おかげさまで生きています

地球上の生き物は
食物連鎖で繋がってますね。

「強者が弱者を…」
みたいな捉え方をしがちですが
見かけ上の強者・弱者は存在しますが
強いったって、死ねば
虫や微生物に処理されちゃう。
色んな生き物が相互に繋がって
世代が続いていくのですよね。

そこには
人間のような価値観や欲は無くて
悪意も善意も無くて
我々には良く分からない
大きな流れで動いています。

そういうことを突き詰めていくと
学者さんでも
何でそうなっているのか
良く分からない領域に突入します。

生き物相互の関係のみならず
DNAの構造とか
それこそ宇宙の起源とか
科学では説明が付かない領域があります。

なので
神様を完全に否定することはできないのです。

ちょっと前にお亡くなりになった
生物学者の村上和雄先生は
そういう良く分からない領域を設計した
偉大な存在は否定できないとして
サムシング・グレート
と呼んでいました。

人は助け合って生きています。
助け合わないと生きていけない。
当たり前です。

でも、そんなことを実感することは
あまりなかったりして…
どうでしょうか?

人は一人じゃ生きられないんですよ。
でも、多くが一人で生きられる
一人で生きている
そんな風に思ったりしていないでしょうか?

私もヘタすると
そんな勘違いをしていることがあります。

勘違いしているから
人への感謝とか
思いやりとか
貢献とか
大事なことが足りなくなって
心が貧しくなって
つまらなくなって
恐ろしくなっちゃう

そんな気がするのです。

本当は
日々誰かが頑張ってくれているから
生きていられるし
好きなこともやっていられる
そんな大事なことをついつい忘れがち。

さらに拡大して考えるなら
地球上の植物とか動物とか
虫とか微生物とか
太陽とか月とか
そんな大きな枠の中で
我々は生かされているのですね。

そんな事を考えると
感謝とか謙虚さとかを持つというのは
大事なことなんだよなぁ
と思ったりします。

我々が生きているのは
”おかげさま”なんですね。

イメージの話

何かしらの計画を実行するとき
現状と未来のゴールとが
時間軸で結ばれていて
その線に沿って進んでいく

その過程では
色々やることが計画されていたり
目安が設定されていたり
それらを必要なレベルで達成していき
(いわゆるマイルストーンですね)
ゴールに到達する
という感じでしょうか。

現状と未来のゴールを結んだ線を
未来に向かって進んでいくときには
色々周囲を見渡さないといけません。

多くのアイデアが必要になるし
自分の事ばかりやっているわけにはいかないから。

なので、未来への線を進んでいるときには
視野の広さという「幅」が必要になります。
知識や技術などの「幅」も必要ですね。

その過程では
知識や技術などのレベルも重要になりますね。
熱意も重要です。
これらは言ってみればこれは「高さ」かな。

そんなことを考えると
現状から未来への時間軸上を
テクテク進んでいく過程は
ピッと結んだ単なる直線の上に
所々マイルストーンが置いてある
そんなイメージじゃなくて

未来に向かいながら
幅と広さが変化するのだから
先へ進みながら
広くなったり高くなったりする
立体的なイメージです。
…分かりにくいですね。

ともかく私は
そんな風にイメージして
どんな局面で
どんなことが必要になるかとか
負荷がどう変化するか
なんてことを想像したりしてます。

あと、何か複数のもので構成されたものを計画するとき
何かシステム的なものですね。
そういうときはどうしてますか?

設計されて、ある程度の形になる前には
もちろん「形」はありません。

なので、最初はイメージ図とか
文章とかからスタートするでしょうけど。

そういうのを文章で書いちゃいますか?
箇条書きとか?

そんな時、文章で書いちゃうと
文章の並びなどがイメージを固定してしまうことがあります。
優先順位とか難易度とか
相互の依存関係も分かりにくいですね。

ヘタに固定化して考えちゃうと
発展性がなかったり
問題が解決しなかったりします。
でも、要素相互の関係を変えると思い付くもことありますね。

なので、そんな時はブロック図のようなもので表現するといいですよね。
難しく考える必要はありません。
状態を簡単に表すためなので、簡単に描けないといけません。

要は、四角の中に文字を書いたものを線で繋ぐだけです。

これをポストイットなどでやったりしても良いでしょうね。
書いてから動かして関係を変えられますし。
ノートだと書き直しが必要になりますから。

PCでもできますよ。
思考支援ツールとか
マインドマップとか呼ばれているソフトウェアがあります。

ただこれも、PCは曖昧さを許さないという弱点があって
場合によっては手書きにかなわない部分もあります。

まぁ、今回挙げたイメージは人それぞれだと思うのですが
色々とイメージを広げたり
関係を変えたり
そんなことが結構効いたりしますよ
ということが言いたかったのです。

継続性は重要ですが
常に一本調子で淡々とり続けても
あまりうまくいかないものです。

時として
スピードやパワーが必要になったり
静かに深く潜ったり
その時に応じて変化が必要になりますから。

イメージは、そういう時の助けにもなります。

喜びに向かっていこう!

夢工房で学生達がやっている
プロジェクト活動ですが
こういったものって
現状から未来の大会に向けて
色々やっていくわけです。

そんな彼らを見ていて思うのは

必要なことがイメージできているかな?
ということです。

もちろん
作っているマシンの走っている情景
そういうイメージは大事なんですが

それと同じか、もっと重要なのは
喜びのイメージです。

どんな風に、どれくらい喜びたいのか。
それは、どれくらいの成果なのか。
それは、どのくらいの努力で得られそうなのか。

そして
そのために今、何をどのようにやるべきなのか。

これはYouTubeを見ていて気付きました。
というか
思い出しました。
SpaxeXの再利用可能なロケットブースター
補助ブースターが2機揃って
上空から基地に戻ってきて
着陸に成功した瞬間
多くのスタッフ達の喜びの爆発!
あの瞬間ですよね。
チームワークで達成した瞬間。

かつて我々が
オーストラリア大会で4位になったとき
表彰式で順位が発表された瞬間
そんな感じでした。

爆発する喜びの浦には
それに見合う努力がありました。

もちろんそれまでは
必死にやっていました。
もちろん勝ちたくて。

でも、上位に入ったことなんて無いから
あくまでも達成した瞬間なんて想像なんですよね。
でも、あそこまで行けた。

今のチームに
想像させてあげる必要があったんです。
「あそこに行こうぜ!」
って。

それは必死の努力に見合う場所だ
って。

いや、もちろん4位じゃなくて
もっと上なんですけどね。