正解とか不正解とか 4

「正解」を出すのが価値あること

今の日本の学校での価値観はそうでしょう。

これ、結構危ないと思うのです。

「正解」って、すでに分かっている古いものでしょう?
それに従っていたところで新しい価値は創造できません。

だって、新しい価値って正解は無いから。
さらに言うなら、未来は不確定で、これから作るものなので、正解は無い。

環境に合わせて最適化
なんてのはあるでしょうけど、学校で言う「正解」とは違いますよね。

「正解」を出さねばならない
と思っていたら、「正解」意外は「不正解」なわけで
不正解を出したくない
と思ったら、やらないことが一番確実です。

でも、そうすると
失敗という恐怖を避けたい
という恐怖による動機付けによって
武器を持てずに丸腰になる
という新たな恐怖が発生することになります。

結局のところ実社会では
何が正解かなんて分からなくて
むしろそれは作り出すことなのでしょう。

それは「発明」だ、なんて大げさなことは言いませんが。

なので
好きなことを頑張ってやってみて
それを価値が生じるまで継続する

そんな姿勢が大事なんじゃなかろうか
と思うのです。

「そうすれば絶対に価値が創造できるのだ!」

なんてことは言いませんが、少なくとも価値が生み出されるプロセスなんかを調べてみれば、往々にしてそういうことになっているってことが分かると思います。
「正解」というわけではありませんが、ある程度の前提条件みたいなものはあるわけで、まぁそういうことなのでしょうね。

CanSatを振り返って

模擬惑星探査機CanSat、振り返ってみれば、初めて種子島ロケットコンテストに出場したのは2014年。
それから10年も経つのですね。

アメリカの砂漠で開催されるARLISS(アーリス)が、より厳しい環境なのは言うまでもなくて、こっちは2011年から出場しているので、かれこれ13年。

単に高いところから機体を落として、ゴールまで自律制御で走行させる、とは言っても、やってみなければ分からないことは山ほどありました。

ハードルを越えたら、次のハードルが現れて、越えても越えても納得いくところにはなかなか到達できません。

でも、チャレンジってそういうものでしょう。
それを体験できるということ自体が貴重な経験です。

夢、戦略、技術とその継承、チームワーク、問題解決能力、チャレンジングスピリット
未来を切り開くために必要なことは全てここにありました。
Formula SAEも同様ですけどね。

まだまだ行きますよ!

2024種子島遠征 第10日 帰還

今日は大学へ帰還します。
いつものことですが、遠征期間はあっという間に終わりますね。

まずはガソリンスタンドで燃料を入れて空港へ向かいます。
燃料はスタッフ給油のお店で「満タン証明」を貰わねばなりません。
空港に着いたら、鍵と満タン証明を指定の場所に置いて、車は空港の駐車場に乗り捨て。

9時20分の便で種子島から鹿児島経由で羽田へ。
飛行機は行きと同じくATR72、ターボプロップ機です。

馬毛島が見えました。画像ではよく分かりませんが、色々できているようです。
この工事の関係者が大勢来ているために、種子島は不動産価格が上昇するなど、ちょっとしたバブル状態になっています。

鹿児島空港到着後は時間があったので、足湯と早めの昼食。

鹿児島からはデッカイ飛行機で羽田まで。

無事に大学まで戻って参りました。
お土産も喜んでもらえたようで何よりです。