悩んだらどうする?

夢工房は
考えて実行するところなので
もちろん彼らも悩むことがあります。

誰しも悩むことがありますね。

理由はそれぞれです。

この場合の「悩む」は
「一人で悩む」
という状態を言ってます。

そんな時
何を考えているのでしょう。

具体的に何かというのは
これまたそれぞれなのですが
結局は
どうしたら良いか分からない
ってことで考えている状態ですよね。

そしてそれは多くの場合
自分以外の「人」が関わること
がほとんどではないでしょうか?
人が関わらないことでは
行き詰まるほど悩むことはあまりないのでは?

何のために悩むの?

それは「答え」が欲しいから。

こういう時
多くの場合は
長い時間を要します。

なぜかというと
自分の中に答えが無いから
です。

自分の過去の経験という器の中に
答えが無いのです。
で、問題に対してどうしたら良いか分からない。

問題に対して
「それにマッチした答えを出さなきゃ」
なんて考えれば考えるほど
ハマっていくのではないでしょうか。

だって答えが無いから。

はい。
考えても仕方ないんです。
答え無いから。

では、どうするか?

選択肢は2つしかありません。

  • 考える
  • やる

もう十分考えて答えが出ないので
前者は選べません。
では、後者ですね。
「やる」

じゃ、何やるの?

今までと「違う」ことです。
それをやったら何か見えますから
まずはやってみて
それから考えてみましょう。
で、また
やりましょう。

さて、ここで
なぜ「悩む状態」に
はまってしまったかを考えてみましょう。

これは夢工房で多いケースですが
参考になると思います。

自分が、あるやり方で、あることをやっていた。
(大抵は、自分で考えて、他に対して発するためのこと)
その時に

自分の置かれた状況や環境に対して(求められていることに対して)
やり方や考え方を最適化しようとしていたか?

自分が一方的に受け止めるだけでなく
他に対してアウトプットを十分していたか?

この辺が鍵になってくる場合が多いですね。

もうちょっと分かりやすく表現すると

黙って
言われたことを
今まで通りのやり方や考え方でやろうとすると
行き詰まることが多い

ということです。

特に、ビギナーの場合
価値観を更新していかないと
新しいことはできません。

もっと簡単に表現しましょう。

成長するってことは
変わるってことです。
今までと同じでは
成長したとは言いません。

なので
考え方や、やり方を変えない
自分の過去の経験という器の中に答えを探して
それで何とかしようとしている状態では
成長しないということです。

悩んで行き詰まるということは
成長を要する次のステージの問題
という壁にぶつかった
ということです。

ということは、その時こそ
今までと違うことをやらないといけない
のですね。

神様に
「お前、次の段階に進むときだぞ」
と言われたようなものです。

それ、チャンスなんじゃないの?

「普通」を捨てれば手に入るもの

人と同じことをやっていながら
違う成果が欲しいって無理だよね
というようなことを何度か記事にしていますが
大学生はもちろん
若者にとっては難しいことです。

たぶん、若者じゃなくても難しいことですが(笑)

夢工房に集まってくる学生達は
立派なエンジニアになりたい
と思っている者ばかりです。
希望するジャンルは様々ですけど。

まぁつまり
希望する分野で成功したい
ってことですね。

そうなるためには
色々と必要なものがあります。

知識や経験や勘どころ
それらを駆動する熱意やチームワーク

学生のうちに
可能な限り高いレベルでそれらを手に入れたい
そう思っています。

でも若い者だから
色々と障害があります。

車が好きなら車が欲しかったり
それがバイクだったり
そのためにバイトしたいなー
手に入れたら
もっとしょっちゅう乗っていたいなー
とか。

でも、そっちに軸足を置き始めたら
それはただの車好きやバイク好きです。

彼らが本当に欲しいものを手に入れるための
リソースを消費してしまいます。
時間とか熱意ですね。お金も。

なので優先順位が低いものを諦めます。
いわゆる
ストイックになる
ってことですね。

いわゆる「普通」の学生がやっていることや
持っているもの
そういうものを切り捨てていきます。

こんな風に
「諦める」
という側面から表現すると
何かネガティブな感じがしないでもありませんが
自分が重要だと思うものに対して
注力しているということですね。
こうして「普通」ではなくなっていきます。

それで
本当に欲しいものが手に入るならいいじゃん!
「普通」じゃなければ
「普通じゃないもの」が手に入るのは当然です。

私は日々、そんな学生達を見ているので
それが普通になってしまっていて
ちょっと基準がずれているかな?
と思うこともあります。

でも、たまに冷静になって彼らを見ていると
「凄いことやってるな」
と思います。

だって、普通の学生生活で
自分達の思いを遂げるために
部品を設計して、作って
車にして走らせる。
まして、それを海外に持って行って競う
そんな経験できませんよ。

そんな彼らは休み返上で
ずーっと、こんなことをやってます。

最近はコロナの感染拡大のせいで
色々と制限が多いのですが
それでも工夫して出来る限り頑張っています。
早く「天井」を外してあげたいものです。

本当にやりたいと思ってなければ
こんなの無理でしょう。
恐らく、私が圧力を掛けて
「休むな!」
と言ったところで
せいぜい続いて2~3ヶ月が限度じゃないかな。

そんなことをやっている彼らは
もちろん凄い勢いで成長します。
本人達は自覚がないことが多いですし
満足がいってないことがほとんどですが。

彼らが手に入れる知識や経験は
もちろん貴重なのですが
何より重要なのは自分の意思で
いわゆる「普通」じゃない道を
選べるようになっていることです。
私はそう思ってます。

工科系の学生といえども
多くは、自分の意思を入れた部品の設計すら
満足にしないまま卒業するでしょう。

普通じゃなきゃいけない
というような同調圧力は確かにあるでしょうし
「普通」を望む学生も多い。

もちろん、そんな者もいて良いのですが
それをたやすく捨てられる者も必要です。

今やレーシングカーを作って
毎回海外大会に出ている大学は
本学のみになってしまいましたが
日本の大会には90チームもの参加があります。
詳細な参加人数は分かりませんが
仮に1チーム15名とすると
全部で1,350人ですね。
実数はもっと多いのではないかな。
凄い凄い!
みんな頑張ってるな。

笑顔で明るく元気に

みんな子供の頃に言われたことがあるでしょう。
でも、忘れちゃいますよね。

子供の頃に言われたことなので
大人になれば関係ない?

そんなことはない。

これは年齢によらず
とても重要なことです。

そんなことは
言われなくても誰でも分かっているはず。

人は一人では生きていけない
なので、皆で支え合って生きていく必要がある

その相手が
笑顔で明るく元気
だったらハッピーでしょう。
簡単です。
何をやっても
その方がうまくいくに決まっています。

不機嫌で暗くて病的
だったら
何をやってもうまくいく気がしないし

無表情で存在感が無かったら
何もやる気になりません。

簡単でしょう?
理屈はね。

そんなことは分かっているのに
ついつい忘れてしまったり
明るさや元気を
相手から受け取るけど
自分から他には渡さないとか
そんなことになってたりします。

「笑顔で明るく元気にやってればうまくいく」

そんなことで
色んなことがうまくいくんだから
やってみましょうよ。

と、自分を含めて強く言いたい。

神武天皇の建国の詔(みことのり)にあった
「大きな屋根の下に住む一つの家族みたいに
みんなで仲良くやっていこう」(意訳)
確かにそんな風にやっていけたら
うまくいくよね。
最強のセオリーじゃないかな。

そんなコンセプトを2600年以上の昔に打ち立てた国に住む幸せを感じつつ
英霊に感謝を込めて

終戦のに日にあたって