究極の選択ではないけど

「失敗」と呼ばれるものは、大きく分けて二つあると思っています。

やって失敗するか?
やらずに失敗するか?

チャレンジするってのは、うまく行かないかもしれないけどやるってことで、これは「やって失敗する」ですね。

対して、失敗したくないとか動機になって、やらないとか、先送りにすると、結局はトライできる回数が減ったり、そもそも実行する機会を失ったり、「失敗している」という実感こそ少ないものの、経験とか成長といった面では失敗と言って良い。これは「やらずに失敗する」ですね。

基本的なスタイルが前者の場合は、そのままバリバリ行って頂くとして。

後者の場合は、本人が思っている以上に根深い問題だったりするのです。

というのも「やらずに失敗する」スタイルの場合、そうなっていることを自身が意識していなかったりします。

さらに、そうしていると習慣化してきますので、それが普通になっちゃって、行動がより強化されても気付かなかったりもします。

「やって…」と「やらずに…」は、生まれついて持ち合わせた特性だったりするのかもしれませんが、後天的に身に付くことも多いと思います。
私は、そういったものは環境によって自然に身に付くものだと思いますが。
まぁ、どちらでもいいのですけどね。

いずれにせよ、それらの特性を必要な方に変化させるのは、凄く重要なことだと思います。

だって、何か新しいものを作る仕事に限らず、仕事を「やる」ってのは避けられないわけで、何事も実行によって学んで向上していくものでしょう?

だったら、「やらずに…」が基本的なスタイルになっていると、最終的に苦しい思いをするのは当然なのですよ。
それは自身も周囲も。

でも、誰しも…というか、若い頃って経験が無いわけで、そういう状態だと失敗の可能性を匂わせるものに対して過剰に反応しがちですよね。

だって、「分からないこと」って恐れの根源になりやすいですからね。

というわけで、どうしたらいいかは明白ですよね。

どこまでやるかは自分次第ですが、「足りない」よりは「やり過ぎ」の方が、ゴールに対する調整は容易です。
ちょっぴり覚悟が必要ですけど。
よく「バカになれ」って言いますけど、そういうことです。