしまったら、それは不良在庫。
自分の手には残らない。

この、他に渡してしまう結果や成果、「もの」に固執しすぎてないか?
なんてことを思い始めました。

教育とか言うなら、重要なのはむしろプロセスであって、良いプロセスを構成できれば良い成果が出るわけだから、大事なのはプロセスの中にあって、そのプロセスを構成する「何か」にこそ価値があるのではないかと思うのです。

プロセスから得られるもの、分かることがあって、それこそが価値の源泉だぞ。
今後、その辺を掘ってみましょう。