FSAEオーストラリア大会 イベント2日目 スタティックイベント

今朝は5時起き。気温は13度。
昨日の日中は23度くらいでしたが、今日は24度の予報。昨日とあまり変わりませんね。

最初に行われたのはプレゼンテーションイベント。このイベントでは、マシンの具体的な性能などではなく、どのようにビジネスとして自チームのマシンの販売を展開していくかというアイデアや発表内容を、つまり、あくまでビジネスとしての売り込み内容を評価されます。

続いてデザインイベント。マシンの開発内容を伝えて、その内容を評価されます。

最後にコストイベント。ここでは、マシンの開発コストやコストダウンのための工夫などを評価されます。

プレゼンテーションは個室内で行われるので写真がありませんが、その他のイベントの様子はこんな感じです。

はっきり言ってしまうと、今回の我がチームは、スタティックイベントはボロボロです。
こういうイベントは、手を動かして車を作るモチベーション以外に、開発そのものへの向上心や、スコアを取りに行くパッションが無いとどうにもなりません。
今のチームは、とてもレベルが低いのが現状で、事前提出すべき資料も出せていなかったり、当日用意すべき資料すら満足に作成できていませんでした。

そして本日は、スタティックイベントと同時並行でブレーキとノイズの車検もあったのですが、昨日の車検での好調が一転、マシントラブル対応でいずれも不通過となりました。

よって、明日からはマシンを走行させるダイナミックイベントが始まりますが、当チームは車検の残りからのスタートということになります。

イベント以外は、ずっとピットで作業用してました

実は今回の遠征、ここまで不甲斐ない状態なのは承知の上での出場でした。時間やお金、様々なリソースを無駄に消費してしまうようなことになり不謹慎かもしれませんが、私は、出国前の状態から大きく変化するには、大きなインパクトが必要だとは思っていて、そのインパクトの質というか、内容というか、それが唯一かつ最大の問題でした。

今まで彼ら自身は、努力している「つもり」だったのでしょうけど、とても通用するレベルではありませんでした。
でも、本人はイケてる「つもり」なのであれば、変化のしようがありません。

で、今回のイベントに出場することによって、彼らの現在の価値観が変化するのか否か、そのために海外遠征に伴う諸々のリスクを取るべきなのか否か…結局、リスクを取ることになったわけですが、今日一日が終了した時点では、その甲斐はあったと感じられます。

もしこの変化が本物なのであれば、この先に光が見えてくるはずです。

実力を伴わないならば外に出すべきでは無いという考え方もあるでしょうが、とやかく言わず、とにかく外に出て、体で学んでくるというのも重要かと思います。
このご時世なら特に。
ただ、外に出て自ら学ぶための下地作りは重要かつ難しいところではありますが。