理想のレベル

「うまくいくといいな」
と思うレベルは人それぞれ。

もちろん、大成功したいと望む人はいるでしょうけど、皆がそう望むわけでもない。
小さな成功を望む人もいれば、そもそも成功なんて望んでいなかったり、マイナス要素を無くそうとする人もいる。

いずれにしても、ハッピーな方向に向かってほしいものですが。

一口に「成功」と言っても、人それぞれなのでしょうけど、なぜ誰もが成功したいわけではないのでしょうか?

それは、実行や達成に伴うリスクを受け入れられないからでしょう。
得られそうな成果と、要する労力や損失を秤に掛けて「見合わない」と思っているとか。

もしくは悲観的なものの見方がデフォルトになっている場合もあるかもしれませんね。
行動すれば大なり小なり失敗を伴うものなので、そうなると、そもそも何かしらでも小さな損失があると、前に踏み出すことができなくなるかもしれません。
そもそも人は、思った通りにならないことの方が多いのですけどね。
なので、行動に伴う失敗を受け入れることができなければ、行動しない方が良いということになるでしょう。

でも結局のところ「どのような感情を得たいか」そこに向かうのだ、という話を聞いたことがあります。

つまりどういうことかというと、いわゆる成功を望まない人は「安心」を得たいのだ、ということのようです。
別に悪いことではないのですけどね。

で、いわゆる成功を望む人は、喜びを追求する。
そういうことでしょう。

なので、その人の持つ理想のレベルとその強さ(欲求の度合い)によって、行動が決まってくるってことではないかな。

そういうのって、簡単には変わらないのですよね。

でも、心の片隅では結構高い理想のレベルを望みながら、その強さが理想の高さに見合わないアンバランス状態の人もいるわけで、そういう場合はちょっと残念というか何というか。
高い理想を得て安心したい…みたいな、ちょっと変な感じになっちゃいます。
たぶん、それは無理。

成長過程の学生なんかは、結構そういう状態だったりするケースが多いと思います。
何かきっかけがあると一気に動き出すこともあるのだけど、最近は難しいようですね。
その辺が最近の課題というか、興味深いとことなのです。